ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

夏向きワイン

2007年07月24日 | ワインの話

Photo_404 今日は夏らしい日差しが戻った。夏向きワインを探して欲しいという、お客様の要望でピックアップしたのは、「ジュブレィ・シャンベルタン・アラン・コルシカ・セレクト」である。ラズベリーのような香りの奥に樽熟による複雑な風味を隠している。
熱さの和らいだ夕方のテラスで涼しい風でも迎えて、素敵な人と差し向かいでいただこうものなら最高である。が、現実には、そんなシチュエーションはなかなか難しい。せめてイメージをして楽しもう。
そもそもシャンベルタンとは、シャンベルタンという農夫が作ったワインをナポレオン皇帝が「めっちゃうまい」と言ったために有名になった。すると、そのあたり一帯の広い地域がシャンベルタン村になってしまい、みんながシャンベルタンという名前の付いたワインを作り出した。そして、珠玉混合の時代が続く。現在は、スーパー・ネゴシアンが現れ、数あるシャンベルタンの中から良いものを選び出す仕事をしている。
ようするに、ネゴシアン(酒商)の名前でワインを選ぶのが手堅いという話だ。クアトロの父が選んだのは、アラン・コルシアというネゴシアンのセレクトのもの。アラン・コルシア・セレクトと呼ばれ、彼の選んだものはシャンベルタンに限らず評価が高い。
さて、今晩にでも、ちょっと瞑想しながら味見してみますか。

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