愛しきものたち

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奈良市高樋町柳茶屋墓地 延命地蔵尊

2014年11月28日 | 石仏:奈良

この時期、紅葉の隠れ寺として知られる正暦寺道入口近くの旧柳茶屋の延命地蔵尊。

ちょうど地蔵堂の少し先でに辻があり、まっすぐ進むと道なりに正暦寺へ・・・・右手に取ると弘仁寺を経て名阪五ケ谷方面へと進むが、ちょうどここのバス停の名が「柳茶屋」・・・この古い呼び名は、もうこのバス停と古い墓地に残るのみ。

柳茶屋墓地への参道入口にピカピカ新築の地蔵堂が建って居ます。

実は二週間程前にも訪れた事が有ったのですが、ちょうどその時は新築なったばかりのお堂に、晒し布でぐるぐる巻きにされた石仏と思しきものが見えるだけでした。

近所のオバチャンに聞いてみると開眼供養が済まないと晒しは外さないと言う・・・・まあ当たり前の事だろうが・・・・

それならばと二週間程間を置き、満を持して訪ね撮影しました。

総高約180cm、蓮座に載り、頭上に蓮華紋を持つ円頭光を負い像高111cm

右手に錫杖を持たず、腰に垂らして与願印、左手は胸前で宝珠を抱く。

しっかり嵌め殺しの格子戸で何とかレンズだけを差し入れての撮影になりましたが・・・何かと非常に難儀な撮影でした。

余り見かけない像容ですが・・・これが延命地蔵尊の名で呼ばれる所以でしょうか・・・・・そんな事とは全く無関係な気もしますが??

蓮華座から円頭光まで一石で刻み出し江戸初期の造立・・・・・古くはないが中々良い地蔵さんです。

撮影2012.7.28



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