愛しきものたち

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大和郡山市 大和民俗公園の旧萩原家住宅、旧赤土家離座敷

2014年04月05日 | 茅葺き屋根(同)奈良県

大和民俗公園内、前日の「旧吉川家住宅」の隣地に並び建つ二棟の茅葺民家。

少し引いて眺めると真ん中の白壁土蔵が有り、三棟の茅葺き屋根が整然と建ち並んでいる。

二棟がL字型に建つ大きい茅葺き屋根の民家が、桜井市下(旧下村)に在った旧萩原家住宅をここに解体移築。

上級農家で組頭を務めた家柄、元、宿場で栄えた桜井から南方へ約2km、多武峰に向う街道に沿った下村の丘陵部に屋敷を構えて居た。

 

この主屋は間口六間、奥行四間、入母屋造の葺き下ろし、背面には庇を付け本瓦で葺いている。

建築年代は不確なようですが、その構造から江戸中期元禄頃の建築のようです。

隣接する小さな茅葺き母屋を乗せた民家が「旧赤土家離座敷」

元、香芝市狐井の赤土家に在り、昭和52年ここに移築された。

本瓦葺き下屋に小さな入母屋造り茅葺き母屋を乗せ、内部も八畳一室でと小さい。

赤土家は楠木氏を祖とする農家で、庄屋を務めたと伝えられ、小規模ながら均整のよくとれた建築美を今に伝えて居る。

撮影2013.6.23



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