石仏自身は敢えて取り上げる程のものでは有りませんが、石仏を取り巻く景観が素晴らしいのでUPしておきます。
上流、名張市街方面より下ってきた名張川は、ここ薦生(こもお)辺りで大きく左巻きに蛇行、集落を囲む左岸、桜堤の北端、薦生橋の畔に祀られて居ます。
散り染の桜が少し残った4月15日、界隈の花見も兼ねてこの地にも足を伸ばした。
高さ約1m足らずの花崗岩自然石の表面を整形、ちょっと物足りない舟形光背を彫り下げ、中に像高50cmばかりの地蔵立像を中肉で刻み出している。
その像容は近世仏に多い力量のない貧弱なものですが、この石仏も暴れ川の犠牲者を悼んで造立されたものでしょうか??
撮影2012.4.15