石友さんに磨崖が有ると聞いたので出かけて来た。
ここは甲賀市の西南端、甲賀と伊賀そして山城との国境「多羅尾」の山中・・・・・県道334号線「多羅尾小学校」南の辻より山中に入って行く。
獣道まがいの山道をスタスタ20分も歩き、心細くなった頃、それらしき場所が目に映る。
大きい岩座の前に拝殿らしき覆懸け屋が有りその奥に不動明王の祠が有ります。
しかし今回はその脇を回ったところの磨崖仏の紹介から・・・・
祠の前を左に回り込んだ岩肌には不動明王と二童子の種子が陰刻されていて何かを予見させて呉れます。
その先にもうひとつの祠がが有り・・・
奥の横長丸巨岩のふ表面に枡形を彫り沈め三体の石仏が刻まれて居る。
あまり判然とはしませんが・・・中央は不動明王、向かって右に阿弥陀如来、左には錫杖を掲げた地蔵像・・・
30cm足らずの拙い三尊ですが、こんな鄙びた山中に永らく守られて来たものだとしばし感慨一入。
良いものとは言えないけど・・・愛しいものです。
撮影2013.2.11