このあたりには大きな地震でも有ったのだろうか??、すっかり山の斜面と一体化して寝そべり、大きい亀裂が入り、断裂してしまった岩肌に刻まれています。
まるで空を見上げるようなその姿、往時この大岩は直立していて道行く人々を見下ろしていたのだろう・・・・。
此処は前回紹介の目洗い地蔵より廃道同然の古道を少し下ったところ・・・、多分こちらが本来の奥の院道かも??
大岩に刻まれた石仏は舟形を彫り沈めた中に立つ地蔵菩薩立像、頭部は大部分を欠損、大きな亀裂も走り良くは解りませんが錫杖宝珠の定形地蔵。
像高約40cm、頭上には深い彫り込みが有り、庇屋の付けられて居た事を窺がわせる。
自然と一体化が進みすっかり忘れ去られているようでした。
撮影2011.6.5
よけいに磨崖の良さを実感しますね~
此処も訪れる人いないんだろうなぁ・・・
たまに人が通ったとしても全く気づかないような状況ですもんね。