能勢の近く豊能町南端と境界を接する箕面市「下止々呂美(しもとどろみ)」の薬師堂境内に有る多尊石仏と地蔵さん。
「止々呂美」と書いて「とどろみ」と読ませる難解地名ですが・・・・轟(とどろき)が訛って「とどろみ」漢字は後々当てはめられた様ですが・・・、所謂轟く谷川淵に出来た集落のようです。
大阪池田方面から京都亀岡方面に抜ける国道423号線は箕面市西端をかすめて流れる余野川に沿うように緑濃い谷間を縫うように遡って行く。
谷間に少し拓けた下止々呂美集落、国道沿いの左手際、小高くなった山裾に薬師堂が建ち、その狭い境内、民家風情の戸口の前に質素な覆屋が在る。
覆屋内には多くの石造物が集められて賑やか。
中央には直ぐそば、豊能地域に多い多尊石仏・・・・高さ1mばかりの舟形花崗岩を三段に分け・・・・、
上部に中尊が大きめの三尊、その下に六尊、最下段にも同じく六尊。
小さいのは殆ど目鼻立ちも怪しい「こけし」状態・・・、それでもローカル色豊かな素朴が嬉しい。
傍らの地蔵尊?長い数珠を合掌した手に掛け、垂らしています。
撮影2011.11.3