名張市安部田から宇陀川沿いに国道165号線を室生方面に向かうと、県境ギリギリの奈良県側に岩崖を背に六体地蔵らしき石仏の刻まれて居るのがちらっと見える。
六宝地蔵尊と言う看板は有るものの・・・、結局どこをどう探しても何も解らない。
傍らに立て掛けられた手作りのローソク立てや雨傘は「サンマイ墓」の印・・・・・、もしやこの六体地蔵は古い墓への入口だったのでは無かったか?、新道が通りこんな形で取り残されたのだろう・・・・・。
一見、磨崖仏の様に見える六体地蔵は板石状の自然石に枠取りをし、一石に三体の地蔵を刻み付け、それを二つ横並びにして六体地蔵としている。
横幅約一尋(ひとひろ)程度、高さ約60~70cm・・・・
枠内に舟形を薄く彫り沈め、薄肉の地蔵を刻み出して居る。
向かって右側の一石三体・・・比較的像容は残るが、地衣類の繁殖が酷い。
こちらは向かって左側の三体、右側にも増して酷い状態。
交通量の多い幹線道路・・・ましてやこんな道端に石仏が在るとは・・・・・
撮影2012.1.7
現在の区分では名張市になってしまいますね。
もしかしたら国道から左は奈良県かな?
>もしかしたら国道から左は奈良県かな?
今の行政区分なんかは余り意味ないですよ。
村の真ん中に県境なんてところも、幾つもあるしね。
因にたいちゃんもよく知ってる名張川沿いの葛尾なんかも三重県と奈良県に分断されてるし・・・・・。
なんの都合でそうなったかは知らないけどね。
左手に墓地が見えました。
>今の行政区分なんかは余り意味ないですよ。
やはりそうですか。
村の外れに六地蔵、で墓地はその先ですもんね。
この辺り駐車スペースが無いんで困りもんです。
今度の台風一過で、季節は一気に秋に突入かもですね。
猫の手からもそろそろ開放かなと思っています。
解放されたら何処かへいって来ようかな・・・。