先日紹介の極楽寺依り国道369号を道成に南に約2km、田町地蔵堂に有る二体の石仏。
ここは先日吐山の茅葺き民家4で紹介した家の隣地、風光明媚な高台に建つ小さな地蔵堂・・・・・
この地は古い墓地跡なのだろうか?墓碑や石塔、宝筐印塔の傍らに簡素な覆い屋の地蔵堂が建ち、地蔵菩薩と庚申待ちの青面金剛像が祀られて居る。
向かって左側には安山岩製の地蔵菩薩立像。
前回紹介の極楽寺のものを一回り小さくした様な像容・・・・多分同じ作者の手に依るものだろう??
造立も四年後の永禄7年(1564)庚申衆12人と有り、やっぱり庚申待ちの主尊として造立された様です。
片や、向かって右には庚申の青面金剛・・・・、これも極楽寺之ものと瓜二つ。
この正面金剛像には江戸中期の明和三年(1766)の銘が有る。
この地域の庚申講が盛んであったことを窺わせる石仏さん・・・
撮影2012.5.12