伊賀市街より奈良市月ヶ瀬や柳生方面に抜ける旧街道筋の里山集落の一つ、白樫の墓地で見かけた一石六体地蔵です。
名阪国道白樫ICを下りて北東方面へ直ぐ、豊かな里山景観が残る集落外れには・・
最近整備されたのだろうが?白木の鳥居の建つ、古いしきたりを良く伝える墓地が有る。
一石六体地蔵は幅約2m足らず、高さ約70cmぐらいの切り出し自然石の表面に横長長方形を彫り沈め、中に六体地蔵を刻み出している。
一石六体地蔵にしては珍しい形状の石、もしかして元は磨崖だったのかも??
像高30cmばかり、まるでこけし人形でも並べた様に単純化された像容は江戸中期以降の像立でしょうか・・・
乾いた白っぽい苔が表面全体を蔽って殆ど何も解りませんが、こんな人知れず、祠や堂に入らない石仏に出遭えると嬉しくなってきます。
撮影2010.3.27
私も毛原の六地蔵はこれじゃないことは判っていましたが
この六地蔵を見るまで何処のものかは全く判りませんでした。
すっきりした思い出の六地蔵です。
まあ、校正不足だと言えばそれまでですが。
全く似てないのに清水さんも忙しかったのかなあ??
それとも完全な思い違いかも??
関係者には間違いを指摘できる人も居ないだろうしね。