もう今やすっかり廃道となってしまった旧道脇に人知れず佇む磨崖の石仏さんです。
ずっと以前からその存在は知っていて一度は探してみたが見つからず、あきらめて居ましたが石友さんの案内で何とかお遭いすることが出来ました。
前回紹介の白樫より島ヶ原に抜ける県道686号線、白樫集落を外れて最初の峠に差し掛かるところに目印の小さな祠と目立たない黒石地蔵の看板。
看板だけなので周りを探して見たが、以前は全く解らなかった。
石仏はこの先、道無き斜面の旧道をを進むこと約10分ばかし?たまにはお参りも有るらしく怪しげなロープが渡してあったりはしますが・・・
少し旧道の面影が残った山裾に高さ約1.5m程、三角錘状の岩があり、正面に拙い像容ながらしっかり地蔵菩薩が刻まれています。
像高50cmばかり、右手錫杖の定形地蔵が形の崩れた舟形光背の中、薄肉彫りで刻まれています。
銘なども無く、形式化単純化された像容は江戸中期以降のものでしょうか??
ほのぼの優しい顔で道行く人を見守り続けて来た地蔵さん、もう今では誰一人通らないかもですね?
撮影2011.3.27
山越えの古道には、まだまだ石仏さんが待っているんでしょうね。
あの看板だけじゃよくわからないもんね。
今日はリンクマップのところと太郎生に再度と岩鼻地蔵などなど目一杯廻って来ました。
あの太郎生薬師堂の石仏さんは修理されるかもです。
たまたまあった親父さんが色々話してくれました。
勿論日神墓にも行って来ました・・、あそこやっぱり良いですね。