何かにつけ訪れる事の多い大和高原、中でも少し奥まった山添村はいつ訪れても僕好みの景観で迎えてくれる。
幼い緑が薫風にそよぐGWの五月の初め・・・・・、谷間の小さな棚田にも水が貯められ田植えが始まる。
ここは山添村北西端、奈良市柳生や、京都笠置と境を接する山里。
木津川支流の布目川のダム湖近く、県道80号線で道成に東進、急な登りを駆け上がり、バックミラーに飛び込むのがこの景色。
棚田の向こう、斜面に茅葺き屋根の大和棟民家が目を惹く集落が建ち並ぶ。
道路際に車を寄せてしばし呆然と見とれてしまう景観・・・。
いくらぼ~っと見てようが、決して交通の邪魔になるような事は無い。
姦しく車の行き交う音もなく、まるで時間の概念が狂ってしまう程長閑な時間がゆっくり流れているのを感じる。
撮影2010.5.5