愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

新潟県妙高市関山 関山神社付近の石仏/他

2012年10月01日 | 石仏:その他

関山神社近くの集落内にも神社境内の「いけ込み式」石仏と同じ形態の石仏が3ヶ所に分れ祀られている。

これらは集落の道路脇や畑の中に覆い屋をかけられ祀られ、神社境内のものと違って誰でも真近まで近づくことが出来る。

一箇所は神社正面の道路を少し南に行った民家脇の覆い屋に二体のまるで地中から這い出ようとしてるかの様な石仏さん。

向かって左側には像高約1m 、まるで猿の惑星からでも来たような様相のずんぐりむっくりな石仏さん。

向かって右手は面相のしっかりした如来型石仏。

左手の石仏は右手が欠落・・、顔容も定かではないが素朴でローカル色豊かです。

右手の石仏は高い肉髻(にくけい)を持ち、右手は肩先で大きく施無畏印。

正面から見ればこんな感じでやっぱり朴訥な石仏です。

素人彫りにしては手馴れた感じもしないでは有りません。

こちら、少し離れた神社脇空き地の小さなお堂に祀られている仏足石。

高さ約2mの自然石中央に釈迦の足裏を刻んだ仏足、左脇には舎利塔、右脇には佛の指紋だという「仏手華判」を刻みつけている。

因に、この様に三種を同一面に刻み付けた仏足石は皆無で大変珍しく、奈良薬師寺の仏足石に次ぐ古いものだそうです。

撮影2012.9.13