愛しきものたち

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慶尚北道慶州市 皇龍寺址西、残欠塔身石仏

2011年11月08日 | 韓国 石仏:史跡他

皇龍寺の広大な寺址西側空き地に打ち捨てられたの様に置かれている塔身の四天王像です。

去年、此処の近くを通って気に成って仕方なかったので今年はどうしても寄ってみたかった。

これといって何も無いだだぴろい空き地にこの塔身と笠部の残欠それに片方を失った幢竿支柱が取り残されたように建っている。

それこそつわものどもが夢の跡だと言わんばかりに・・・。

<巨大な三尊像の基壇石>

皇龍寺は新羅王朝の国家プロジェクトとして建てられた巨大寺院でその規模は東洋一だといわれているが高麗蒙古の侵略に灰燼と化したようです。

初層部だと思われる塔身に刻まれた四天王像 ・・・ 皇龍寺西回廊外に在って付属施設の遺物でしょうが??

それ程大きな石塔ではなかったようで、像高も約50~60cm・・・

しかしどの像を見ても新羅石造美術の素晴らしさが充分伝わる塔身四天王像です。

これにて今回の韓国シリーズはひとまず終わり・・。

撮影2011.10.2

場所

スカイビュー