愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

桜井市針道の勧請縄。

2008年02月12日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神

 

桜井市街から談山神社に向かう県道がやがて、つづら折れの山道にさしかかり、八井内の集落に入る旧道に入っていくと、そこよりまた谷川沿いに山奥に入る道路がある。

その細い山道を車で少し走ると、谷をまたぐ新道の橋脚の向こうに,この勧請縄がかかっていた。

勧請縄は、小さな谷川を跨いで、集落の結界、勧請場と思しきあたりに30メートルほどの長さでかけられている。

縄の真ん中あたりに藁飾りをつけ両脇に樒(しきみ)の小枝を一杯につけた飾り物を1対吊下げた単純な形の縄です。

勧請縄を追ってる僕には見慣れた景色なのだが、ここは地図で検索してもほとんど人家があるようには思えないほどの山の中、車を奥へと進めてみたが数軒の家が点在してるだけのように見えた。

小さな沢沿いに立つこの集落はたったこれだけの家の人たちでこの長い勧請縄を沢から沢にかけているのだろうか??。 伝承を受け継ぐ若者は果たしているのだろうか??

撮影2008.1.26 

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