愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

長勝寺の勧請縄

2008年02月26日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神

ここは三つ目小僧の勧請縄。


JR東海道本線と新幹線にはさまれた能登川駅東側に広がる湖東の田園地帯の中にある集落。


集落の小高い丘の上には長勝寺という古刹があってこの集落の名前はそこから来ているのだろう。



この集落の勧請縄は、集落の結界と思しき集落を流れる小川と道路が交わる所の道路上にポールを建てて頭上高く渡されている。


伊庭の勧請縄が大きな一つの輪だったのに対してこの長勝寺の縄には杉の小枝で作ったリース状のものを三つ目小僧のように縄の中央に付けている。



三つ目の上にはそれぞれ篠竹にさした御幣が立てられその下方には数多くの小縄とそれぞれに杉の小枝と小さな弊も付けられている。



雪の降りしきる中で見上げるこの勧請縄はやっぱり三つ目小僧の勧請縄としてしっかり道切りの役目を果たすべくにらみを利かせているようにも見える。


撮影2008.2.10


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