まったくどこを堂走ったのかも解らないままカーナビの誘導でたどり着きました。
国道310号線、石見川という谷川沿いにその小さな境内があって、境内に上る石段の上にこの勧請縄がかけられていました。
この地は奈良県五條市と境を接していて、金剛山系の谷川沿いに小さな集落があります。
境内には小さなお堂があって、大日如来座像、釈迦如来、不動明王が安置されているということですが
、お堂の外からはまったく窺い知ることはできません。
ここでは、神縄懸と呼ばれているようですが、ほかの地域の勧請縄と同種のもので、長さ約5mほどの大縄に4箇所の小縄下げ、御幣や榊、樫などの小枝をつけ下げている。
こうした、慣習は全国各地に見られたらしいが現在ではこのような山間僻地しか見られなくなってしまっている。
これから先もどんどん減っていくのは間違いない。
撮影2008.1.13