愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

馬見岡綿向神社の勧請縄

2008年02月07日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神

滋賀県東近江地方に在って、近江商人を輩出した町として良く知られた日野町を代表する神社が馬見岡綿向神社で、 壮大な境内には滋賀県指定文化財の本殿をはじめ、日野商人が寄進した立派な拝殿や絵馬殿・石灯籠・石橋などがあり、絢爛豪華な曳山車で賑わう湖東地方最大の日野祭(県指定無形民俗文化財)は、この神社の春の例祭です。



日野町の最高峰である綿向山(標高1,110m)の頂上に鎮座の綿向大神(天穂日命)を、平安時代初期の延暦15年(西暦796年)に里宮として現在の地に遷し祀り、蒲生上郡の総社として信仰をあつめたようです。


日野町の中心地に近いこの神社の前をたまたま通りかけて見つけた勧請縄。



その見事な造形と背景になる大きな境内、深い緑に感嘆の声を漏らすほどだった。


神社のホームページに拠ると・・・・・


毎年正月 5日には境内の入口に勧定縄が吊り張られる。山の神の信仰に基を為すものである。真ん中の藤の蔓で作った二重の輪は、太陽と月を表し、垂れは12本1組を12組(12ヶ月分)吊り下げ、その長短は日照の長さを表している。


と簡単な説明がされている。



境内入り口の両脇にある石灯籠背後にそびえる大きな二本の杉の木の間に上空高く渡されているて壮観です。


また両側の灯篭台座脇には各6本筒の御幣がつきたてられていました。



これもどこの勧請場でもよく見られる形です。


撮影2008.1.19


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