Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

最早創造性がなければ

2023-11-30 | 雑感
寒い中を走った。日没が16時34分であったので、16時過ぎに出て行ったのでは急ぐしかない。急いで準備体操をしていると二匹の犬を連れたオヤジが来て、先に坂を上って行った。それを追いかけて抜かすと、寒いから息苦しいねと言われた。必死のパッチの走りである。追い越すにも一匹の犬が着いてきて、抜いてからも離れてくれない。するとこちらも犬に抜かれても歩いているおやじに抜かれる訳にはいかないので頑張る。そこまで頑張ったのは久しぶりで、急登を過ぎてから少しは息を抜くところだが、まさかここで歩いているおやじにに抜かれる訳にはいかない。兎も角犬の息や足音が離れることはなかった。

折り返し点が眼に入ってきたので流石にダッシュしたのだが、最後には犬たちは横道に入ったようで差が分からずだった。そして折り返し点18分30分は今のコースを頻繁に走るようになってからは最高記録ではないか。以前は15分を目標にしていて到達できなかったのだが、その可能性が改めて見えた。因みに最近は遅い時で25分近く掛かる。早い時でも20分台である。

こうなれば往復で30分を割ってもおかしくないのだが、フラフラになった。それで結局普段よりも遅いぐらいの32分28秒かかって仕舞った。下りはいつでも縮められるしかしこの下り走って16分は上りの頑張りを証明している。そして脈拍を読むと169が最高で平均147と低い。歩数も168が最高なので正しいのだろう。しかし圧倒的に上りが長い時間155を超えていてとてもいい負荷をかけている。

流石に翌日も腹筋に来ているような感じで、腰に来ているようりも余程いい運動をしていることなのだろうか。やはりあの息苦しさは久しぶりで、それだけ積極的に息をしなければいけなかったのだろう。その割に心拍数が上がっておらず、足元がそれ程ふらつかなかったことを思い出しても、心臓というよりも肺に負担を掛けたのかもしれない。健康に悪いことはなかったと思う。

しかし、夜明けも寒くて起きられないと思っていたら初雪で屋根の上が白くなっていた。雪は消えて路面も問題はなかったと思うが、予定通りこれで冬タイヤが無ければ行動に制限が生じる所だった。

NHKでリヨンでティテュス・エンゲルが指揮したラヴェル作曲「子供と魔法の妖精」が放映されていたと聞いた。それはネットで見つけて落としているので観てはいるのだが、もう一度確認しないと駄目だ。印象としては音の断面がツェリビダッケ指揮の様に見える演奏だった印象がある。

序にコロナ直前に拘わらず成し遂げたシュトッツガルトでの「ボリス」の録画を改めて観た。流石に「死の街」でミュンヘンで最高の指揮をしたペトレンコと年間指揮者賞を別け合っただけの指揮をしている。そこではただの指揮ではなくてプロジェクトの演出と挿入される作曲家ネヴスキーとのまたその台本を書いたノーベル文学作品の間に入ってのコンセプトの実現という仕事をしている。嘗ては指揮者は大作曲家のバッハやベートヴェンやメンデルスゾーンなどがしていたのだが、分業化されてその質は最終的にはカラヤンの様なメディアプロデューサーの様な存在となって仕舞ったのが20世紀だった。最早そのような芸術的創造性の無い指揮者には用がないのである。



参照:
強烈な破壊力の音源 2023-11-28 | マスメディア批評
必ずしも希望ではなくとも 2023-11-29 | ワイン

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 必ずしも希望ではなくとも | トップ | 索引2023年11月 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿