Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

新年会の食事あれこれ

2012-01-20 | 
今年の独日協会新年会の目玉は、ラムシュタインから運ばれた寿司おりであった。嘗てはマンハイムですし屋を繁盛させていた築地で修行した韓国人の寿司である。ラムシュタインは合衆国を除く世界最大の米軍のエアーベースであるから、二十五万人の大都市マンハイムよりも市場が大きいのだろう。ねたも以前より良い感じがして、寿司米も光っていた。あれならばフランクフルトの日本料理屋よりも程度は高い。

どれほど福島の汚染食料品が混じっていたかは知らないが、少なくともサーモンやツナは直輸入もののノルウェーや地中海産だから安全である。毎日食べるわけでないから日本食もそれほど危険ではない。

その他机に並んだ中では、抹茶のケーキが二種類あってどちらも素晴らしかったが、片方は小豆が入っていて感動した。白豆の煮た金時豆が正月のものだと聞いて分らなかったが、どうも関西と関東では違うからだろう。半殺しのそれはあまり見たことがないと考えていると、なるほど駅弁でも関東の駅弁は半殺しが入っていて、関西のはそのままの豆が入っている。広島は半殺しだと聞いてまた興味深かった。正月料理といえば黒豆しか思い浮かばない。

更に興味深かったのが朝鮮半島の炊き込みご飯で、十代のクライミング遠征のときに雪岳山の麓で食したものとはまた違っていた。味のベースは椎茸とそのエキスらしいので同じなのだが、そこにえびと鮭のみならず、恐らくキムチにもいれる小魚がトッピングになっていた。

来週の初めはいよいよ春節である。つまり日曜日が大晦日である。



参照:
塩気の欠けた米国の話 2008-01-22 | 生活
言葉さえ浮かばぬお料理 2009-01-19 | 料理
皿まで食えないほどの毒 2009-09-26 | 生活
肉体ケーキのデザート 2006-02-21 | 料理

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