Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

スピード違反の書状を待つ

2020-01-06 | 雑感
年明けにもスピード違反の書状は届かなかった。11月18日ミュンヘン帰りはもう来ないだろう。法的にはまだ時効にはならないのかもしれないが、写真を撮られたのはトラックだったかもしれない。そもそもこちらは減点されるなら反論をしようと思っていたのだ。

二度目の12月15日に関してはまだ分からない。それでも仮のネズミ取り機なので数時間後には撤収されてデーター分析されていた筈だ。一月ほど待ってみよう。兎に角、こちらも写された直後に速度100㎞表示を確認して、メーターも110㎞も出ていなかったので訳が分からない。誤差分7%引いて107㎞出していても99㎞と計算されて、もし80㎞制限でも超過19㎞にしかならない。つまり減点無しの30ユーロである。

どうも最近は自身の運転が野放図になったのではなくて、写真取りが厳しくなる傾向がある。嘗てはそれほど厳しくやっていたのは決まった街の周辺だったが今はどこでも同じような手法を取って来るような感じがする。

折からベルリンでアウトバーンの速度制限の話題がSPD筋からクリスマス中にも出されるぐらいなので、特にSPDの強い州は要注意である。しかしフランクフルターアルゲマイネ紙にはその議論の根拠の一つとなっている事故の被害に関して様々な研究結果を紹介している。実際には科学的な結論は出ていないらしいのだが、スピード制限を設けている区間の方が事故が多いとか、他国に比べてドイツは決して死亡率も高くないとかが載っている。一方、三割方死亡率が増えているとかの研究結果もあるのも事実だろう。個人的な印象としては矢張り込み方だと思う。空いていれば事故も起こらない。起きても死亡事故は逃れられる。その点、通常の国道が一番危ないとの結果は素直に感じられる。

新聞記事のグラフを見ると先ず気が付くのは流石にアウトバーンを自転車で走っていて死亡した人は少なくとも2018年度にはいなかった。歩行者が撥ねられるのは19人でそれなりにいる。事故で待っていた人などだろう。街の中でも180人もの車の運転手が死んでいるのは大都市の交差点などだろうか。歩行者の343人もやはりドイツのような市街地でも撥ねられる人が居るのだなと思う。やはり市街地は注意したい。

ドヴォルザークの新世界交響曲をお勉強し始めた。今まであまり詳しく見たことが無かったので色々と面白かった。そして参考資料に極東旅行に準備されていたフィラデルフィアでの中継録音を聴いた。日本でのヴィデオでは後半は裏メムバーに変わっていて、若手がソロとして乗っていた。細やかに音符を拾っていく姿勢は変わらずに、そこからリズム的な動機の受け渡しに配慮されていた。二楽章のイングリッシュホルンソロはそこからすると少し違っていたかなと感じた。しかし曲自体は上手に作られているだけでなく売れる要素が創作されているのもよく分かった。なるべくしてなった名曲である。

しかし、目的のムーティ指揮では動機が明確化されることは到底無いのではないか。スタイリッシュに歌われてしまうと予測する。シカゴの交響楽団もそのような音楽活動をしていると技術水準を辛うじて維持するだけで、LAフィルのように芸術的に劣化してしまうのである。たとえどんなに粋に美しくムーティが欧州サウンドを演出してもである。やはり現在のフィラデルフィア管弦楽団はとても程度が高い。

チャイコフスキーなどのロシア音楽に比較すれば馴染みがあった作曲家なのだが、今まではあまり見えなかった面が見えてくる。来週ベルリンで演奏されるアスラエル交響曲そして「新世界」上手く行けば、第七の雪辱戦で、可成り今までと異なる展望が開けるのではなかろうか。



参照:
ヴィール背中肉ステーキ 2019-12-16 | 料理
とても腰が低い歌姫 2019-11-19 | 女

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 体力回復を期待する日々 | トップ | カードを開放して貰う »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿