Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

最後にシネマ交響楽

2024-03-01 | 雑感
暖房を切ったのはいいが、朝が寒い。まだ氷点下になると言う。陽射しを昼間に思いっきり入れて、窓を開けて掃除もして、空気もよくなった。寒いと疲れる。でも陽射しが射す込むと目が覚める。身体にはいいだろう。

同様に植物にもこれは重要で寒さがないと澱粉を含有しないことから実りが悪くなる。暖冬の影響でオリーブの実りが悪くなって、ドイツでの小売価格も44%上昇したようだ。昨年の植物オイルの高騰はウクライナの菜種が大きかったとされていて、それに伴っておローブオイルも品切れが多かった。その頃に比較すると供給が安定する反面価格は上がっている。

一番量を使うイタリア料理の炒める為の物は以前はリットル9ユーロしなかったのだが、今は11ユーロを超えている。それが最も安い商品で、それを使うしかない。上等のものは元々少量しか使わないので影響は少ない。

2025年の復活祭のプログラムが発表になった。とんでもないプログラムで、ペトレンコの意図も分からない。こんなプログラムなら早くザルツブルクに戻るべきだった。なんとシェーンベルクどころか「蝶々さん」である。一体こんなものを上演して何の価値があるのだろう。興味が全く起こらない。なるほどプッチーニの最高傑作「三部作」での成功や「トスカ」指揮での上演の価値はあったのだが、流石に蝶々さんで何を期待しよう。ミュンヘンの様な劇場でならば陣容とか楽団で期待は出来ただろうが。ミラノでの「薔薇の騎士」の出来栄えも疑われるどころだが、それとそんなに変わらないのではないか。

そしてもう一曲は第九を二回振る、そしてバーデンバーデンとのお別れだ。これだけ意識の低い音楽祭も珍しい。早く無くなれと叫びたい。

そもそもこの13年で、プッチーニはラトル指揮「トスカ」に続いて二回目で、どんなにマシな上演をしても大きな意味は感じられない。心はザルツブルクに飛んでいるだろう。第九もルツェルンで一回聴いていて、その時よりも歌手陣は落ちるが、演奏はよくなるだろう。それでもこれもラトル指揮で行われていて、今回は就任の時のルル組曲の代わりの曲もなくその前に何も演奏しないのだろう。明らかに手抜き感がありありで、ラトル指揮の最終年を彷彿させる。

なによりもバーデンバーデンの聴衆が大きく育たなかったのは大きいかもしれない。今回の「エレクトラ」がどのような公演になるのかは分からないのだが、このような意識を窺い知ると最早あまり期待できなくなってきている。逸早くザルツブルクに飛びたいと思う。

今年は5月18日に指揮者タルモのデビューでSWR交響楽団がヘルマン作曲ヒッチコック「眩暈」組曲を演奏する。それが最後になるかもしれない。その前にクロンベルク、シュヴェツィンゲン音楽祭、復活祭前後にハイデルベルク、前ではゲルハーハーのブラームスの歌曲とカメラータコンセルトヘボの室内楽。これは来週からブラームス四番と共にお勉強を始める準備をしておかないといけない。日曜日に出かける時に何を持って行くのか?「エレクトラ」とシベリウスのヴァイオリン協奏曲は一昨年辺りのお勉強の続きとなる。



参照:
芸術内容の迫真性 2024-02-28 | 文化一般
お家芸の指揮棒飛ばし 2023-03-26 | 音
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事件の真相は現場にも無し

2024-02-24 | 雑感
木曜日は色々展開があった。先週ベルリンの警察に回答した件の返答があった。車線変更に伴う事故責任への違反警告金請求は撤回された。これによって現場聴取での事故原因者は当方であるという不当な既述は無効になった。

この背景にはそのベルリン滞在中に車中のラディオで聴いた報道内容、つまり今後は車両の傷みなどの事故に関しては警察への通報を必要としないという制度改正への専門家会議の判断も影響しているだろう。つまり、警官も話していたようなその場で判断できない問題には関与しないということになる。

なるほど先方はレンタカーであったので、通報義務があって、こちらもそこから立ち去ると事故逃亡となるので予定の遅れがあっても是が非でもその場に30分以上いなければいけなかった。

これによって残るは民事上の損害の過失責任となるのだが、今回の異議の内容が公式の記録となって、レンタカー会社が当方に賠償を求めるとしても、法的根拠がなくなり、何らかの物的証拠がないことには難しいであろう。

先ず今回の無効によって少なくともなんらの接触無しに当方の保険に賠償を請求する根拠を失った。寧ろ先方の貸主に契約の1000ユーロ以内自己負担金の賠償は請求可能な筈だ。それに先方が不満があり、当方が事故責任を否定しているので、なんらかの物的証明がないとすれば裁判沙汰となるが、それだけの勝算があるのか?

レンタカーであのような事故も起こしたことがなく、小さな傷で問題になったこともないので、現実にはどのようになるのかはネットを調べてもよく分からない。一日借りて80ユーロ程度のところで1000ユーロ払うとなると大変だろうが、あのスピードでのUターンはやはり横着な運転としか思えない。

写真のヴィブヤー通りの中央分離帯からUターンしてきた車が、左の横断歩道の向こう側の通りから右折してきたところに当ったのである。車の停まっているところまでに三車間しかないことからしても横断歩道の上あたりで衝突している。

ヒッチコック「ブラックメイル」のトーキー版を観た。1929年に無声版を制作してそれに音声を合成することで英国初のトーキー映画作品となったということである。その一部も観た。出来はやはり無声の方がよいと感じた。トーキーの方はテークを繋げていて間延び感とぎこちない感じがあった。今回新曲が作曲されてつけられるのは当然のことながら無声版である。

ロンドンのトラファルガーらしき所から犯行現場のチェルシーやトラファルガーらしきとか当時の英国博物館が映っていて興味深い。現在でも日曜日の早朝ならば誰もいないような景色が映っている。

内容的には新曲をつけるとすればどのようなコンセプトで挑むのか。内容としてはその他のヒッチコック作品と比較しても決して悪くはないと思うので、方法だけの問題ではないか。音楽語法的にはやはり台詞のあの字幕が入ることろが鍵になるのだろうか。
Alfred Hitchcock | Blackmail (1929) Anny Ondra, John Longden, Sara Allgood | Movie, Subtitles

BLACKMAIL (Rare Silent Version) Alfred Hitchcock 1929 Murder Scene, Anny Ondra




参照:
異議申し立てを提出 2024-02-16 | アウトドーア・環境
時代がまだついて来ない 2023-11-27 | 文化一般
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内部からSDカードに移動

2024-02-21 | 雑感
タブレットを掃除出来たのが嬉しい。昨秋以降再三溢していたかもしれない。内部ストレージの余裕がなくなって来ていて、動作が不安定になって来ていたからだ。良さげなアプリケーションなどを使って消去していても使用率98%までに達したこともあった。不要なアプリケーションや不要なデータも消去した。一度は大きく85%ほどに落ちて、直ぐに92%へと上がる傾向があった。

アプリケーションなどのシステムの一部をSDカードへと移す研究はしていたのだが使用中のそれを動かすと今迄のデータが使えなくなりそうで、思慮していた。しかし新たにストレージ場所を移動する方法があることが分かったので、それをやってみた。

アンドロイドの「設定」から、「ストレージ」に進み、読み込まれているSDカードへと「場所」を移動指定するだけであった。

先日、掃除しているときにSDカードに入れてあった多くを消去して仕舞っていたので、16%ぐらいしか使用していなかったが、移動させても2%程しか増えていない。カメラと同じように大き目のSDカードを使っているために余裕十分で、必要ならばまだまだ拡大可能だ。

それによって、また内部ストレージの使用量が82%に下がっていて、未だ低下する可能性がある。SDカードの管理をしていると毎日のように消去可能なキャッシェの量が多くて、それだけ内部に積み重ねられていたというのが分かる。それが中々消去できなかった。

これで何が助かるかというと、先ずは動作が安定してきたことと速くなって来た事、そして買い替えなくてもよくなって来た事だ。PCほどではなくてもそれでも大きな画面のものを購入しようと思えばやはり200ユーロは掛かる。冬タイヤ二本と変わらない。そして壊れたらすぐにでも買わないとネットバンキングも出来なくなる。

車中のニュースでポストのバンキングが2025年までに激変することを伝えていた。親会社のドイツェバンクの支店閉鎖以降は頼ることが多かったが、最寄りのポストバンクがどうなるかは分からない。今でも夜中には使えないなどの制限が厳しくて、現金は旅行の前以外では床屋に行くなど年に数回しか紙幣を使わなくなってきている。諸外国に比較すると現金が使えるとされる独逸においても、愈々現金はあまり使えなくなる。それ以前に手に届きにくくなってきた。難民にもカードで支給するというから、これからはそれ以外の現金を使う人というのは益々減る。カードも口座を三種類に別けているので当面はどうにかなると思うが、やはり様々な状況を考えておかないとといけない。

やはり車中のラディオがファンク制作監督の無声映画の「聖なる山」の欠けた音楽の部分を新たに書き加えたという話しを伝える。レニ・リーフェンシュタールとルイス・トレンカ―主役の映画である。三月に無声映画に付けた新曲演奏会があるので、全体の歴史的状況をもう少し調べておきたいと思っている。その為のシャツも漸く預けて来た。映画上映会であるからジーンズで行くつもりなのだが、やはりシャツでも一つコーデイネートの可能性が多いほど気が楽である。あとはその後にでも暖かくなれば散髪をどうしようかとも思っている。



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拡大してみる様子 2024-02-02 | 雑感
第二次ベルリン紀行準備 2024-01-22 | 生活
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有効に生かす好機会

2024-02-14 | 雑感
チャットパートナーの彼女が復学した気配だ。最終確認はもう一週間ほど様子を見ないと分からないが、彼女にとっての二回目のセメスターへの準備中と思われる。これですっかり足を洗うことが出来たとなれば、もし彼女の父親ならば号泣するところであろう。

シングル最後にお別れ会があったので、今回は取り分けお別れの儀もなく、パートナーに継ぐ形で、カメラの前から無言で姿を消した。最後の回には、顧客さんらしい人と話しをしていて、とても明晰な対応をしていた。十代であれだけしっかりした応対が出来る様ならばもうなにも心配はいらない。一年前にはふらふらしていてとても危なかしかった少女とは大違いで、とても立派な女学生である。暫くは喫煙習慣も直らないかもしれないが、これも金もあってストレスフリーになると変わるだろう。

週末ぐらいまで待って、先ずは労をねぎらうと同時に賛辞してあげたい。最後のその様子は、セックスチャットの中で見かけたただ一人アングロサクソンのとても優秀そうな小顔で女学生と双璧な凛とした姿だった。ミシガンかの大学のような印象があるのだが、カメラの前ではなにか気持ちの良い大きな窓の部屋のベットの上で論文らしきを書いていて、偶になにか動きがあると交渉をしていた。恐らくプライヴェートで高額で見せていたのだろう。だから流しの視聴者にとっては一寸神々しい高級感があった。合衆国であるからヴィデオチャットだけでも100万円ぐらいは簡単に出す人もいるのだろう。少なくとも見た目からすればその彼女はモニカ・レヴィンスキー程度の安物ではなかった。

チャトパートナーにも簡単に短時間に10万円ぐらいは飛ばしていた人は何人かいた。想像するに結構な年齢の男性で、ファン層の平均年齢は50歳前後ではないかと思っている。だから先日31歳とか答えた人に若いわねと話しかけていた。

一番面白かったのは、彼女の胸の横の赤いアトピー性皮膚炎をして、心臓は気をつけないといけないと独り言を呟いていた爺さんがいた。それ以前のシングルの時はニューヨークの一人暮らしの80歳過ぎの爺さんが朝まで観ていて、この程度ではとか愚痴っていた。

ちょろちょろと新顔などを観ていてもやはり碌な人はいない。一年間観ていて真面そうな女性は殆どいなかった、一方では入れ墨のネットがなければ絶対売春しかしていないと思われる女性も大半で、それはそれで最古の職業は今後も変わらないと思わせた。なるほど経済的に決して良くない地域では新入学生は多いが、いい加減な生活しているだろうだろうなというのが殆どで、だらだらとした生活をしていても元々身を崩しているという感じもする。

ベルリンの警察から郵便が届いた。パンコウからミッテへの幹線道路で衝突した事件の警告金である。警察の聴取では一方的にこちらが原因を作ったとされたのだが、それを漸く弁解する機会が与えられた。こちらの車の傷みは大事に至らずに其の儘穴を開けて走れているが、先方のレンタカーの修理代が問題となる。夕方でこちらが何も見えていないことから不利になっているのだが、ここは事実検証となる。出来る限り記憶を其の儘にしてあって、一気に言語化したいと思っている。そして、警告金の根拠が車線変更となっているので、これは百パーセント否定可能なので、とても良い出発点となる。事情聴取の警官が証人として名をあげているので、こちらの真意はよく分かっている。ネットで1000文字以内で、記憶と推測から図示までが可能かどうかだ。



参照:
続かない乱暴なやり方 2023-08-22 | 雑感
布団生地に惚れてしまう 2023-08-14 | 女
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カーニヴァル前に棚卸

2024-02-12 | 雑感
カーニヴァルシーズンだ。その前に洗濯を出しておこうと思った。母親の入院とか留守のオヤジが話していた其の儘に灰の水曜日迄が休みだった。木曜日以降にシャツを預けることになるので、一週間後に取りに行くとしても、三月に使うのに出すだけになる。

序に以前走っていた山の上の沢沿いを走った。結構辛かったが心拍数も176まで上がった。平素とは異なり平らなところを走ると歩速も177まで上がって、運動の質が変わる。本当は週に一回ぐらい入れると良いのだろうが、中々都合がつけれない。

2016年に往復で21分台を出していたことがあるようで、今回の29分は遅いのだが、26分台までならパンツを脱げば出そうだった。やはり早く走る時は心拍数が180を越えていたのは当然だと思う。

小澤征爾逝去関連でSNSには予想以上に多くの人が多くの録音等を所持しているのを見て、一体自分はどれぐらい所持しているかチェックしてみた。再生できないケルンでの「プッチネッラ」のVHSヴィデオ映像が最も気になるもので、その後にバーデンバーデンでのヴィーナーフィルハーモニカー指揮の発売を待っていたからだった。そこから復活祭がカラヤン財団の下でなされていたならば、小澤に新たな道が拓かれていた。それを期待するに十分な公演の中継録画だった

一月からの新聞を片付けた勢いで、先ずは小澤の録音から記憶にあるLPを取り出してみた。思ったほどなかった。しかし、この中で比較的針を下ろしているのは、ミシェル・ベロフが弾いてパリ管を振って合わせたストラヴィンスキーのピアノ選曲集、その次にヴァイオリン協奏曲かもしれない。

この中からそこで先ず針を落としたのは、ドヴォルザークの新世界交響曲である。コロナ前にムーティ指揮で聴いて初めて感動したのだが、このサンフランシスコでのデットなスタディオでの録音も悪くない。制作の狙いがはっきりと音化されている。数年前までは曲自体がそこまで実感として分かっていなかったので、今こうして改めて成果を評している。当時のフィルップス名曲録音シリーズの中では成功したものではなかろうか。

アイヴス交響曲四番とかバルトークとかも小澤にとっては十八番な曲であり、「グレリーダー」のライヴも悪いわけがない。しかしこれらではそれ以上に良い演奏もありえる。ブーレーズ指揮との比較が先ずあって、その点、ストラヴィンスキーの一部の曲などはやはり価値がある様にも思う。

一旦CD棚を覘いた後に針を下ろしてもよいと思うのは、やはりストラヴィンスキーのカプリッチョやトッカータではないかと思う。

そういう意味ではラヴェルも鳴らしてみたのだが、素晴らしい音響が捉えられてはいるのだが、当時の推薦盤全集としても今となってはやはり物足りなさもある。

集めようと思って購入したのはベルクとストラヴィンスキーとシェーンベルク、アイヴスぐらいで、その他のものは偶々中古屋さんで見つけて購入したり安売りに手を出しただけである。だからそこに何らかの価値を見出すことがあればとても得したような気持にもなる。



参照:
現代的過ぎた小澤征爾 2024-02-11 | マスメディア批評
ただの天才音楽家の死 2024-02-10 | 文化一般
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拡大してみる様子

2024-02-02 | 雑感
昨秋からタブレットのスペースが一杯になっていた。出来る限りの清掃などを心掛けていてもここ暫くは98%迄が使用済みになっていた。不必要そうなアプリケーションの消去したりして、出来ればSDカードの方へと領域を移したいのだが時間がなかった。騙し騙し使ってきたのだが、どうしても作動が遅くなったり、不安定になるので時間の問題だと思っている。しかし今日になって突然使用済み容量が85%へと10%以上落ちて27GBとなっている。

原因は分からないのだが、再起動と関連している可能性がある。再起動は立ち上げプログラムが一部破損しているのであまりしないようになっているのだが、落ちたりしたときは再起動させていた。しかし今回の様に急激に使える容量が増えることはなかった。具体的にはまだ解明できていないのだが、動きは改善されている。

パンコウ宿泊での想い出は、そこで泊まった離れの一軒家のペレットストーヴだ。最初からブッキングコムのサイトでも話題となっていたので、興味はあっても夜中はどうするのか火が消えたらどうなるのかとか不明な点はあった。実際には二回焚くと一度は灰を出さないといけないので、オーナー自らがやるというのだ。そこで、二時間づつ何時に火を点けるかの打ち合わせが必要となって、時間を設定する。

こちらも夜に出かけて朝遅く始動するので、22時から24時、8時から10時までとかにして、灰掃除は出かけて行ったときにやっておいて貰った。人によっては面倒かもしれないが、火を焚くだけの温かさもあり価値もあった。そして最後に温水ヒーターもついていることに気が付いた。要するに補助的なアトラクションであるので、経済性を訊ねてみた。

ペレットは年に一度数百ユーロでパレット分購入しておけば用を成すということで、それは安上がりだという。灰の掃除の面倒だけだろうか。

そこから、帰宅時の燃料のことがあったので、安いところを話していると、ここ数年ベルリンで車に燃料を入れたことがないと答えた。ポーランドまで行くというので、ベルリンは遠い筈だと思うと、嫁さんの息子がゲルリッツに住んでいるので、そこに行くたびに満タンにして余分にタンクで130リットル持ち帰えれば勘定が合うというのである。その他にも衣服とか日常品を購入してくるという事だった。しかし食料品などはあまり信用していないというので、こちらはフランスへとチーズや海産物などを購入しに行くと話した。

なんでもないことであるが、当然ながら西ドイツと東ドイツでは生活感も当然のことながら違うということで、隣国ポーランドはチェコやハンガリーなどと並んで旧ヴァル者ヴァパックでは経済的に優等生であったのだが、まだまだ貨幣が統一されるような状況ではない。

東ドイツでさえ特別な援助体制をそろそろ打ち切りにという話しが出てもまだまだ止めることにはならずに、引き続き税金が徴収されてそこに投入されている。将来への投資である事には変わらず、EUの東進拡大はその同じ範疇にある。



参照:
商品テストの相対的価値 2013-05-16 | 雑感
パンコウの金魚鉢 2024-01-31 | アウトドーア・環境
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憑かれた様にケーテンへ

2024-01-29 | 雑感
ベルリンのパンコウのアパートメントを10時30分に出た。ワイン街道の自宅に戻ってきたのが17時30分過ぎで、8時間掛からなかった。日曜日で渋滞がなかったのが大きいだろう。

前夜にフィルハーモニーからの帰りに20リットル入れて、帰宅途上で一番安そうなポツダムのアウトバーンを下りたところで満タンにしたので効率がよく、まだ大分残っている。満タンにすればドイツの一番遠いところまで走れるぐらいにはなっている。電気自動車が500kmというのは現状ではどうしようもない。

復路は最も早い経路を取ったが、往路は途上で一泊して寄り道して、それでも満タンの燃料で十分だった。旅にはハプニングが付き物なのだが、復路はトイレに一回以外は、二三回車を停めて目を瞑った。それでも合わせても経緯時間は30分ぐらいだったか。兎も角天気が良かったので、運転していてもぽかぽかと気持ちがよくなって、睡魔に襲われた。また南西に向かって走るので太陽が眼に入って眩しかった。昨9月も日曜日にミュンヘンに向かったので、快適に飛ばせたのを思い出す。

前回とは異なって厳寒なので、食料を運ぶのも難しくなく、前日に宿泊して観光としたのがとても価値があった。そのお陰で結構不幸が続いたのだが、一寸憑かれたような感じもあった。

途上で泊まったニエンブルクの宿の隣がお城で、なんとそこはケーテン候レオポルドが参加した結婚式に来ていた大バッハと出逢った所というのである。まさかそのようなところで一夜を明かすとは思ってもいなかった。全く知らなかったのだが、なんとなくの感じがあって、ネットで見つけて吃驚した。

抑々そこに来たのはブロッケン現象などで有名なハルツ地方を近くで感じたかったからだが、谷に入るのにナヴィが動かなくなって余分に走った。結局ザルツギッターから戻ってくる感じになって大回りとなった。魔法使いの意匠が道標にも使われていた。気候現象と同じく、山は霧に包まれていて東西に尾根が伸びている様だ。ゲーテが「ファウスト」で「ヴァルプルギスの火祭り」としても描いていてとても有名である。


そうなると全く予定に入っていなかったケーテン訪問を外せなかった。そこからの街道が一部閉鎖になっていて、迂回路を走っていて間違って、脇道を突き当りまで走って仕舞った。道脇のあざを使って転回しようと思うと泥濘に落ちた。結局予定していたケーテンの街でのブランチとコーヒーを断念することになった。

結局自動車クラブをを呼んだり近所の人が警察を呼んだりで、若い警官三人の男女で押してくれたが、数十分間レッカー車が来るのを待つことになった。普通は起きないことであるが、それでもケーテンを通るので一時間程街を見学することになった。すると今度はベルリンのパンコウの宿には到底14時には着かないことになった。



参照:
小夜曲と火祭りの喧噪 2022-11-24 | 文化一般
火曜の夜の乱痴気 2007-02-21 | 暦
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取りかえせるか人生双六

2024-01-20 | 雑感
タイヤの交換が済んだ。雪の為に配送が遅れて、約束を30分ほど遅らせたことになるが、無事済んだ。但し価格は聞いていたものではなくて、200ユーロと80ユーロ程高価になった。先ずは新モデルそのものの製品で格安ものではなかった。その分手数料は古タイヤ消却も含めて安かったのだが、仕事もただの交換程度で残念だった。早く手配して早く交換可能して待ち時間もそこで見ながらで超高速だったことが幸いか。念の為に自身で全ての空気圧を燃料を入れる序に調べておきたい。

価格はベルリン行中に寒い中を調べる無駄な時間が掛からない事だけだが、勿論車がなくなれば二日もレンタル出来ない価格でしかない。なんとか一日でも長く乗り繋ぐだけである。そうなれば安いものである。

結局以前計測したスタンドに空気圧を測りに行った。正確に前輪2Bar、後輪2.2Barにしておいたので燃費はよくなると思う。タイヤの片減りはもう最終シーズンなのでどちらでもいい。二月少し使うだけだ。

木曜日はしっかりとした積雪となったので、また気温も低かったのでいつものところは走らなかった。その代わり年に一二度のワイン地所の本格的積雪を歩いた。走るために上着を抜くのも億劫だったからで、その代わり50分ほど歩きまわった。なによりも気が付くのは歩く速度が速くなったこと、そして坂の上りでも負荷をあまり感じなくなったことで、やはり坂上りの習慣が大きいらしい。尤も距離は若干伸びたが登高距離はいつもより短かった。

土曜日のマーラーの三番は全くお勉強できていない。どこかで時間を取らないといけない。前回聴いたのはもしかするとサロネン指揮ロスフィルかもしれない。何故四半世紀も聴く機会がなかったのか?規模も大きく、少年合唱が必要なので演奏回数も少ないのかもしれない。この間で話題になった演奏は、ルツェルンでのアバド指揮とか、ペトレンコ指揮のお披露目演奏会とかになるだろうか。それ以外では十八番にしているサロネン指揮とかメータ指揮になるのかもしれないが、よく分からない。そして結構忘れていて、どのような構造の曲だったかを思い出している。バーデンバーデンへ行く前にはスーパーに立ち寄るので、来週の旅行も考えて、買い物メモも付けとかないといけない。間に合うか?

金曜日は陽射しが強かったので日暮れまで走っておいた。以前のパン屋に通っていた時に走っていた一番長いルートを選んだ。石砂利を林道に引いてから走り難くなっていたので、根雪があってその上に乗っているときに走ってみたかった。ジープの轍の上を走ったが結構走り易かった。なによりも急坂に慣れていて、足にはあまり来ない。息遣いは適当に抑えれば走れる。最高記録31分ぐらいのところを43分ならばまずまずだと思う。

郵便桶にルートヴィヒスハーフェン市から郵便が入っていた。直ぐに例の記念撮影の件だと分かった。開けずに指で分厚さを測る。異議申し立てや犯人特定の聴取でないことは分かった。分厚さが違う、精々振込用紙だと分かった。

帰宅後に開けてみると写真付きで、誤差3キロ引きの9キロ超過で時速59キロでの警告金であった。要するに点数にはならない。中程度の駐車違反並。80ユーロぐらいは覚悟していたので、50ユーロ程プラスでタイヤの料金の一部を取り返せた感じである。これで燃費さえよくなれば。



参照:
長い旅の終わりに 2023-09-24 | 雑感
氷点下の峠を攻める 2016-12-03 | アウトドーア・環境
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日帰り旅行の空気圧

2024-01-12 | 雑感
近所で一番大きくて良さそうなタイヤ屋に出かけた。片道12分、走行距離13kmであるから、天気がよかったので走る前に立ち寄った。思ったほどの倉庫ではなかったようだが、車検所にもなっているので、最小限必要な安全アドヴァイスは受けられるものと感じた。

残念乍ら替えのタイヤはなかったのだが、早くても水曜日にしか入らないという。それならば月曜日には使えないと分かった。

現時点では水曜日から木曜日への空気の喪失は認識されない。だから月曜日の様子を見て、発注すればその次の月曜日は交換できるので、大丈夫だとなった。

こちらにとっては既に宿代を払って戻ってこない218ユーロを活かす為にもベルリン迄行かなければいけない。新しいタイヤ料金は全て込みで120ユーロ程のようでそれで片付くなら全く問題はない。

破裂したら怖いからというとその様なことはないという。やはり昨今のタイヤは嘗てのチューブが入っているものとは違うからだろう。

兎も角、毎日観察するしかない。月曜日までにあまりにも抜けるならもう少し近所のタイヤ屋に行ってタイヤ圧を計らせて応急処置をして貰うのも一つかもしれない。

最初に発見した月曜日の前に底をぶつけた感じのワイン地所の溝を確認したが、そんなにタイヤが嵌まり込むような場所はなかった。底をぶつける以上の物はなかった。

切手がなくなってきたので、ベートーヴェンの切手などと共に、マックス・レーガー生誕150周年の切手を発注した。出ることは知っていたが、忘れていたものだ。

オルガンを弾いていてなんとなく雰囲気が出ているので良い。150セントだからシートで15ユーロとなるが、使い勝手がよければもう一シート保存用に購入してもいいかなと思う。

シェーンベルクの室内交響曲を昨年演奏された実況録音放送で聴いた。フランクフルトでアンサムブルモデルンを作曲家のベンジャミンが指揮したものである。驚くことにこのモダーンの名称のアンサムブルが1980年の最初の演奏会をした時のプログラムに入っていたらしい。

この交響曲を現在モダーンという考え方は殆どないと思うのだが、それをいつもの無機的な音響で無意味に演奏しているだけでなくて、指揮者がブーレーズ顔負けに飛ばしていて、荒っぽく処理しているのにはさらに驚く。

作曲家としてもそれほど注目した事の無い指揮者であるが、その晩の他の曲はまだ聴いていないのでまだ分からないのだが、全く理解に苦しむ。そこにいたらブーイングもので、だから行かないのだが、こうして放送を通じて内容が確認される。



参照:
三種類の新たな図柄 2022-07-25 | 生活
残るは最後の一枚 2023-11-26 | 文化一般
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新モデルの車を試乗

2024-01-11 | 雑感
新しいモデルを試乗してきた。ドイツのタクシーになる新Eクラスであるが、エンジンはハイブリッドで、上から二つ目である。そして四輪駆動で、前モデルでは後輪駆動のハイブリッドしか試せなかったので、初めての試乗である。

容積は大き過ぎも小さ過ぎもなく五人乗りで長旅も可能であるが、通常のトランクルームよりもバッテリーが乗っている分小さい。そして念願の空気羽根の車で、その昔はプルマンという最高級の6000㏄の車にしか使われていなかった。

この二つの特徴で、カーヴでの挙動や走り感もとても安定していて、更に全自動運転へと繋がる車線維持と前車を追従するシステムも夜間の高速走行を考えるとデジタルヘッドライト調整と合わせて、俄然早く走れると確信した。眠くなっても直ぐに修正してくれる。なによりも夜間の先の見えないカーヴもスピードを落とさず入っていけるからだ。

トヨタが成功して追いかけた形のメルセデスのハイブリッドも前モデルに比較すると遥かに優れていると感じた。充電と放電の切り替えは乗り心地では分からない。しかし、エンジン回転が上がる感じで、今回の試乗での一番の問題点だった。それでも静粛なガラス窓が入っていて、余計にエンジンの回転が気になるのかもしれない。この辺りは新聞等の試乗記などを読んでみたいところである。

更に空気羽根と組み合わされて最小回転のAクラス並みの小ささは直ぐに気がついた。駐車スペースでの取り扱いだけでなく、山の中の狭い道でもUターンできる可能性が広がる。兎に角、車格の割に路地にも入りやすく車幅感もとても掴みやすく取り扱いが容易である。

いつものようにダルムシュタットまでアウトバーンを飛ばしたが、直ぐに230km迄加速できたので、やはり早い。ブレーキの効きも調整可能なもので、それも前車追跡システムとの相性が重要になる。横から出てきた時の急ブレーキ時でも四輪駆動の恐らく空気羽根の安定感があって、車がつんのめって座席から物が飛ぶこともなく、左右にもあまり傾かない。やはり、四輪駆動と空気羽根の相性がいいのだろう。今乗っている車より明らかに優れているのでやっと購買意欲が湧いてきた。

今の廃車寸前の車の右前のタイヤが月曜日から空気が抜けていて、今日走る前にも酷くなっていた。マイスターに見せると空気が抜けるという事は替えなければいけないだろうということで、調べても釘などは刺さっておらず場所が特定されなかった。

替えのタイヤが無いことから、先ずは空気を入れて、抜けてきたところで、再び注入して新しいものを探すしかないだろうとなった。月曜日には間に合いそうにないとなれば、応急的に空気を入れ乍らルクセムブルク往復しかないかもしれない。

更に空気が抜けそうならば近所のタイヤ屋で早速取り替えさすしかない。フォイール自体に問題が無ければ、それだけで済む。嘗てフォイールを曲げて仕舞って大事故を起こしたことがあるので、その轍は踏めないが、今回は思い当たるのは雨水溝の浅いところで頭を擦ったぐらいなので、タイヤやフォイールを傷めた覚えはない。



参照:
自分自身に合わなければ 2021-10-22 | 雑感
警察を恐れていた理由 2019-10-26 | 生活
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資料整理の枝払い

2023-12-12 | 雑感
書類を整理した。まだ片付いていない。一時間以上は掛かった。先ずは音楽祭や催し物のチラシ類で、嘗てネット情報が限られていたころの遺物である。有名音楽祭でもネットで情報は得られなかった。ホームページすらなかった。

バイロイト音楽祭の拝見出来ない残念のお便りを郵送されたプログラムと一緒にファイルしてある。いざとなれば断り回数で配券をお願いできたからである。今は昔の感が強い。バイロイトの場合はお断りばかりで、配券からその後のコンタクトへとは中々進めなかったが、ザルツブルクは金さえ準備すれば大抵入券出来るのでなんだかんだとコンタクトがあり、それも今のように電子メールは普通ではなく、急ぐときには電話かファックスを使っていたような頃である。それも外国であるからそれなりの電話料金も発生した。だからもう判読不能の熱感光のフックス用紙が綴じられていた。流石に最早無価値である。どんどんとゴミ箱へと向かう。意外に資料とし役立つのはプログラムの載っていない全体のプログラムとかが全体像を見るうえで参考になる。

小さな演奏会などではプログラムを買っていないものもあって、記憶から落ちていた演奏会の資料もあった。特にルツェルンの音楽祭でシュターツカペレドレスデンがシノポリ指揮でアバド指揮ベルリナーフィルハーモニカーの前日に演奏している。そして翌日の「ダフニスとクロエ」などが新会場お披露目ガラになっている。それを読んで今回も勘違いしそうになったのだが、古いホールで新ホール建設への寄付のコンサートだったのかもしれない。倍の価格を徴収していた。そして冊子の最後に嘗ての会場の座席表が出ていて、これは永久保存版だと改めて思う。その様な勘違いもあって古い会場の記憶が覚束ないようになって仕舞ったのだ。

どちらにしても、当時聴いたベルティーニ指揮スイス祝祭管弦楽団やサロネン指揮ロスフィルに比較してアバド指揮ベルリナーフィルハーモニカーが全然上手ではなかたっということだ。常連のシャイー指揮コンセルトヘボ管弦楽団は取り分け素晴らしかった。因みに支配人として日本で指揮をしているバーメルトの名前が挙がっている。

ワインの方の資料は2018年から2023年産のカタログや価格表、そして何よりも醸造所のイムプレッションやプレスの反響のコピーが参考になる。取り分けまだ蔵に眠っている瓶や飲み頃を待っている瓶に関するものとしては第一級の資料で、如何に当初の予想や評価が正しいのか、そして収穫状況がどうであったのかがなによりもの学習素材となる。よって、保存していないワインの醸造所の資料は殆ど価値がない。

天気予想通りの好天となった。摂氏12度を越えたのでパンツを脱いで走った。大した運動ではなかったのだが、汗ばむだけで十分だった。試しのラインニング用ではない集めの靴下を履いてみたが、気持ちよく走れた。今後寒い時にはこれを使いたい。

陽射しがあるのでワイン地所から写真を撮った。とても気持ちがよい。地所での枝払いなどの作業が進むだろう。山城の上にはクリスマスツリーが付けられていてた。地元の協会の有志の改築工事で長年掛けて修復作業が進んでいるのだが、城壁から本体にも移ってきているかと思ったが、例年のツリーだった。いつもお知らせが配られているのだが、知らないうちに屋根をつけているのかと思った。



参照:
変わるヴェクトルの大小 2023-12-11 | 音
放射冷却の待降節初日 2023-12-04 | 暦
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最早創造性がなければ

2023-11-30 | 雑感
寒い中を走った。日没が16時34分であったので、16時過ぎに出て行ったのでは急ぐしかない。急いで準備体操をしていると二匹の犬を連れたオヤジが来て、先に坂を上って行った。それを追いかけて抜かすと、寒いから息苦しいねと言われた。必死のパッチの走りである。追い越すにも一匹の犬が着いてきて、抜いてからも離れてくれない。するとこちらも犬に抜かれても歩いているおやじに抜かれる訳にはいかないので頑張る。そこまで頑張ったのは久しぶりで、急登を過ぎてから少しは息を抜くところだが、まさかここで歩いているおやじにに抜かれる訳にはいかない。兎も角犬の息や足音が離れることはなかった。

折り返し点が眼に入ってきたので流石にダッシュしたのだが、最後には犬たちは横道に入ったようで差が分からずだった。そして折り返し点18分30分は今のコースを頻繁に走るようになってからは最高記録ではないか。以前は15分を目標にしていて到達できなかったのだが、その可能性が改めて見えた。因みに最近は遅い時で25分近く掛かる。早い時でも20分台である。

こうなれば往復で30分を割ってもおかしくないのだが、フラフラになった。それで結局普段よりも遅いぐらいの32分28秒かかって仕舞った。下りはいつでも縮められるしかしこの下り走って16分は上りの頑張りを証明している。そして脈拍を読むと169が最高で平均147と低い。歩数も168が最高なので正しいのだろう。しかし圧倒的に上りが長い時間155を超えていてとてもいい負荷をかけている。

流石に翌日も腹筋に来ているような感じで、腰に来ているようりも余程いい運動をしていることなのだろうか。やはりあの息苦しさは久しぶりで、それだけ積極的に息をしなければいけなかったのだろう。その割に心拍数が上がっておらず、足元がそれ程ふらつかなかったことを思い出しても、心臓というよりも肺に負担を掛けたのかもしれない。健康に悪いことはなかったと思う。

しかし、夜明けも寒くて起きられないと思っていたら初雪で屋根の上が白くなっていた。雪は消えて路面も問題はなかったと思うが、予定通りこれで冬タイヤが無ければ行動に制限が生じる所だった。

NHKでリヨンでティテュス・エンゲルが指揮したラヴェル作曲「子供と魔法の妖精」が放映されていたと聞いた。それはネットで見つけて落としているので観てはいるのだが、もう一度確認しないと駄目だ。印象としては音の断面がツェリビダッケ指揮の様に見える演奏だった印象がある。

序にコロナ直前に拘わらず成し遂げたシュトッツガルトでの「ボリス」の録画を改めて観た。流石に「死の街」でミュンヘンで最高の指揮をしたペトレンコと年間指揮者賞を別け合っただけの指揮をしている。そこではただの指揮ではなくてプロジェクトの演出と挿入される作曲家ネヴスキーとのまたその台本を書いたノーベル文学作品の間に入ってのコンセプトの実現という仕事をしている。嘗ては指揮者は大作曲家のバッハやベートヴェンやメンデルスゾーンなどがしていたのだが、分業化されてその質は最終的にはカラヤンの様なメディアプロデューサーの様な存在となって仕舞ったのが20世紀だった。最早そのような芸術的創造性の無い指揮者には用がないのである。



参照:
強烈な破壊力の音源 2023-11-28 | マスメディア批評
必ずしも希望ではなくとも 2023-11-29 | ワイン
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コロナ前から丸四年間近

2023-11-23 | 雑感
久しぶりに快晴になって、この冬一番の寒さとなった。前夜にベットを冬仕様にしていたので気持ちよく寝れた。序に直ぐに洗濯可能となったのが喜ばしい。年内の掃除も籠り部屋から居間へと、あとはなんとかなうだろうか。陽射しがあると熱い程の陽射しが通って来る。これだけで窓掃除の甲斐があり、これが無ければ遠に寝室に籠っていた。

居間に上手に薄く広く暖房を入れれるようになったので、寝室の暖房を避けられている。恐らくこの方が消費量が少なくなる筈だ。ここに住んでから最上階の為に暖房が上手く行ったためしがなかった。しかしこうして暖房を薄く入れられるような安定度が保たれれば理論的に最も効果を高められる可能性がある。

コロナ前にドイツで逸早く熱を出した。カールスルーへのグリーエンの展示会に出かけた時に体調を壊した。その前に聴いたのがムーティ指揮シカゴ交響楽団で、そして四年経って一月には最後の欧州ツアーとなる。月初めのフェイニンガー展示会の後少し体調を壊したが高熱が出るようなこともなかった。展示会は狭いところで人に近づくので感冒の感染をしやすい。

翌月のコロナ前最後の催し物はベルリナーフィルハーモニカーのフランクフルト公演だった。その時はヒンデミート作曲「ヴェーバーの主題によるメタモルフォーゼン」とアロイスツィムマーマン「アルゴアーナ」とラフマニノフの交響的舞曲だった。感慨深い、月初めの壮行演奏会での最初の曲とレーガー「モーツァルトの主題による変奏曲」との共通点や相違などにも否応なく思いが巡る。この二つのプログラミングだけ見ても見事だと思わせる。

シカゴ交響楽団の方は前回はドヴォルザークの新世界交響曲の前に、ヒンデミートの「画家マティス」、「オランダ人」序曲のプログラムだった。そして今回はグラスの「オクタゴンの勝利」に続いてイタリアン交響曲、そしてリヒャルト・シュトラウス「イタリアから」で最後の花火としては全く不満はない。そしてもう一つはプロコフィエフの五番の前にプライスの交響曲である。最後のは余分という感じはするのだが、一部では人気があるのかもしれない。

個人的にはその後のペトレンコ指揮のベルリンでのシェーンベルクプログラムが重要なので、どうしてもそちらへと関心が移ってしまう。その間にチェコフィルのマーラー交響曲三番が入ってきたので少し忙しくなった。

その他にも春にかけて幾つか催し物の日程があって、何をどのように取捨選択するかが問題になって来た。やはり出かける交通費が一番大きく、その前後での移動時間などが一番問題になる。

冬タイヤへの交換もここにきて急を迫られるようになってきた。本日も外気温摂氏三度を下回るようになって、事故を起こすと責任を問われるようになる。そして移動の多かった九月中の交通違反なども全くなかったようでそれだけでも不要な損失を抑制できた。



参照:
遂に感染者が出た我が街 2020-03-08 | 歴史・時事
小作り顔の「苦痛の母」 2020-03-06 | 文化一般
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虹の架かるレーマーベルク

2023-11-10 | 雑感
火曜日の演奏会の評も出ている。フランクフルターアルゲマイネ紙の方は本紙には遅れているのか載らないのか知れれないが、ネットではレーガ―を絶賛していて、見出しの「対位法のアクロバット」はまさしくその演奏でもあった。有料記事なので詳しくは分からないが、気になるのはダイシンへの評価ぐらいか。

個人的には金曜日はバーデンバーデンで初めてローマの管弦楽団を聴くので、そのあとでアーカイヴ化された極東旅行のプログラムAを無料券で聴こうかと思う。初日の批評などでほぼ分かってはいるのだが、ほぼミュンヘンでの指揮を成功させているという印象である。

朝晩寒くなってきたので薄く暖房が効くようになってきた。それでもまだ篭り部屋に行こうとは思わないので、それほど寒くはない。来週明けに床屋も予約していた。しかし目安である外気温摂氏三度の予報が一向に出ておらず冬タイヤ装着の予約は出来ていない。今年はおかしい。発注したエンジンオイルも配達されそうなので年内は問題なし。購入しなければいけないのは不凍洗浄液ぐらいだ。問題は新車試乗の予約か。

フランクフルトではレーマーベルクの駐車場に久しぶりに車を入れた。入口が路地裏みたいなところに入っていくので最初は外してリエントリーした。嘗ても苦労した覚えがあるのだが二十年以上前の話しだ。結構広いのだが、やはりよく知っている人でないと停め難いのかもしれない。

今回改めて最初の一時間2ユーロも安く感じて、地所からすればミュンヘンよりは安めにしてもと一寸驚いた。アルテオパーも同額で、ミュンヘンで20ユーロも払っているのとは大分違う。

美術館から出て直ぐに路地からの写真を撮った。なぜならばそれはフェイニンガーが描いていたその構造にとても似ていたからである。皆がそれに気づくと思う。そして背後にはドームが聳える。まさしくその風景だ。しかし違うのはそこに虹が架かっていたことである。その虹はベルリナーフィルハーモニカーの写真家にも写されていた。

フランスのス-パ―に行く序にそこのパンを買うぐらいならもっといいものを探したい。一軒は午前中しかやっていないので本格的か。なかなか機会がないが、もう一件も評判は悪くないので試してみたい。

チーズを多めに買う為にどうしても本格的なバケットが欲しい。しかし小さな村ではドイツと同じで手作りパン屋は難しい状況だとは思う。どうしても工場生産の配送とかが増えているに違いない。

今回は海の幸を購入してくるが、ちょっと変わったものがあるだろうか。ダルマイヤーでも何処でも結局いつものものしか買わないのだが少しは違うものも試してみる。ワインの場合はコーラとは違うのでいつもいつもがお試しである。買い付けの方もいつも選択しているようでそれは大したものだと思っている。年度違いはあっても良さげな買い付けをしているのは分かる。ワインとはそうしたものである。



参照:
透明なモーゼルワインを 2023-11-09 | 文化一般
お手本としてのメディア 2008-01-20 | 雑感
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曖昧模糊とした風景

2023-10-25 | 雑感
勘違いしていた。朝のベットで金曜日はバーデンバーデンだから準備をと考えていた。週末にやっと夏時間が終わるので一時間朝が楽になることと11月の始まりの催し物を混同していたのだろう。

月曜日の夕刻に雨の束の間で走ったが、ここ暫くはそういう日々が続く。来週後半になって漸く秋の長雨も終わりそうだ。この間にワイン地所も全てが黄色くなって、そして一度風が吹けば全てが落葉に。栗もなにもかもが終わる。

幸い急な冷えはないようだが、10度前後を裸で走るとやはり疲れた。翌朝頭が重かったのもそのせいで、夜中に鏡を見た時も眼の周りが腫れ気味だった。眼の疲れ感と眼の下の隈が連動しているのはこれでも再確認できたが、やはり二時間に一回ぐらいの眼の体操を習慣付けてみようかとも思うが、時間が取れるかどうか。眼鏡の調子はいいのだが疲れる時は酷く疲れる。

そして気温が下がると空腹度が増す。今夏は先立って腹具合が悪く夏太りをしなかったので、ここで量を増やすと肥満に繋がるかもしれない。中々頭の痛いところで、運動量も落とせずにダイエットを遂行しないといけない。

洗濯ものもヒーターが入っていない所での自然乾燥も難しくなって、タイミングを計る。幸い窓ガラスだけは屋根裏部屋も完全に済ましてあったので、室内の光度は最大限に保たれている。降雨で更に洗われた天窓の雫が球になって乱反射するので少しは窓の雪の様な効果が表れている。僅かなつかの間の陽射しでも室温に貢献する。

先日目にしたヒーターを入れる目安という記事でその外気温の差は家屋の建設時期やその対策基準によって異なっていて、数度の差があった。つまり窓ガラスの清掃だけでも陽射しの具合によって外気温が摂氏6度のところが4度とかに変わるのは間違いない。

これでお勉強は週末にもできることになったので少し楽になった。ラフマニノフのお勉強はなかなか大変だ。一つはそのピアノ曲にそれ程馴染みもなくて、コロナ前に交響的舞曲演奏公演で初めて納得したのだが、その他の曲はお得意のディエスイーレスの動機が繰り返して耳につくだけで、それ以外は暑苦しかったりのメランコリーが永遠に続くものとしか感じない。やはり、ピアノ曲でのポリフォニー的な扱いや和声に馴染みがないからだろう。

勿論交響的舞曲だけでなくて、パガニーニの主題による変奏曲などは子供の時から放送で流れると名曲だと直ぐに感じたのだが、ピアノ協奏曲になるとまた違う難しさがある。オペラも酷い演奏乍観てはいるのだが、チャイコフスキーよりは分かりやすかったのかもしれないがそれ以上ではなかった。トルストイの影響とからしい。今回は交響曲一番と二番と初めてなので、全貌が否応なくわかる。

アメリカでもピアニストであるよりも、先ずは作曲家として紹介されて、自演指揮者と活躍していて、これも理解を妨げている。個人的にはピアノの名人として子供の時に意識に入って来ていて、そしてパガニーニ主題へと比較的素直な認知をしていて、特に長い交響曲となると中々追いつかなかった。



参照:
あまりにも壊れ易い世界 2020-02-23 | 音
クリスマスイヴの夢 2020-12-26 | 音
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