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Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

幻のコモ湖畔の昼食

2024-10-15 | 雑感
雨の合間に走った。四日間殆ど歩いていないのでとても厳しかった。車で移動していると旅行中に歩いたのは駐車場とスカラ座との往復、ワイン地所での写真撮影に50メートル四方内、それ以外ではコモ湖で数十メートル、それが全てだ。合わせても数百メートルも行かない。

更にシークレットシューズで膝に来て、中敷きのお陰で靴が狭くなっているので、土踏まずが押さえられていた。ハイヒールしか履かない女性が膝を傷めるのもよく分かった。更に中敷きを入れてから初めて長い時間を履いて、やはり一寸厳しくなった。型が崩れてきたら変わるのだろう。

苦しんで戻って来て体重をはかると3㎏ほど増えていた。真面な食事を摂れなかったのに理由が分からない。運動を止めたら直ぐに代謝が落ちて太ることが明白だ。太るのは何も食べ過ぎだけではないようだ。

スカラ座に向かう前にコモ湖畔で昼食をと思った。魚介レストランをネットで見つけたが、予約なしではどうかなと思いながらそちらに向かった。然し前日に下見した国境とは異なる所に導かれて、結構街中をうろうろ走った。最終的には湖畔道路に戻って来て、公園などを観たのだった。素晴らしいどころだが、これといったところは見つからなかった。既に14時に近くなっていたので、そこで昼食は諦めて、ピクニックにして、今後の為に土地勘がつくように走り回った。

やはり湖畔道路は何処もかも道が狭く、宿泊しても不便そうでもあった。今後ミラノに通うとすれば国境を跨がずに湖畔でと思っても車での条件はそれほど良くない。それはザルツブルグの湖畔地方とは大きく異なる。

ミラノ市内はナヴィの助けでと書いたのだが、渋滞よりも複雑な道程が慣れないとスピードが出し難く時間が掛かった。週末だったの交通量は往復ともそれ程ではなかった。

23時32分の出庫で市街地を抜けるのも思ったよりも時間が掛かり、最終的に工事とかでコモに降りてしまったので余分に一時間ほど走った。既に夜中の1時を過ぎていた。それでも通行量は山中の狭い道路でも多く、背中を浮かしてハンドルを握り必死で走らなければいけなかった。

帰宅して2時過ぎからジャガイモサラダを食して、缶ビールと赤ワインを飲んで、就寝が3時半前となると、朝の9時前にしか撤収活動がならなかった。睡眠は足りなかったが、ある程度の前夜の興奮もあり、10時20分ぐらいまで宿泊場所の駐車場でネットに入って、ナヴィ等の準備をした。

なぜならば往路にワイン地所を確認できなかったことと、ゴッタルダ峠前で2010年に登ったテッシンで最も長いクライミングルートの場所が確認できなかったからである。復路にそれらを確かめるのが目標となった。

先ずは比較的安かった燃料を求めてメンドリーシオというところで降りて、ドイツまでの20リットルを給油する。まだ髭も剃っていなかった、そんな時間もなかったのだ。



参照:
マッジョーレ湖の風が快い汗 2010-09-27 | アウトドーア・環境
持ち交わす共感のありか 2024-10-14 | アウトドーア・環境
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背筋が伸びる気持ち

2024-09-22 | 雑感
最後の酒気帯び運転だった。これで廃車迄試飲会の予定はない。少なくともミラノ行き迄には、残り三回の遠出だけだ。路上記念撮影もなく、まずまずだった。往路は土曜昼の買い物客の渋滞に合いそうな最短距離経路の工事迂回路を避けて、遠回りでアウトバーンを走り続けた。距離は10km以上伸びたかもしれないが、燃費よくノンストップで走れた。復路はラインの渡しのフェリーに乗せて走った。若干酒気は感じたがこれまた問題はなかった。来年はどうしようかと考える。宿泊を入れる程でなくても仮眠がトランクルームに足を入れて可能ではないかなどを考えると思う。数時間仮眠するとなると天候とか気温が重要になるか。自動運転で過信をするとより危険運転になりかねないと思う。

車の調子はいい。然し、落差を乗り越える時などの当たりがとても強くなっている。恐らく前輪の羽根が左右とも折れてしまっているのだろう。あまり無理な衝撃は与えたくない。直進安定性には問題はないのだが、弾かれた時の挙動があまり良くない。加速も悪くはないのだが、ブレーキを掛けるのが怖いので、出来る限り踏まないでいいような運転を心がけている。

結局白いシャツで出かけた。陽射しがあって、暑苦しいのは避けたかった。Tシャツの上に羽織る感じで着たので、やはりそれしかなかった。白いシャツは色物よりも安売りがなくて高価なので大切にしていて、ここぞという時にしか着ない。シャワーで首元も綺麗に洗ってまでして羽織った。幸い汚れることもなかったので、週明けの天候によっては違うシャツを使って、ミラノ行きにおいてもよいかもしれない。それ迄に三回はお出かけなので、旅行時の服装などを考え乍らということになる。

久しぶりにシークレットシューズにした靴を履いた。暫く履いていないと固く感じた。特に中敷きを前にずらして履くとパンパンになるので履き直した。ちゃんと履けば踝も当たらなくしたので快適である。運転もしやすい。背筋も伸びて気持ちがよい。

ハイデルベルクも天気が悪そうなのでその靴を履いていくことになる。気温も摂氏20度にまで上がらないようなので、追々厚めの服装で出かけることになる。白いシャツを温存できるだろう。ミラノはやはりこちらからすると数度は気温が高そうで、特に陽射しがある時は10月でも暑いだろう。前回滞在した時も秋だった。同じころかもしれない。

洗濯屋に出したそのシャツを羽織って裾をジーンズの中に入れると太ももに当るものを感じた。ポケットには何も入っていなかったので、ひょっとするとと思って見るとやはり洗濯屋の紙切れがホッチキスで留めてあった。色物の時は気が付いたことがないので区別の出来ない白色の時はしっかりつけているのかもしれない。気にせずに出かけていたらホッチキスの金具で生地が痛むところであった。そういうことをあまり気にしない人間なので時々見ず知らずのおばさんが教えてくれることがある。そういうところで女性の視線が何処に飛んでいるかを思い知る。だから必要がなくても洗濯屋からの白いシャツを態々下ししたのであった。

そう言えば先日来新顔の学生アルバイトの売り子と顔が合うようになっていたら、急にピアスをつけたりして綺麗にしていた。もう少し飾ったら悪くないのになと思っていたので、こちらの意思が通じたようでとても喜ばしい。なんでもない一寸した事なのだが、やはり印象が全然異なる。



参照:
ミラノ2016年初日シリーズ 2024-09-20 | 文化一般
おねだりの結果は如何に 2024-07-30 | 雑感
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味のあるフラッシュ

2024-09-04 | 雑感
朝の肉屋の帰り道、自転車の少女とすれ違った。この辺りでは見ない顔で初めてだった。最初は肌色などが濃い目なのでラテン系の子かなと思った。スペインでもないしと思って、これを書いていると似た娘がいたと思い出した。スイスでロシア人ゆえにボイコットになったことから有名になって今最も売りに出されてチェリスティンである。余り売り込み方がよくないのでちょっかいを掛けるのだが、恐らくすれ違った子はあの黒海周辺の血筋だと予想する。西側でもなく、ウクライナでもなく、南でもないという感じである。ユダヤ系セム系としたら余計に話が合うか?勿論ミドルティーンの感じだから、もう一つその特徴も分かりにくいのだが、その若干はにかむ表情やペダルを踏み込む動感がとても良かった。朝から気持ちがよい。

安い夏用のパジャマを発注した。先に目をつけていた30%引きはよく見ると腹のところにに紐の穴が開いて、金具の輪っかが嵌めてあった。着心地には関係がないと思ったが、洗濯でそこから傷むことが予想された。それで安売りなら買わない。

そこで同じブランドのノンブランドの銘柄を見ると長袖と同じようにあった。生地はぶ厚くなるが少し涼しいこれからは使いやすいかと思った。何度か洗濯をすれば着ざらしで爽やかになる筈だ。冬物はジャージー作りでこれはまた特殊だが、それはそれで使いようがある。先ずは手に取ってみないと生地感も分からない。夏ものだからそれ程分厚くはないであろう。価格は35ユーロに対して14%引き30ユーロなら悪くはない。

サイズは52を発注した。54でもよいが流石に50は小さいということが認識されたからで、安売りで購入して使えるものはあるが、やはり痛みも早くなるだろう。三着保持の冬物は洗濯が乾かなくて着るものに欠けると眠れないが、夏物はそれほど重要ではないので先延ばししておいたのだ。然し穴が開いて来ると何時までも着ていられないので決断した。

いつものように送料無料最低金額へと10ユーロ程あったので、これまた先延ばししていたダージリンを発注。前回はセカンドフラッシュでも高価だったが、その良さが分かったので、多めのビオの250gを14ユーロで発注。初めてのブランドであるが、いつもセカンドフラッシュが欠けていて、今回入手していたので試してみることに。

セカンドフラッシュで、そんなに不味いものもなく、評判も悪くないので、秋にはこの味と香りを楽しめるセカンドのダージリンが嬉しい。価格が安いか高いかは飲んでみないと分からない。なによりもティーバックでは我慢できなかったり不味かったりするのとはさすがにそれは違うのは分かっている。

日曜日に燃料を入れた。旅行前よりも安くリットル161だった。まだ残りはあったがその時点で無給油走行距離800kmを越えていた。この車はタンクさえ大きいままであったらなんでもなかったのだろうが、スキースルーをつける為に小さくなったので、これだけの走行距離は殆ど経験していない。エコ運転とエンジンオイルに準拠するとして、オイルの方は200㏄は消費したかもしれない。倍の距離もミラノ往復となると500㏄は見積もっておかないといけないかもしれない。車自体もどう見ても今回は30万キロメートルまでは乗ることがないのが明らかになった。



参照:
一夏の旅行体験へ 2024-08-27 | 雑感
睨み合いの国境越え 2024-08-31 | 雑感
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睨み合いの国境越え

2024-08-31 | 雑感
14時過ぎに帰宅した。旅行中二回程微妙なところがあった。なんと復路の二回のドイツ入国の時だ。夏休みで国民だけでなく、多くの観光客などが出入りするのでコントロールしているのだろう。混むときにやらないでもと思うが、先方にすれば効率よく人が捕まる。絶対無駄にならない。スイスからは若い一寸賢そうな南方系の黒髪のお兄さんと眼で通じてしまった。それで分かった。あそこで眼をそらしたら停められておいた。今迄はそこ迄やったことがないからだ。それはアルザスからのプファルツ入りでも同じことがあった。こちらも何か黒髪系でくまさんみたいな若い警官だった。国境の警備とはまた違う警官だ。これも当然のことながら睨み合って其の儘通された。停められると色々あってもこちらはそんなことでは負けない。

なによりも往復で途中給油無しに792km走れた。計算からすると800km走れた。今迄の最高記録ではないか。復路は下りなので通常は飛ばすことで燃費は悪くなる。しかし、夏休み帰りの車が多いのかいい加減に交通量が多くてストップアンドゴーはないものの出来るだけ定速で走れた。その代わりブレーキは往復で20回以上は強めに踏んだはずだ。平素は交差点でしかブレーキは掛けない。

数字からすると往路も100キロ7.7リットルだったが復路には一時7.6まで下げたが、最終的には8.0までだった。だから決して760km程度のミュンヘン往復と比較して良くはない。それ何に何故?更に宿泊所から駅前駐車場への30kmの往復二回が含まれている。

技術的に考えられるのはエンジンオイルではないかと思う。最近は減りが少なくなっていて、更に若干多めに注油しておいた。それが効いて滑らかな回転が得られたように思う。路面も乾いていて、減り加減のタイヤとの相性も良かったのではないか。残すは最後の外国旅行で、往復で五回の国境越えだ。今回と同様に往路はフランスに入らない方が躓きがないだろう。

復路のその買い物も無事適った。今晩の夕飯用のキッシュ類である。チーズも一つ買いブルゴーニュだけでなく、グルナッシュのロゼを購入。3ユーロ程度のビオワインだがカンカンに冷やして夏のなごみを惜しみたい。今日は何処も可も30度を超えるようなカンカン照りだった。

宿泊所に庭を掃除している地元のおばさんと挨拶した時に、暑いねと話したら、影ならいいわという。選んで恐らく私の部屋を掃除するのを待っていたのではないか。車が熱くなってというので、地下が一杯だったからねと。小奇麗なおばさんなのだが、言葉から典型的な中央スイスのそれだった。アーヴィダルーガとは言ってたら吃驚したかもしれない。

国境を抜ける時の為にTシャツの上にシャツをしっかり羽織っていいた。それどころかスイスから出る時にはボタンも締めた。そういうのもにらみ合い迄の推測で、ビジネスマンか商用で、それでもマフィアではなくという微妙な印象を車と共に与えたと思う。車の細かなところはじっくりと見ない。印象でしか見ない。新車になっても遊び車や特別ゴージャスでないというのも重要になる。さもなければマネーロンダリングと思われる。それでなければただの遊び人でしかない。



参照:
美しい響きをお土産に 2024-08-30 | 音
何処に見出すのであろうか 2024-08-29 | 文化一般
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一夏の旅行体験へ

2024-08-27 | 雑感
週が明けた。いつものように怠い。然し、旅行迄に片付けることを片付けるしかない。帰ってきたら月末で、何も出来ない。

ジャガイモサラダと豆煮もやらなければいけないが、最も気を遣うのは価格の乱高下が激しい燃料を如何に安く満タンにするかである。底値がはかれないので困っている。原油価格が上がってもドルが弱くなっている。

現在リッター162セント迄落ちているのだが、150セント台にならないかとひそかに期待している。前回入れたのが167であったから、50リットル入れたとして4ユーロ安くなる。一寸した額である。

宿泊の宿から連絡が入っていた。入り口を開ける為のコードはチェックイン時刻に発信するということで、タブレットで受けてやらなければいけない。タブレットには課金しておいたから使える筈だが、いざとなった時に電話番号と予約コードだけは書き留めておかないと時間の無駄になる。

一年前の旅日記を読み返すと、全く同じ感じで出かけて、早めに到着している。感じからするとチェックイン前に既にコード番号は届いていたらしく、宿泊所前で待っていたのを思い出す。掃除の人などがいた。最初は駐車場入れなどが分かり難かったのだが、それは問題がない。玄関脇の前回よりも少しでもいい部屋ならうれしい。

「我が祖国」のベルリンでの演奏はまだ観ていない。金曜日に無料券を溶かしてから48時間以内には時間がなかった。仕方がないので火曜日の夕方に再び無料券を使うと、木曜日の公演前ぐらいまではそれが使えることになる。金曜日のアーカイヴはその時点では間に合わないだろうが、もう一枚を残しておけば一先ず足りる。

会計士のところに書類を送ったのだが、既に着いているだろう。メールで連絡事項もあるのだが、明日にしておいて、昨年の会計処理も段取りをつけておかないといけない。面倒なことはどうしても後回しになるが、残っているとどうしても余分な時間を得られなくなるので早めに処理をしたい。

車輛の税金も200ユーロ程が、6月頃に時期が来ていて、毎年のように遅れるが、今年は8月までで強制徴収で脅かされたので掃っておいた。最後の額になるが、どうしても催促などで4ユーロ多く払ってきた。来年は廃車になるので、来年はまた異なる額になる。基本はハイブリッドで40ユーロへと大幅減額となるのだが、計算して貰わないと端数が分からない。

チャットパートナーに一言書いておいた。ここ暫くなりが潜んでいるが、外国旅行でもしているのではなかろうか。例の学校先生風と一緒に稼いだ金で動いている感じもする。近くまで来ているなら声を掛けてよとも言いたくなるが、一度本格的に外国旅行を体験してしまうと、ああいうタイプの人はなかなかじっとできなくなるだろうなと想像している。



参照:
想定内外の旅絵日記 2023-08-31 | 雑感
週明けまでの荷造り 2024-08-26 | ワイン
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独り立ちできない声部

2024-08-23 | 雑感
運動したので眠くなった。早めの夕食で横になって一眠りした。ヴァイツェンビーア一杯でも効いた。眠たくなる天候でもあった。21時ごろに起き出して、若干片付けるものを片付けた。それでもお茶も飲むことなく、いつもの時刻にはまた眠くなった。夜中にトイレに立ったが、可也よく眠れた。

よく不眠などのことを聞くが、確かに自分自身も早朝に目が覚めた夏や窓を開けての頻尿の時期もあったのだが、基本運動することで不眠はありえない。就寝時刻と朝起きの問題とはまた別である。身体にある程度の負荷を掛けても眠くならない人がいたらなりたい。脳に負荷を掛けても同じ結果にはなるのだが、やはり緊張が勝って緩和するのが難しくなるのが身体への負荷とは異なる所である。そこからどうしても眼精疲労の問題を考えてしまう。

承前)ギュンター・ヴァント指揮NDR交響楽団演奏のブルックナー交響曲五番の後半を流した。前半同様に良かったが、三楽章になると対位法的な扱いが指揮も追いつかず楽団も限界に突入するようになる。それはヴィオラの対旋律を強調して振ったりするので余計にその限界が明らかとなる。本当はもっと上手にバランスもとりたいのだろうが、どうしてもそのようになってしまうのだ。これは逆に明日期待されるものがはっきりしてくる。いつものように一楽章から上手に進めるだろうが、二楽章が先ずは完成しているだろう。勿論三楽章もフィナーレも成功する筈だが、重ねるごとにアメリカツアーへと進化してくるに違いない。

それにしてもこのヴァント指揮のフィナーレへのテムピの繋ぎ具合は見事で、その基本となるアゴーギクを規則的に処理しているからだろう。その反面、和声的には上手くいかないの技術だけではなく、読み込みに限界があるとはならないか。なによりも楽団が最早fffの音を出せなくなっているのにもその読みの欠如が察せられる。分からないことは出来ない、それは仕方がない。しかしこれをペトレンコ指揮ベルリナーフィルハーモニカーが上手に処理すれば、空前絶後の成功となって、その五番によって新たなブルックナールネッサンスが訪れるのではないかと思う。今から来週水曜日が待ち切れなくなって来ている。

その前にカラヤン指揮の録音を流した。一楽章で明らかで、八番の演奏よりも明白にその演奏ではこの曲の本質が分からない。対位法的な面白さも楽器間の受け渡しにもあるので、ただ単に和声的に繋げるだけでは意味がなく、そこに置いてあるアクセントをも無視していては作曲家の相違すらつかめない。その意思は八番のハース版の様に容易に誤魔化せない。カラヤンはザルツブルクというリンツにも遠くない街の出身であるが、それどころかカトリックである筈なのだが、ブルックナーの想いはこれでは全く無視されていることになる。ペトレンコは、恐らく独伝統的配置で左右にヴァイオリンを別けて、真ん中に低音と中音を響かせるのではないか。それでこそ対位法的な受け渡しが為される筈だ。

旅行に出かける前の最後のケーキをパン屋で購入した。ベリーとチェリーの二種類であるが、後者は独り立ちが難しい。ドイツのケーキとしてフォークが差し込んであるのが話題になるが、独り立ちできないものは最初から倒してしまうかフォークで支えるしかないのである。



参照:
涼しい森を想う夕刻 2024-08-22 | 生活
木霊する時の隆盛 2024-08-20 | 歴史・時事
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覗き込む深い溝

2024-08-11 | 雑感
朝から想定以上に暑かった。理由は湿気で、摂氏20度を超えないでも陽射しの下は夏だった。それでも誤魔化しながら緑のベンチ迄駆け上ると犬を連れた婆さんが向こう側から上って来て谷を下りだした。暑いねということで、池に行くんだというので、泳ぐというとそれも考えたというのだが、その足取りとかヘアースタイルとか明らかに玄人にしか見えない。犬と一緒に走り出すと下りでもこちらの疲れた足ではついていけず、軽やかさは素人ではなかった。

隣町は女子ラグビーの金メダルチームも出しているが、小柄でも女子スポーツのメダリストぐらいは探したら幾らでも住んでいるのだろう。どのスポーツ競技でも津々浦々までナショナル強化態勢の網が掛かっているので、体格がよく中性的な独女性の人口比でのメダル率は極端に高いと思う。ボールダリングの婆さんでも競技からすれば昔は体操でもやっていたのだろうと思う。抑々が違うとしか思えない人が多い。

外出の序に懸案の前輪タイヤの溝の深さを検査した。何度も繰り返しているので、最低で3.7㎜ぐらいで4.6㎜までの差があるので。法に触れる1.6㎜まで2㎜以上は確保されている。前輪左がやはり重いのか一番減っている。タイヤが古くなってプロフィールが崩れているところもあるので余計に心配したが、ミラノ行の10月までもってくれればよい。

走行距離は知れているので出かける前まで深さ3㎜以上を保っていたとすれば先ずは無事だろうと思う。抑々水がアクアプランニング現象や雪などに弱いのだが強い雨が降れば車を停めて休むしかないと思う。あとは急ブレーキと急加速を避けるだけだ。駆動輪は後ろで、両輪とも6㎜から7㎜以上あるのでその点では殆ど問題がない。


ワイン地所の溝やら石畳や非舗装道路を少し走って戻ってきても先日瞬間接着剤で修理したところは逸れていない。これで次剥がれる時まで様子を見ておけばいい。これだけで少しでも余分な風切り音などは減る筈で、乗り心地は快適になる。音を出しているのはバッタものの消音機しかなかったのでメーカー支店でつけて貰ったそのガタガタ音だけである。アウトバーンなどで解離などして目立つことにならなければそれだけでいい。

普段はあまり覗き込めない場所を見ると、なんと25年前の車と発注した車が同じような素材を使っているのを発見して驚いた。こうしたちょっとしたことで新しい車をどのように扱うかの参考になる。

ルツェルンに出かける迄の車輛整備で自分でやれることは、最早殆どなくなっていて、窓拭きももう少し陽射しが弱くなってからの方がいいと思う。一部塗装の落ちそうなところの接着と、綺麗な面はワックスまでは掛けないでもシャムプーはしておこうと思う。エンジンオイルの減りは少なくなっていそうなので、出かける前に300㏄ほど足しておけば十分だ。

その他は、エンジンや変速機、電子制御機構はどうしようもない。Vベルトは数年前に取り替えているので、先ずは大丈夫だと思う。エアーコンディショナーもルツェルンさえも過ぎればなんとかなるだろう。ブレーキディスクはブレーキを踏まないに限る。



参照:
少しづつ見えてきた今日 2024-08-09 | 雑感
三日間の運動日を経て 2024-08-08 | アウトドーア・環境
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少しづつ見えてきた今日

2024-08-09 | 雑感
忙しい、だからお勉強の時間がない。「我が祖国」が殆ど分からない。ベルリンでの定期演奏会の内容もまだ観ていない。48時間ただ券を使うことになるのだが、先ずはレクチャーから観ていくか。抑々楽譜も目を通していない。記憶もない。

しかし、半分の「ザルカ」まではざっと見た。なによりも気が付くのは最初の「ヴィシャハルト」の苦慮した筆捌きこそはプラハの春などでの試奏を経て夏のツアーで本領を発揮するのではないか。これだけ書かれていればチェコフィルの様にルーティンで演奏するしか方法はなかったのであろう。ペトレンコ指揮ベルリナーフィルハーモニカーも演奏を重ねないとものにならないというのも分かる。モルダウと知られる「ヴラータ」も演奏技術上もやれることはある。「ザルカ」のバラードもお手本としたリストの交響詩よりもより古典的なバラードなどを踏襲して、正しく夏のツアーで演奏されるブルックナーの交響曲五番を思わせる。このプログラミングの意味合いが少しづつ見えてきた。

洗濯前にそのフィルターの掃除を試みた。水が漏れ出る様な仕事であり、ヘドロの匂いが不愉快な仕事なので避けてきたが、ここらで一度しておかないの夏の匂いや更に溜まるゴミなどを想像すると気になっていた。幸い漏れる水はバスタオルで処理できる量で、ヘドロも匂いはあったが掃除するゴミは殆どなかった。

涼しかったのでこれまた懸案の冷蔵庫の黴の処理を考えていると、思わなかったバス用に購入した黴取りも使えることが分かった。塩素系漂白剤でもいいかと思っていたが、やはりこれで古い歯ブラシに付けて綺麗に落とせた。抑制効果もあるので、これもリフォームの際の新冷蔵庫購入までもって欲しい。

車のフロントグリル下部の空気吸入口の懸案の網は瞬間接着剤で固定されていて今でも跳ね上がっていなかった、これで次に車を動かした時も剥がれないかどうか。少なくともこれで接着の可能性は分かった。それ以上に気になっていた前輪のタイヤのすり減りも現時点では2㎜以上の溝があることは確認できた。次に車を動かす節に計測しておきたい。

数ミリの消耗も無しにルツェルン往復660km程は可能だろうが、その後のミラノ往復まで可能かどうか。その間遠距離はフランクフルトとクロムベルクの往復がある。場合によっては冬支度の必要がなくても10月初旬に冬タイヤに交換することも考慮可能である。

ブレーキディスクのこともあるのでブレーキも急加速もしない運転を心がけるが、どこ迄消耗を抑えれるだろうか。

コンロも時間の問題なので、車に続いて、何時まで使っていけるかにかかっている。なんだかんだと資金も必要なのだが、その為にも使えるものはとことん自らで修理や手を入れ乍ら使っていく。車輛の様に走れば走るほど儲かることは、電気製品の場合燃料消費もあって必ずではないのだが、新しい電化製品がその容量なども考えると、必ずしも節約とはならないので、どこまで使い切るかは中々難しい計算である。



参照:
節約には整理整頓 2024-08-05 | 生活
三日間の運動日を経て 2024-08-08 | アウトドーア・環境
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プラズマに曝される先端

2024-08-06 | 雑感
ぐらついているフォグラムプを外側から引っ張って圧を掛け乍接着剤で接着する方法を考える。中々難しい問題であるが、透明接着テープを上手に使えないかと思う。それぐらいの接合部であるから瞬間接着剤よりもボンドタイプの方がいいだろう。その前に接着部位を洗浄液で清掃しておかないといけないだろう。

涼しくなって猿股から、膝を切ったばかりの古いジーンズに履き替えた。膝上で切って使えたからである。膝下にするとつっかえて短くする意味が無くなってしまう。以前のように太ももの内側の擦れ合いで破けるのが遅くなってこうして使いやすくなった。やはり贅肉が着いていると何一ついいことはない。ジーンズのサイズを下げても高くつかない。

週末に一走りした分は薄切りにしたローストビーフ薄焼ステーキにして食した。3ユーロ少ししかしなかったが、牛肉は満足感が違う。やはり美味い。

肉屋に出かける時の靴がシークレットシューズ化して踵は1センチメートル上がっているが、自身の視線とかそういうものではあまり変化がないと思うが、道を歩いている男連中が急に小さく見えるようになった。物理的にあり得ないのであるが相対的な影響は何かそれ以上にあるようだ。最も考えられるのは踵を上げることで肩から首の立ち方が変わるのではないかということで、そもそも猫背気味なので自然に矯正されているのだろうか。社会性というものは不思議なものである。まさしくチャップリンの「独裁者」である。

蝋燭着火器は日々使っているが、充電したのは一度だけで、蚊取り線香に着火する時に苦労してその直後充電しただけで、一月に何度も充電する必要は無い。42回充電可能となっていて、数年間は使えるだろう。9ユーロで購入したが6ユーロになっている。とても優れモノのメードインチャイナである。

電極間の電子アークから自由ガスのプラズマ発生で点火するのに、それ自体が熱をもたないというのがミソで、確かに先が熱くなったりはしない。溶接する訳ではなく三万度に至るとされるプラズマを発することが目的である。

蚊取り線香が着火し難かったのは、線香の分厚さがそのプラズマに曝されるようにならないことで、蝋燭の芯とは異なる。新品の時の角に着火するだけなら問題がないのだろうが、豚の線香吊りにぶら下がっている先端を目指してという着火が難しかったからである。

火曜日からまた暑くなるようだが、これ程に快適な夏は欧州に来てから経験していない。ここ数年比較的涼しかったのだが、今夏は寒い日もある。窓を開け放って夏の昼間を気持ちよく過ごせるのは大抵は5月、6月の10日ほどであるが、それに近い気候となっていて文句も出ない。暑くても乾いているときに早めに岩に触ってくるのも悪くはないと思う。肩は痛いが習慣づけで筋力は強化される。

週末にシャムプーを掛けたところは乾いてしまって雨に流す機会もなかった。ちょこちょこと走りに行く序に、地面に伏せて、上の二カ所を先ずは接着を試みてこようと思う。



参照:
滴ることない炎に点火 2024-07-18 | 雑感
国際的社会への基礎技術 2011-08-21 | テクニック
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おねだりの結果は如何に

2024-07-30 | 雑感
アイロンと共に靴の中敷きが配送された。これで三つ目で合わせて30ユーロ近くの消費である。初めて踵高を15㎜にしたのでそれが不安だった。その靴用に薄い靴下を出して試してみる。今迄の二つにあった踵部だけ不自然に高くなっている感じが押さえられて、高さよりも荷重の分散を感じられた。これで少々足首をまわしても踝が当たらなくなった。歩く時にはそこまでしないのだが、歩行中に少しでも触れると痛くなる感覚が嫌なのでこれでようやく解決した。10㎜では場合によれば当るという感じで歩行を気をつけなければいけなかった。

中敷き底も仮に接着すると荷重バランスも安定してきて、何よりも踵が自由に動く感じで靴底の返しが上手く使える。もし靴自体を標準のもう少し大きなサイズが安売りであったならば中敷きで踵が浮いてしまっていたかもしれない。気になるのはシークレットシューズ化で靴のどこかに無理が掛からないかということだ。底が剥がれ易くなるかもしれない。しかしそれだけ早く歩けるようになる。

これからは旅行には欠かせない靴となる。少々の砂利道や石畳もこれで問題ないと思う。但しどのように型崩れしてくるかで考えなければいけないだろう。さてシークレットシューズの効果はとなるが、底から含めて約30㎜以上は高くなる。それでも見た目には変わらないが、ジーンズの裾捌きなどは若干よくなるかもしれない。その程度である。女性とデートで並んで歩くとなると気にされるのかもしれないが、それ以外は誰も他人はあまり気にしないだろう。

片付けものをしていたらつい気になって机のワックス液塗りまでしてしまった。まだ夏の期間に掃除するところがあるので残りはその序となるが、階段が一番面積が大きい。そうなると液が足りないかもしれない。気になっているのは廃棄直前の冷蔵庫の湿気取り能力が落ちて雫が溜まって黒黴が生えやすくなっていることだ。塩素系剤で黴を取るだけでなくて対処方法を考えなければいけない。

先日のバイロイト初日「トリスタン」の新聞評を読むと第一印象と同じようなことが書いてある。あの演出に関してはあまり興味もないので考えないが、音楽的にはちょこちょこと自宅で聴いているのと暑い思いまでして態々あそこで聴く感想となんら変わらないとしたらそれはただただ資源の無駄でしかない。

それだからこそ舞台演出が素晴らしくて、少なくともはアカデミー賞授賞総なめの映画よりも劇場での効果がないことには税金を投下するほどの公演の価値がない。劇場効果というのはそういうものであって、音楽劇場の所以である。その為に楽匠がこうした劇場をバイエルン国王におねだりして作って貰ったことを忘れてはならない。音楽興行としてのバイロイトが如何にその本筋から逸脱しているかということである。

相変わらず家蜂の巣作りとの戦いは終わらない。既に二桁回の処理をしているので、一回に蜂の子二三匹として30匹ほどは流している。それでも諦めずに産みつける方もであるが、こちらも見つけ次第処理するしかない。大変迷惑している。流石に処理中に蜂が近づいて来る様になっている。そちらをし止めて済むならそれでもいいが、小さくて速いのでそれも儘ならない。



参照:
遅滞する就寝時刻 2024-07-27 | 雑感
すっきり焚いて金鳥 2024-07-01 | 生活
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遅滞する就寝時刻

2024-07-27 | 雑感
アイロンが壊れた。テ―ファルの製品で2015年6月に購入している。早い時期に落として、置台になる枠を壊した。しかし瞬間接着剤で直してから今でも全く分からないぐらいである。電源が入らなくなった。前回使った時に配線が焼け切れたのだと思われる。

実はその前にもテ―ファルのアイロンを使っていて、使用中に煙を吐いた。それは丁度使って5年過ぎだった。今回も6年程度ならば同メーカーを選ぶかどうか検討したが9年ならばと探した。前回も前々回も購入価格は40ユーロ代であったが、流石に今回はその価格帯では同等の新しい製品はなかなか見つからない。

システムも蒸気タンクを大型カートリッジ化にして、石灰目詰まりを解決しようという製品群は100ユーロを越える。コードレスと合わせて200ユーロ近い商品もある。アイロン台を使っているので流石にそれ迄は要らない。

よりハイパワー化して同時に節電構造となっているのは80ユーロ以上する。そのパワーは2200から2500を通して2800wとなっている。節電効果さえ活きてくれれば助かる。それがアマゾンで69ユーロで約千人から評価星4.3ならば悪くはないと思われる。十年持ちかどうかは分からないが、試してみる価値はあるだろう。

兎に角テ―ファルのアイロンの最大の取り得はその底の加工でとても掛けやすい。世界中の特に女性に愛されている由縁ではなかろうか。そうした市場に向けてデザインも配慮されている。実際にそれを使うと最早他のアイロンには戻れないという声が至る所に書かれている。それもよく分かる。そういうことで強気の価格設定となっているとしても間違いないだろう。

急いでアマゾンに発注する必要もあったので、就寝時刻が遅くなってしまった。週始めには届くだろう。予定していなかった出費ではあるが、序にシークレットシューズ用の踵上げ中敷きを同時発注した。これでまた身長が15ミリも高くなる。上手く履けるかどうかは試してみないと分からないが、少なくとも踵は当たらなくなる筈だ。旅行時に楽に履けるかどうかがミソ。

バイロイトからの初日生中継を流していた。一幕の途中からと三幕の半分以上は流していた。奈落の方は久しぶりにそれなりの音楽をしていたが、歌手陣とそして全体としてはちぐはぐなところも見受けられた。最大の理由は主役歌手二人の実力で、それ程高質の舞台とならなかったのは、BRで終了後の講評でもニールントのリリック乍らの声量や母音の問題やシャーガーの根本的な技術が指摘されていた。演出は何がなんだが奥の意味は理解できなかったというのが専門家の第一印象だったようだ。それでも聴かせるのはやはり指揮者の技量が大きい。そして最初から最後まで指揮者が指導に当たっていたと語られてていたが、それ以上には一切立ち入らないのがこのビュシュコフの性格であり仕事のやり方なのだろう。それはチェコのフィルハーモニーの指揮でもそうであり、今回も同じ感じがした。但し、歌手の歌関係なしに作られる音楽は聴きごたえもあり、そういう所でも歌手が声が出なくなってもお構いなしという感じが面白い。最近バイロイトで指揮されたものではやはり悪くない演奏なのだろう。



参照:
ブルゴーニュ風味付けのアイロン 2010-04-02 | 雑感
ロハスのスタイルとは一体 2015-06-10 | 文化一般
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日本からの逆輸入車

2024-07-23 | 雑感
週末は何も出来なかった。天候が下り坂で、尚且つ夜中に寝室の窓を開けなければいけない湿気があったので、朝が起きれなかった。寝起きが悪いと午後も何も手が付かなかった。暑くなってくると神経に来る。

先週は様々なことをしたので、疲れが溜まっていたのだろう。週中の筋肉痛のようなものも週始めのシンナー仕事に続いて積み重なり、土曜日には車輛の掃除機掛けまであった。一通り見通しがついたので、次の旅行のルツェルンに備えていくしかない。散髪するだけでもQOLが変わるだろう。

最大の障壁になるのは移動であるからどうしてもそこの準備である。宿は昨年と同じなので不明要素は少ない。しかし、設備を忘れたので再確認しておく必要がある。衣装はそれ程暑くはないのであまり問題にはならない。靴だけは中敷きのことなどもう一度整えておかないといけない。パン屋は隣町に素晴らしいものがあった。持って行くワインだけは考えておいた方がいい。演奏曲は二曲だけなのでじっくり時間を掛けれる。車のことがあるので最短距離しか動かないのでそれ以外にあまり考える必要もない。

此処まで来ると車輛が気になるのでYouTubeなどで古い車を扱う査定の仕方などを観る。ドイツには結構日本から上質のドイツ車が逆輸入されているようで、マイバッハがオイル漏れを直して四万ユーロなどで売られている。日本では恐らく修理部品やその技術がないことで高級車が二束三文で中古市場に出るようだ。ドイツならば街工場で簡単に修理可能になるので、十万キロも走っていないような高級車が安く売られて商売になっているようだ。逆にドイツ車は本国ではなかなか価格が落ちない。日本やアジアの車は直ぐに二束三文になる。

一月に空気漏れで冬タイヤを新調した時にシャーシの底を写しておいた。ざっと見た目にはなんとか最後までと期待している。その後ベルリンへの途上で泥濘に落ちて腹をこすったがメーカー支店での夏タイヤへの交換時にも問題にはならなかったので、致命的な損傷はない筈だ。

中期予報を見ると、週末に夏らしくなって、再び平常化しているのでこのような天候が続くと、それ程暑くないかもしれない。日曜日には冷たい夕餉としたが、それ以外は余りそうではないので胃腸を壊す傾向にもない。乾燥するようになってお茶を冷やすことにはなったが、まだこれからである。

散髪後に何時から夜具を真夏向きに替えるか。秋は何時頃やって来るのか。朝一番の散髪予定の時刻には摂氏16度ほどになっているようなので、また気持ちも変わるだろう。その前に一っ走りして汗を流してビールでも飲んで凉を取り、ぐっすりと就寝したい。

先頃から再びパラグライダーで空飛ぶ夢を見て、工場の上などで巻き込まれたりしていた。先日購入した錆落としなども室内で上手に使えるようにしたい。スティールブラシは柔らかい方をどのように使うか。紙やすりと一緒に片付けておく。

掃除した後の車の乗り心地は如何なるものか?走りが違うだろうか。



参照:
日本からの逆輸入車 2024-07-21 | 生活
滴ることない炎に点火 2024-07-18 | 雑感
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滴ることない炎に点火

2024-07-18 | 雑感
蝋燭点火スティックが使えた。蝋燭も完璧だが蚊取り線香も着火した。リンの匂いもガスも無しに火を使られのも有り難い。高級レストランなどでは見ることが多いが、意外にスマートに点くことは少ない。今回の商品は10ユーロ程だった。何よりも気に入ったのがUSB充電である。匂いがないのでワインを開けて一服の感興を削がない。

翌朝ガレージに行くとなるほど錆の表面が綺麗になっていた。やはりネット情報で作った酢と食用油の混合ではこうはならなかった。油っぽくなくても綺麗な鉄っぽい表面が出て来た。先ずは一っ走りしようと思うと、後部のトランクの横が錆びていて落とすのを忘れていたのを発見。帰って来てから新たにブラシ掛けをする事にした。

戻って来て、先ずはブラシを取りに行って、ごしごしすると瘡蓋も落ちた。先ずはそこに紙やすりを掛けて、錆取り剤を塗布して、12時間待つ。それほど大きくはないが、半日ずらして、塗るしかない。

さて、予定通り、目張りを貼る。指でテープが切れるので貼りやすい。しかし細かく張るのは面倒なので適当に貼る。その間に下塗り剤の容器の缶を逆さにして置く。開けると結構グレーの色が回っていた。ブラシを突っ込んで掻きまわすとそれなりの感じになった。コロナ期間中の悪い方のマスクをかけようとするとゴムが切れたので、新たに取りに行く。こういう機会に早めに使ってしまいたい。

愈々下塗りである。流石に薬品を12時間で表面が塗りやすくて薄く塗っても余り下地が出ない。縁を上手く塗れるかどうかであるが、あまり気にせずに広めに塗っておく。前回は手を入れてあることが知られたくなかったので下地をタップリ塗る必要があったが、今回は手入れを見せることが目的なので、最低限の塗り方で、ピグメントを塗布して、最後のラッカーで表面を整えるだけである。

なるほど瘡蓋が鱗上に下がっているところが面倒なのだが、廃車迄の間なので出来る限りボンドとラッカーの上塗りで誤魔化したい。そこ迄捲っていくと限界が無くなる。目張りの効果は大雑把に面で塗れることで、ブラシ一気塗りの効果があって表面を均す必要もなかった。

半日経過以降に塗り残り片付け、先ずは下塗りは一先ず終了である。材料はまだあるのでブラシも残りは小さな歯ブラシでも使えそう。スプレーは水曜日までに到着の予定だが、遅れるならば水曜日には塗れない。塗れて仕舞えば木曜日には普通に走れるようになるか。どうせ目張りはビニール袋も使って違う貼り方になるので、そこからは改めて遣り直しになるかもしれない。

ここ迄仕事をすると右肩が痛くなった。肘にも走りに続いて負担が掛かっている。力を掛けるのは鉄ブラシと紙ヤスリだけであるが、二時間ほどの作業で疲れた。肉屋の序に床屋の予約を取った。来週までで夏休みそうだったので、火曜日の予約とした。手持ちの現金で夏迄の洗濯代もそれで支払えるか。

塗り残しも就寝前に済ませた。水曜日にスプレーが配送されれば、色はと不可能である。最後のラッカー迄の何時間空けるかである。



参照:
機会均等への社会的判断 2024-07-17 | マスメディア批評
週末の小片付けもの 2024-07-15 | 音
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白板で束縛される

2024-07-13 | 雑感
錆落としの液が届いた。思ったよりも小瓶だった。説明書を見ると、先ずブラシと紙やすりで掃除して、ピンセルで塗って、12時間とある。ブラシが届くのが月曜日となると、早くても下地を塗るのは火曜日以降となる。下地を乾かして仕舞えばラッカーを塗るのは何時でもいい。まだ大分剥がしたがまだそことは別に瘡蓋が被ったところはあるが、それは今回はやらない。最後までもってくれると思う。月曜のあとの水曜日にはまた車を動かせるだろう。下地の残りを刷毛一本でざっくりと塗り了えれれば先ずは成功だろう。

久しぶりにモニターの後ろ側の壁を整理した。白板を置いてから四半世紀になるが、その後のPCをドッキングステーション化したので、大きなモニターの後ろ側に隠される形になっていて、長く有効利用が出来ていなかった。今回、白板の下縁をモニターの上に下まで上げたので、ピンボート以外にもボードとしても使えるようになった。これでYouTube配信が可能になるか ― 実はもっと大きな白板が架かってはいる。机の前なので主に電話時などのメモに使いやすい。元々はその為に設置したのだった。

就寝前に蚊が飛んできたので、金鳥を燻した。神経ガスで睡眠の質が変わる。涼し目だったので寝室を閉め切れたのも違うだろう。就寝前の目薬で全20回程は点している。二滴づつで40液ぐらいか。どうも眼精疲労に効果が出てきた感じである。眼の隈も質が変わってきている。全体の六分の一ぐらいの消費なので、半分ぐらい即ち月末ぐらいには結論が出せるかと思う。決して重篤な訳ではなかったが少しでも健康に感じるようになるのは素晴らしいことだ。

彼の楽聖ベートーヴェンでも晩年の弦楽四重奏曲イ短調作品132の緩徐楽章において、「聖なる回復への神への感謝」と題してリディア音階で印象深い音楽を書いている。如何に肉体的な束縛から人も逃げられないかが芸術音楽によって語られることになる。

新車のヴィデオなどを観ていたら気になることが出て来た。トランクの自動開閉の件で、それがついていない仕様の試乗ヴィデオで初めて観たからだ。発注した車にもついていると思い込んでいたからだ。そのオプションはつけていないことが分かった。理由は宣伝文句が両手が塞がっても足のキックで開けれるとあったからだ。そのようなものは必要がないが、閉める時に腕を使わないでいいのは嬉しい。そしてその開閉と先日言及したキーの代わりにアップルウォッチが使える機構も同じオプションに含まれていた。全部合わせて税抜きで1500ユーロなので可也高価である。

そしてこうしてその価値があるかどうかを再吟味できた。どうしても必要ならばまだ発注は可能だ。しかし、断念も可能である。トランクルームは手動としても、開閉をどうするか。スマートフォーンなどにコードを入れることは安全性を強化はしないだろう。コードを読み取る可能性は増える。そこから推測すると、鍵がなくてもコードを盗んで車を盗めるということは、鍵がなくても動かせるということでもある。コードを盗むシステムは比較的容易に入手可能と書いてあった。本鍵を持参していて、そのコードを読み取って、アプリケーションで肩代わりすることはそれほど難しくない。本鍵がなければ動かないこ方が安全である。

車のデザインモデルによってはそれらを全てパックにして比較的安く提供している。しかし敢えてそれを選定しなかった。その結果がどうなるか。お仕着せは嫌いなので、こちらの思う通りにオーダーできることに価値を見出す。必要のない機能はつけたくない。



参照:
使い切るべきその価値 2024-07-06 | テクニック
漆黒でも冴えない星 2024-07-11 | 雑感
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漆黒でも冴えない星

2024-07-11 | 雑感
就寝が遅くなった。涼しく湿気もあって朝寝するかと思っていたら、蚊が飛んできた。就寝前にも特別に蚊取り線香を焚いていたのだが、取り分け大きく元気そうなのがやって来る。動きがいいので吸い付いてじっとすることもなく方々にアタックしてくる。仕方がないので、線香に火を灯した。こちらが燻される感じでないとこうした元気な蚊にも効かない。神経に来るのでこちらも堪えるので嫌だが仕方がない。毎晩のように一匹の蚊に悩まされるわけにはいかない。折角金鳥の貯えがあるのだからここぞという時に使う。

新シーズンのフランクフルトの買い物は結構な額になった。それでもまずは一安心で、あとになればなるほどお得な席は無くなる。ミュンヘンとかの招待券や戻り券のようなものはあまり戻ってこない。

NASに記録してあった記憶にないエンゲル指揮のファイルを朝から開いていた。あまり時間がなかったので音出しできていなかったが、頭出しすると2016年2月のベルリンのコミッシェオパーでのオペレッタ指揮だと分かった。なるほどミュンヘンデビューも予定より早く他の指揮者に代わってレハールを振ったので、違和感はなかったが、そのオッフェンバックを振る背景は分からなかった。ネット検索をしてもその批評などはとてもいいもので、実際に音出ししてもアンサンブルもあそこの座付き楽団にしてはペトレンコが振ったレハール以上のもので驚いた。コンサート形式という利点があったのだろう。実際に昨年も飛行場のあの条件の悪いところで同じ楽団と素晴らしい音楽をなしていた。

2016年を調べると、ベルリンでセミナーをしているサイトが出て来た。ザクセンアンハルトの催し物だったようであるが、若い指揮者を集めて新しい音楽へのアプローチを教授していたようだ。その中には日本で有名な京都の交響楽団の音楽監督になった沖澤もいる。沖澤のプロフィールにはエンゲルのセミナー参加とあったので驚かなかったが、もしこれだけなら最重要の音楽劇場に関しては習えていないのだろう。そもそもムーティの日本でのセミナー以外のどこでオペラ指揮の勉強をしたのだろうか。ペトレンコ指揮「スペードの女王」のアシスタントとしても真面に活躍できたとは誰も思っていない。

オッフェンバックに関して一寸したプロジェクトの話しがあって、その方の以前から知り合いの専門家とコレスポンデンツしたことがある。上の音源は2020年にコロナ期間ということもあって、大晦日に特別にアーカイヴからベルリンの放送局から年忘れとして流された良質の録音である。そこでもフランスでもドイツでもなしというユダヤ人にはあり勝ちな話しなのだが、同時にオペレッタというフレンチカンカンで有名なオペラコミークとの間にもある。また作品自体がズボン役がホモセクシャルからヘテロセクシャルへと扱われているという前支配人バリコスキー好みの典型的な催し物となっていたようだ。

知る限りエンゲルは両点にも関わらないのだが、どういう関心からというのはこちらもそういうプロジェクトが身近にあったことでもその時代の趨勢が知れるというものだ。

ボールダーに向かう時に我が市内でボンネットに星がついているのを初めて見て、発注したモデルと同じ車種だと初めて確認した。黒塗りだったが、あまり冴えなかった。縮小色で小さく見えてしょぼしょぼするので、試乗車のシルヴァーよりも悪かった。やっぱり星無しの方がデザイン的にも優れていそうだ — 抑々塗料で何が儲かる、なにを推せば最も利益率が良いかで売りの趨勢が決まる。



参照:
オーディオ的考察の叩き台 2024-04-27 | 音
しっかりと押さえた 2024-07-10 | 生活
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