鶴ヶ岡城の前身となる大宝寺城が築かれたのは、鎌倉時代初期に地頭として封じられた大泉氏であると伝えられます。
その後、砂越氏、武藤氏、上杉景勝、最上氏と支配者が変わりました。
1603(慶長8)年、最上義満は大宝寺城を鶴ヶ岡城と改称しましたが、1622(元和8)年お家騒動があり、最上氏は改易となってしまいました。
旧最上領は分割され、庄内地方には譜代大名の酒井忠勝が入りました。
忠勝は鶴ヶ岡城を本城と定め、近世城郭へと大改修に着手しました。
さらに城下町の整備を行いました。
鶴岡公園西駐車場に駐輪しました。
他にも無料駐車場がいくつか用意されています。
鶴岡タウンキャンパス
慶應義塾大学先端生命科学研究所,東北公益文科大学大学院,致道ライブラリーから構成される美しい合同キャンパスです。
おそらく、この池は外堀を利用していると思います。
内堀
西門跡
本丸跡は鶴岡公園になっています。
本丸丸中橋跡
こちらは大手門跡
しかし、面影はありません。
現在本丸には、大寶館,藤沢周平記念館,荘内神社および護国神社が置かれています。
大寶館
所在地:山形県鶴岡市馬場町4-7
開館時間: 9:00~16:30
休館日: 毎週水曜日(水曜日が祝日の時は翌日),12/29~1/3
入館料: 無料
休館日: 毎週水曜日(水曜日が祝日の時は翌日),12/29~1/3
入館料: 無料
大正天皇の即位を記念して1915(大正4)年に建てられた、赤いドームと白壁が特徴の洋風建築物です。
現在は、鶴岡が生んだ先人たちの偉業を讃える資料を展示しています。
鶴岡市立藤沢周平記念館
所在地: 山形県鶴岡市馬場町4-6 鶴岡公園内
開館時間: 9:00~16:30
休館日: 毎週月曜,12/29~1/3
入館料:大人 320円,高校生・大学生 200円,中学生以下 無料
荘内神社
庄内藩主酒井家の4人の先祖を御祭神として祀っています。
社務所で続日本100名城のスタンプを押すことができます。
荘内神社宝物殿
鶴ヶ岡城の遺構は堀とわずかな石垣・土塁ぐらいしかありませんが、
北東角の隅櫓跡
なんとなく雰囲気が残っているように思えませんか。
致道館
所在地: 山形県鶴岡市馬場町11-45
開館時間:9:00~16:30
休館日:毎週水曜日(水曜日休日の場合は翌日以降の平日),年末年始(12/29〜1/3)
休館日:毎週水曜日(水曜日休日の場合は翌日以降の平日),年末年始(12/29〜1/3)
入館料:無料
致道館は庄内藩の藩校で、鶴ヶ城三の丸に建てられていました。
聖廟
藩校の門などは各地に残されていますが、校舎がここまできれいに残されているところはなかなかありません。
致道博物館
所在地:山形県鶴岡市家中新町10-18
開館時間: 9:00~17:00
休館日:年末年始,12月~2月の毎週水曜日
旧鶴岡警察庁舎(奥),赤門(手前)
江戸時代、将軍家から姫が嫁ぐとその奥御殿には赤門がつくられたそうです。
旧西田川郡役所
1881(明治14)年、初代県令の三島通庸の命によって建てられました。
明治維新は大工にとっても革命だったのでしょうな。
酒井氏庭園
東北地方でも稀にみる典型的な書院庭園です。
旧庄内藩主御隠殿
11代庄内藩主酒井忠発が建てた隠居所
致道博物館内に展示されていた鶴ヶ岡城復元模型
1840(天保11)年、庄内藩主酒井忠器は江戸幕府より、越後長岡藩への転封命令を受けました。
実は、この転封は老中水野忠邦らの画策で、川越藩主松平斉典が実子を排除して大御所徳川家斉の子斉省を養子に迎えたことと引換えに豊かな庄内藩を与えるためのものであると判明しました。
これに対して、庄内藩の領民はこぞって反対し、なんと転封計画を白紙にもどしてしまいました(天保義民事件)。
ひょっとして領民をたきつけたのかもしれませんが、それにしても殿様が慕われていなければこんなことは起きなかったでしょうね。
結局、酒井氏は明治までこの地を治めました。
所要時間:3時間
コロナで幻に終わった2年前の計画では、鶴岡では城だけを見て、すぐに米沢に向かう予定でした。今回は計画に予定をもって米沢行きを翌日にしたこと、雨を避けて秋田から早めにやってきたことがあり、鶴岡ではいろいろ観光を楽しむことができました。半日ぐらいかけてゆっくりまわりたいところです。
でも目にした記憶がないモノばかり・・・と調べてみると、福島県の鶴ケ城(会津若松城)でしたぁ~
妻と東北遠征したとき、ここまでは行けずに断念・・・
すでにあれから丸3年以上とは・・・