橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

開けっ放しのロッカーを開けた

2022-09-27 | なにげない日常
我が職場では、毎年夏の時期に備品の点検・確認が行われます。
例年どおり今年も、自分が管理している備品の点検を行う予定でした。

ところが、
「ロッカーが開かない!」


備品が入っているロッカーのうちひとつが開かなくなっていることに気づきました。
このロッカーにはダイヤルが付いていて施錠できるようになっています。
しかし、今まで施錠をしたことがありません。


写真を見てわかるようにダイヤルが動かないようにガムテープで固定されて、それもいつの間にか剥がれているところから、随分昔からダイヤルは使ってないようです。
それが何か拍子でまわって、施錠されたみたいです。

番号がわかれば何の問題もないのですけど、いつも開けっ放しだったので誰も番号を知りません。
あちこち探した結果、別の2つのロッカー番号が書かれているメモを見つけました。
そこには、
1-2-3
0-8-7
といったように3つの整数が書かれているだけで、右に回すのか左に回すのか、何回回すのか書かれていませんでした。
おそらくこれは私が知らないだけで、暗黙のルールがあるのではないかと思い、ネットで調べてみました。

その結果、この手のロッカーは、
・3つの整数の組合せになっている。
・1つ目はダイヤルを右に3回(以上)まわして数字をあわせる。
 2つ目は左に2回、3つ目は右に1回まわしてあわせる。
・回数は該当の数字が頂点に来た時を1回とカウントする。
という共通ルールがあることがわかりました。
番号がわかっているロッカーで、上記の方法を試したところ、簡単に開きました。

さて、ダイヤルには、0~8までの9種の数字が書かれいますから、番号の組み合わせは9✕9✕9=729通りもあります。
気が遠くなりそうですが、3番目の番号の検討はついています。
ダイヤルで変色している部分があります。
長年、窓の位置に固定されていた、すなわちこれが3番目の番号です。
これで、1つ目と2つ目の番号の
組み合わせは、9✕9=81通りとぐっと減ります。

これならば!
と、81通り試すもダメでした。
目のまえが暗くなる思いがしました。
3番目が不明となると729通り試さないといけませんから・・・

ここでふと閃きました。
3番目の番号を1つずつ試す際に、1・2番目を再セットしなくても大丈夫じゃないか?
例えば、正しい番号が8-7-5だったとします。
ダイヤルを右に3回まわして8、左に2回まわして7にします。
このあと、ダイヤルを右にまわして6にしてレバーひねります。
数字が違うのでもちろん開きませんが、
このままダイヤルを右にまわして5にし、ふたたびレバーをひねれば開くのです。
つまり1・2番目の数字をあらためてあわせる必要はないのです。
番号がわかっているロッカーで試してみるとビンゴでした。
であるならば、1つすつ番号を試すとしても81通り+アルファ程度の労力で済みます。

この方法で試したところ、なんとダメでした。
このころになると自分の理論に自信がついてきて、
「そんなはずはない。やり方が悪いのだろう。」
と断言できるようになりました。
そして、優しくレバーをひねるように心がけて再度チャレンジしたところ、やっと開けることができました。

あとからわかったことですが、最初の方法で正解に達していたのですがレバー操作が乱暴だったようです。

こうして、つい真夏の死闘に終止符を打つことができました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする