橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

五稜郭

2017-11-09 | お城巡り(日本100名城)

函館旅行二日目、ホテルで朝食をとり、レンタカーで五稜郭へ移動しました。


五稜郭タワー向かいにある函館市芸術ホール
こちらの駐車場がお薦めです。

公営の駐車場ですので、1時間まで200円、以降30分毎100円加算と比較的リーズナブルですが、さらに裏ワザがあります。


函館市北洋資料館
所在地: 函館市五稜郭町37-8(芸術ホールに隣接)
開館時間: 9:00~19:00(4~10月),9:00~17:00(11~3月)
休館日: 12/31〜1/3,器材点検のため休館日あり
入館料:一般 100円,学生・生徒・児童 50円

こちらの施設の受付で駐車券に認証を受けると2時間まで無料(以降、30分毎に100円)でご利用できるのです。
展示の方は入館料100円ということでまったく期待していなかったのですが、これがこれがなかなか面白かったです。


いざ、五稜郭へ
五稜郭は箱館開港時に函館山の麓に置かれた箱館奉行所の移転先として1866(慶応2)年に築造されました。
箱館戦争では、旧幕府軍に占領され、その本拠となりました。


観光客のほとんどが中国語、ときおり朝鮮語で話しており、日本人は少数派?のように感じました。

五稜郭は、フランス築城方式を取り入れた星型要塞です。


右側に飛び出た矢印は何かと、よく聞かれます。
これは、半月堡とよばれる出丸であり、本来は五カ所造られる設計でしたが、後期と予算の不足から一カ所だけになったのです。

まずは、その半月堡へ行ってみました。


石垣の上部には、西洋のはね出し工法を用いた武者返しがつけられています。
これは、たいへん珍しいつくりで、他には品川台場、人吉城、龍岡城ぐらいしか見られないそうです。

周囲は土塁で囲まれています。

五稜郭へ渡るには、2つの木橋を通る必要があります。
どちらも復元橋ではありますが、往事の姿をとどめております。
元来、城の橋は籠城の際に落とせるように木橋が多いのですが、実際に残されているもの(あるいは復元されているもの)は非常に少ないです。


表門の本塁石垣
五芒星の周囲は土塁で囲まれ、武者返しを備えた石垣に覆われています。


藤棚のトンネルをくぐります。


門番所跡


五稜郭に限らず、函館周辺は紅葉が綺麗でした。


桜の木もあちらこちらに植えられているので春もきっと綺麗なことだろうと思います。


建物があったところは、このように整地されています。


仮牢跡


北門


函館奉行所の復元された建物


所在地: 函館市五稜郭町44番3号
開館時間: 4月~10月 9:00~18:00(17:45 受付終了),11月~3月 9:00~17:00(16:45 受付終了)
入館料: 一般 500円,学生・生徒・児童 250円
休館日: 12/31~1/3,ほか臨時休館あり

1864(元治元)年に完成しましたが箱館戦争の舞台となり、1871年(明治4)年に解体されました。
2010(平成22)年、、庁舎の1/3を復元しました。


内部の様子


可能な限り建築当時の材料・工法を使用しているそうです。


井戸ではなく、水をためておくところのようです。


管理事務所


板庫(いたくら)
本来は書庫ですが、休憩所となっていました。
日本百名城スタンプはここで押すことが出来ます。
ちなみに、五稜郭をもって私の日本百名城スタンプラリーは完遂です。


土蔵(兵糧庫)
五稜郭築造時の建物で、唯一現存する建物です。


外国製の大砲


武田斐三郎(たけだ あやさぶろう)顕彰碑
五稜郭の設計者で、あやかって頭が良くなりたい人があとを絶たず、なでまわされて顔の部分がテカテカになっています。


五稜郭近くで見かけた寺院


薬局
どちらも函館奉行所の建物を模しています。

さて、五稜郭見学で書くことが出来ないのが、ここ


五稜郭タワー
所在地: 北海道函館市五稜郭町43-9
展望料金: 大人 900円,中・高校生 680円
営業時間: 4/21〜10/20 8:00〜19:00,10/21〜4/20 9:00〜18:00,
      五稜星の夢期間中(冬季) 9:00〜19:00,1/1  6:00〜19:00
休館日: 年中無休


中に入ると、土方歳三がお出迎えです。

エレベーターで展望室へ
これが地上90mからの眺めです。

しかし、よくもまあこんなものを幕末に作ったものです。
たとえ、現在、ショベルカーやトラックを使っても大工事ですよね。

奉行所のアップ


五稜郭の模型
往時の建物の様子がわかります。


展望室から見た函館の街
正面に見えるのが函館山です。

階下では、再び土方歳三がお出迎えです。


こちらは地上86mからの眺め
少し角度が異なると、イメージも変わってきますね。


なぜか、床の一部がガラス張りになっていました。
平気な顔をして、この写真を撮っている私を家内は驚いてみていましたが、私はちっとも怖くありません。
だって、万一ガラスが割れても、ここにハマるだけで、落ちないもの・・・・?

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする