橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

根室半島チャシ跡群(前半)

2017-09-10 | お城巡り(日本100名城)

新千歳空港到着後、まず空港内の専門店でサンドイッチを購入しました。


サンドウイッチハウス グルメ 千歳空港店
所在地: 北海道千歳市美々 新千歳空港ターミナルビル3F
営業時間: 7:30~20:30
定休日: 不定休


今回の相棒は、日産レンタカーで借りたノートです(e-POWERではありません)。
市街地走行では不満はないのですが、高速時では足回りの弱さがときどき顔を出します。九州で借りたラクティスは、接地感がイマイチでしたが、全速度域でその挙動は変わらなかったので、安心感がありました。
また、CVT特有のエンジン回転数がまず上がってから、速度が高まる感覚に違和感を感じました。
まぁ慣れの問題でしょうが、ラクティスはそれほど違和感はありませんでした。

このあと、釧路まで237km道東自動車道を走行しますが、北海道の高速道路はSA・PAが少ないのです。

しかも、SA・PAといっても、駐車スペースの他にはトイレと飲み物の自販機があるくらいで、レストランやコンビニの類いは見当たらないことが多いです。


十勝平原SA
サービスエリアでようやく、焼きそばと豚丼の露店があるくらいです。
このために、サンドイッチをテイクアウトしてきたわけです。


北海道限定缶コーヒー

道東道を降りてからも、さらに149km走りました。


やっと到着した、根室駅に隣接した根室観光インフォメーションセンター
所在地: 北海道根室市光和町2丁目10番地2
営業時間: 8:00~18:00(6月~10月),9:00~17:00(11月~5月)
休業: 年末年始
結局ここまで、386km、到着したのは15時30分でした。

根室半島チャシ跡群に関する資料をいただき、百名城スタンプを押しました。
百名城スタンプラリーで、ここが95~100カ所目だった場合、「日本100名城登場達成を祝う根室市民の会」より記念のステッカーがもらえます。
私も97カ所であったので、これに該当します。

チャシとは主に近世にアイヌが築造した施設です。
高い場所に築かれ、壕や崖などで周囲と切り離されたものが多いです。
道南、道東に多く、特に根室、釧路、十勝、日高地方に集中しています。
これはシャクシャインの勢力圏と一致している為、シャクシャインらが和人と戦う中で多くのチャシが築かれたのではないかと推測されています。
根室半島チャシ跡群は、根室市にある24か所のチャシ跡の総称で、国の史跡に指定されています。
このうち、パンフレットで紹介された、ノツカマフ1・2号チャシ跡とヲンネトチャシ跡を見て回りました。

観光インフォメーションセンターから約15分、道道35号線沿いに風力発電の施設が2つ見えてきました。

この目印を過ぎるとじき、道路脇にノツカマフ1・2号チャシ跡の案内板が見えてきます。


自動車数台とめられる駐車場があります。

海に向かって、200mほど歩きます。


小さな森を抜けると、

ササの平原に出ます。

ほどなく、案内板が見えてきます。

まず、ノツカマフ2号チャシ跡から、


写真中央に壕を確認することが出来ます。


半円状の壕の跡

壕は深くはなく幅深さとも数mほどです。


海に向かって、三角の土地がありました。
人工的なものかどうかはわかりませんが、出丸として使えそうです。

根室半島は高い山はありません。
しかし、海岸は隆起した土地により岩肌が露出した海岸段丘となっているので、この特徴をチャシは利用しているようです。

ノツカマフ1・2号チャシは海岸線沿いに半円状に壕を掘ってつくられています。

続いて、ノツカマフ1号チャシ

こちらの方が壕の幅も深さも大きいです。




さらに、盛り土も行われたようです。


(続きます)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする