橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

ユピテル MOGGY YPL521 について

2016-09-11 | SR400

今回の東北ツーリングで活躍したポータブルナビ
ユピテル MOGGY YPL521
 

これについてあらためてまとめたいと思います。

YPL521はユピテルのポータブルカーナビの最廉機です(現在は後継機のYPL522が発売されています)。
上位機種に比べて画面が5インチと小さく、ワンセグ機能も付属していません。

私の場合バイク専用として使うので、画面は小さくても近い位置で見るので問題なく、ワンセグも必要としません。
重要視したのは廉価であることです。
耐えず振動にさらされ、降雨や落下の可能性もあるので、廉価品を選んだのです。
逆にバイクですから細い道や少々回り込んだ道を案内されてもへっちゃらですのですので、ナビゲート機能は目をつぶることができます。
いまのところ、前者に関しては問題なくSR400の振動に対しても平気で作動しています。
一方、後者については期待通り面白い道を選んでくれちゃいます(笑

バイクへの取り付けは、デイトナの「スマートフォンホルダーWIDE IH-250D クイックタイプ」を使っています。
このホルダーは使わないときは外すことができるのでSR400のスタイルを壊すことはありません。
逆にナビを使うたびにホルダーも取り付けなければならず、一手間余分にかかってしまいますが・・・
 

ナビに付属したブランケットをこのホルダーにつけて接続しています。

 


私は、脱落防止のためマジックテープを使っています。
片方をナビの裏面にもう一方をブランケットに貼り付けるだけです。
取り外しに多少コツが要るようになりましたが、安心感かなり高くなります。

YPL521には内蔵バッテリーがついてますが、せいぜい2時間程度しかもちません(きちんと、計測したことありませんが)。
したがって、半日以上のツーリングとなれば外部電源が必要となります。


電源については最初ホーンのコードを分岐してUSBを取り付けました。
YPL521にUSBケーブルを接続する場合、通常のUSBケーブルでは充電はできますが、起動はできません。
取扱説明書によると、
「パソコン接続で充電するときは、本機の電源はOFFになります。パソコンでの充電中は、本機を操作することはできません。」
と注意書きがあります。
パソコンに限らずUSBから電源をとる際には、充電はできますが、つないだまま操作はできないのが仕様のようです。
実はコレ、USBケーブルの問題です。
通常のUSBケーブルでは、PC側が「ホスト」、周辺機側が「デバイス」となるようになっています。
「ホスト」は「デバイス」に対し接続制御を行えるのに対し、「デバイス」は「ホスト」から制御信号を与えられて初めてデータ伝送が行えるわけです。

USBケーブルを替えれば、周辺機側を「ホスト」として認識させることも可能です。
USBminiコネクターは5本線(VBus / D- / D+ / ID / GND)となっていますが、このうちID線が、GND線にショートしていると「ホスト」として認識します。

最近はスマホやタブレットをPCと接続させる機会が多くなり、双方が「ホスト」となりうる可能性が出てきたため、こうしたケーブルがホストケーブルとして市販されています。


ホストケーブルを購入してパソコンと接続してみた結果、充電も起動もできたのですが、なぜか、バイクのUSB電源では起動はできるが充電できないという事態が発生しました。

そこで、USB電源をあきらめ、シガーソケットに換えてみましたが、それでも安定しませんでした。
 

結局、原因はボディアースがしっかりできていないため電圧が低下するようでした。
テスターでいろいろ調べてみましたが、ハンドルまわりで安定した電圧を得られる場所は見つかりませんでした。
エンジン近くではちゃんとした電圧が得られましたが、熱を持ちますし、配線が面倒です。
いっそのことバッテリー直結も考えてみましたが、SR400FIのちっちゃいバッテリーを考慮するとあまり負担をかけない方がよいかと思い、
けっきょく、モバイルバッテリーを使用することにしました。


エレコム DE-M01L-6030
バッテリー容量6000mAhで1日使用しても余裕があります。

これをスマートフォン用ケースに入れて使っています。
サンワサプライ マルチガジェットケース PDA-SPC22BK
ベルクロで、縦にも横にも取り付けることができます。

 


こんな感じでミラーステーに固定しています。

ナビの検索機能は悪くありません。
今回訪れた、城や神社,道の駅,ホテルなどはジャンル検索または電話番号・住所検索することができました(あっ、当たり前ですね)。
USB電源で起動できますから、出発前に自宅で目的地を登録することができます。
登録された目的地は登録日時順に表示されますが、現在地に近い順に並び替えることもでき、これは使い勝手がよいです。

GPS衛星の捕捉は素早いです。
バイクに乗るために、スイッチを入れると、左右の手袋をはめている間に「衛星を捕捉しました」とアナウンスがされます。

画面の明るさは最大にして使用しています。
屋外でも使用しても必要充分レベルといったところでしょうか。

音量は最大にしていますが、ヘルメットをカブって運転しているとほとんど聞こえません。
一般道だと「なにかぼそぼそ言っているなぁ」と認識できるレベルです。
メットインスピーカに繋げば良いのでしょうが、特に困っていないので放置しています。

ユピテルのカーナビはGPS位置データから、スピードの出やすいオービス(速度取締機)設置場所・事故多発エリア・取締エリア・駐車禁止エリア&路線・高速道制限速度情報などを知らせてくれます。
これに関しては音声が聞こえなくても、警告ラインが上下にスクロールして警報表示してくれるので気がつくことができます。

問題はルート検索です。
必ず、目的地までのルートは表示してくれるのですが(当たり前ですね)、
不思議な経路を表示することがしばしばあります。

謎なのは、最近経路を優先するわけでもなく、広い道を優先するわけでもなく、取り締まりエリアを迂回するからでもなく、不思議な道を紹介してくれます(T2さんはイエラ道と名付けていますね)。
大半は納得できるルートなんですが、ときどきおかしなルートを紹介するのです。
時には、自動車ですれ違いができないような山道を教えてくれます。
おそらく、アドベンチャーモードが設定してあって、ランダムにそれが発現されるのではないでしょうか。
バイクで使用しているので、これはこれでで楽しいのですが、四輪で使っていたら何回か泣かされていたかもしれません。

今回の旅では、盛岡駅から3kmほど離れたホテルに宿泊しましたが、なんと駅からすべて直進を指示してくれたのです。
もちろん無事到着できたのですが、幹線道路は、住宅地へ入り、スナック街の路地裏を通って・・・という感じで街中でもアドベンチャーモードが発動しちゃいました。

近頃では、現地案内板を優先的に利用しています。
ナビでは右折、案内板では左折なんて事もよくありますが、こういうときは左折を選択するわけです。

ナビされたコースから外れると、ただちにリルートを開始します。
再検索のスピードは速いですが、今までのコースにこだわる傾向にあります。
つまり、」この先を左折して、さらに左折して、左折して、元の位置に戻れ」なんてコースを指示してきます。

というわけでバイク用としては非常にコストパフォーマンスに優れたナビですが、四輪用としてはう~むといったところでしょうか。

コメント (8)
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