SRには「スウィングアームピボットシャフトの固着」というウィークポイントがあります。
なんでもピボットシャフトとそれを支えるブッシュがよく似た材質なので、素材同士が摩擦すると焼き付くとのこと。
もちろん対策はされており、ピボットシャフトにグリスホールが作ってあります。
ただ、工場出荷時も販売店でも充分補填されていないことが多いと聞きましたので、グリスアップしてみました。
まず、グリスガンとチャッキング式ノズル、ウレアグリスをホームセンターで購入しました。
日常的に使うわけではないのでグリスガンは一番安いものを選びました。
ストレートタイプのノズルが付属していましたが、確実に注入できると思いチャッキング式ノズルも購入しました。
ピボットシャフトのボルトはココです。
先端についている小さいボルトをはずします。
ここに、グリスニップルを取り付けます。
ニップルは右サイドカバー下の工具入れの中にあります。
蓋の裏側のコレです。
反対側も小さいボルトをはずして、
グリスガンで注入し始めました。
反対側ボルトからグリスが出るまで注入するのですが、なかなか出てきません。
一気に押し込むとオイルシールがはずれてしまうことがあるので、気をつけてやんわりやり過ぎたのでしょうか。
いったん、どのくらい入ったのか確認しようとグリスガンをはずそうとしたのですが、ここでトラブル発生。
ノズル先がニップルを挟み込んだままはずれません。
グリスガンごとぐるぐる回すとボルトからニップルごとはずれました。
そこで、ノズルからニップルを取ろうと弄っていると、ニップルの中のボールとスプリングが飛び出てきちゃいました。
しかたないのでホームセンターで、6×P1.0のニップルを購入してきました。
気を取り直して、再び注入します。
油断していたらこんなに出ちゃいました。
もとどおり、ボルトを戻せばOKです。
結果的にはグリスガンに付属したストレートタイプのノズルで充分でした。
もう一カ所、リア・クラッチハブ
こちらは、あらかじめニップルが付いていますので、ここからグリスガンで注入します。
こちらは、数回押しただけでグリスが出てきましたので終了します。