光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

雲の多い空、ふたご座のカストルとポルックスから離れる金星、木星はどうか。

2015-06-07 13:48:24 | 星空・天体・宇宙
  天気、晴れ。薄い雲。


  乾燥注意報、大きなアジサイの花が少し咲いているが、ちりちりに丸まっている。


  ふたご座にある金星だが、きのう6月6日、ふたご座のカストルとポルックスから、ずいぶんと離れた、というのが

  印象的である。それまでは晴れていると思っていたが、雲がすでにあった。なおかつ、予想を超えての

  離れ方。ポルックスはわかるがカストルがわからず、双眼鏡で探したくらい。


  離れた、接近した、という。近くの場合の出来事などは、10mまで接近、後、3m、2m、1m、ゴールインとかいうが、

  あるいはいうことが出来る。が、天体の場合、もともと地球から、観測点からかなり離れる出来事なので

  近付いた、離れた、というには、角度がそれを表わすのにちょうどいい。角距離ともいう。


  月は地球にかなり近いが、光の速さで、1秒と少しはかかる。でも地球と太陽の平均距離は、約1億5千万km。

  光でも、8分と少々。これを1天文単位という。小さいようで大きい。


  この例でもわかるが、地上から見ていて、離れた、くっ付いたというのは、見かけ上の問題なので

  距離というより、「角度という考え」がそれを表わすのにちょうどいい。実際にそれらを感じるのも

  角度の大小で。15度あった。それが10度になった。1度は、60分である。さらに細かい単位で、秒までがある。

  大円を360度とすると、その1度は、3600秒である。角度の単位も細かい。


  天体が東に移動する場合を考えてみる。基準は恒星の位置になるが、概して地球に近いものほど、その動きは早い。

  それゆえ、いま見えている西の空の天体では、太陽の移動もなかなかのものがあるが、わかり辛い。

  で、金星が顕著で、その次が木星。


  恒星までの距離は無限遠などと書くこともあるが、もちろんその移動が観測されるものがある。ほか、

  年周視差というものがある。これが測定可能な恒星はあるが、ここに出てくる話で、特に問題になることはないと

  思う。


  画像は6月1日、6月4日、6月6日のもの。

  1日は、ほとんど雲の中にある。金星はわかるが、他はわずかに見える感じ。


  4日はまずまずだった。


  きのう6日は、1日と比較して、金星の動きが顕著、驚きがある。


  金星は木星をも追いかけている感じになるが、4日と6日の場合、かに座にある散開星団、プレセペが

  基準になる。このプレセペ星団に対して、どのような位置にあるか、これでも金星の動き、木星の動きが

  わかるが、ただファイルの焦点距離はみな同じではないので、相対的なものに。

  みなファイルのイメージ。画像は大きめで、これはどうしようもない。


  6月1日、雲の中の星々。



  その一。金星の横にある、ポルックスはわかるが、カストルが鮮明ではない。




  その二。あぶり出すような感じになる。どうにか並んでいる。



  6月4日。



  その三。先に、金星とカストルとポルックス。金星の位置が変わった。下が地平だが、これも
  大体である。恒星を基準にするとはっきりとする。




  その四。木星と金星。ちょうど二つの惑星の中央に、散開星団プレセペがあるように見える。



  6月6日。



  その五。夕日、日没間近だが、もう雲がある。




  その六。金星が、カストルとポルックスから離れた。ペルセペ星団と二つの惑星の位置を見ると
  金星側が短くなっている。

  雲でない鋭い光が写っているが、これはご想像通り。




  その七。もう一枚。雲がどんどん出てくる。




  その八。金星と、カストルとポルックスの辺りをもう少し広い範囲で。



  6日はこの後西の空は雲だらけのはず、7日になって、また晴れたが。他の方向はそれほどひどくなかった

  ようだが、・・・。



ほぼ快晴だが、薄い雲が曲者。青い立山連峰

2015-06-07 07:04:26 | 散策
  気温は比較的低めというか、それでも、これくらいが身体を動かすのにいい。


  もっともそんなに動かすこともない。息切れもないが、ヘナヘナとなることはある。

  なんか愕然。


  朝は明るい。太陽光が散乱して空はかなり白い。いまは立山連峰は、ほとんど見えていない。

  ガクアジサイの白いガクが、雪のようでもある。

  そこだけ白い、というのはほとんどが花のようだが、いまほかに白い花は何があるのかな。


  きのうは珍しいといえば珍しい、夜も北風が吹いていた。

  例の「あいの風」である。

  だから東側の窓を開けると、ひんやりとした空気の流れがわかる。

  これが悪いとは言わないが、やがて薄い雲が、西の空にまで流れてきた。

  あれだけきれいに晴れていたのに。

  お天気に文句を言っても仕方がないが、ぎりぎりのところで、また雲か。

  
  東の空は晴れていて、土星とさそり座のアンタレスがやけによく見える。

  月が出たのは遅めだが、これも煌々で、でも西の空は変わらず薄い雲が。


  これは5日、一昨日の朝の立山連峰。

  雪は隠れるように残っているはずだが、見た感じ冬のそれとは大違い。













  朝早めの画像でコントラストなく平面的だが、山の青さが目立つ。空気は澄んでいる。



  梅雨入りが近い感じはしない。

  しかし薄い雲は、昼間は問題ないけど、夜はホント、曲者。

  天の神様も天邪鬼。