光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

よく減る灯油

2008-01-28 19:06:35 | 散策
  全国的に寒いようで、でも、ここも寒いが、それは例年より寒いと思う。また、去年の朝の気温などを、5年日記だかで、ときに見ることがあるが、それを今チラッと見てみたけど、2℃とか3℃という値は、見当たらなかった。寒すぎる。それに、灯油もよく減る。なるべく使わないようにしていることがわかる。ずいぶんと寒いのに頑張っている感じもする。
  朝の温度が、4℃以下だと、あー冷蔵庫の中の温度だと思うが、さほど緊迫した感じがないのは、開放されている、多少なりとも窓もあって光が入るし、それに、外の風景も見えるからであろう。ときに、鳥の鳴き声もするが、この機会も減っている。こうゆうこともあって、寒いながらも何とか生きていける気がするが、4℃の密室というものを考えると、いくら外に出る扉があっても、ただ、人口の光があるだけで、またTVなどがあっても、これは、とてもじゃないがやってられない。密室、閉所、窓のないところでは、息も出来ない感じがする。こうゆう映画が、ありそうな気がする。そこで、これは、ちょっとしたシミュレーションでしたということが明かされて、観客の皆さんは大いに溜息を付く。
  スースー、冷たい風が入ると、どうもカンシャク球が爆発しそうになるが、これは実際は逆で、この空気が少しでも入って来るからいいのであって、でも、やっぱり寒い、早く閉めて、と大きな声が聞こえる。ある程度明るく、窓もあって、しかし、カンシャクが起こらないという時期、それは、やはり春も遅い5月の声を聞かないといけないだろう。

  時間をみて、どうも進んでやる気はないが、細かい紙に印字された数字を見る。探すと言っていい。どこに、その必要な文字があるのか、すぐにはわからない。怪しまれることのないものであるのに、どうして必要なものがこうして小さな文字で印字されるのか、よくわからない。眼鏡をはずさないと文字が判読出来ない。年月日が違った、これは2008年のものだ。散乱する、さっきここに置いていたものが、どこかにいった。寒気がする。これはやはり花粉症のせいだろう。確かに、電気ヒータは弱だが、それにしても寒い。細かい文字を書き写す。視野がずいぶんと狭くなる。視野狭窄になる病気があるらしいが、特に小さな文字を見なければいけないとき、今度は全体が見えなくなって、あれはどこにいった、と言うことになるようだ。疲れる作業である。
  一休みして、何でもかんでも放り込んである箱の、中身をすべて外に出してという、徹底捜査をやることにする。それで、そこにあるものは、何の必要も無いものが大部分であるが、一つだけ必要なものが見つかった。正規のもの。で、もう、底が見えている。何年前のものだかわからないものがそこに、綿ぼこりと一緒にあって、この空気を吸うと病気になりそうな気がして、徹底は止めた。端折った。

  朝は、快晴に近いお天気だったが、雲が紅く染まっていたからか、割と早めに雲が、全天を覆い始める。それで、多少気温は上がった。瞬間では、最高は7℃近くまでいったようだ。ただ、曇り空で、ゆるいが、冷蔵庫の温度に近い風が吹いている。ここは、早歩きになる。雪はようやく、ほとんど溶けたようだ。
  寒々とした道を歩いている。いつものように、2匹のワンちゃんの様子をうかがう。さほど寒く感じていないのか、どちらの犬ものんびりした様子。やっぱり少し気温が高いのかも知れない。これは、好ましいことである。人の場合は、置かれている状況で、感じるものが違う。もう少し元気な人なら、今日くらいの気温は、結構暖かいと感じているのかも知れない。一体どの程度の方々が、そう感じているのか。底辺が天辺にある人口ピラミッドの不安定さはしかし、より不安定に、その形をよりシャープにする方向へ、変化しているはずなのだが。


  みちみち、なるべくあちこちを眺めるようにしている。しかし、どうも決まったものしか見えて来ない。まずは、門だけの建物。



  地域遺産だと個人的に思っている。



 
  ケヤキ。今気が付いたが、ずいぶんと枝が細かく分かれていることがわかる。鳥の巣、カラスかも知れない、も見える。これも、遺産。




  ついにというか、固いままの蕾を持つ、梅。この木は、ドングリの落ちていた木の影になっていて、陽光はあまり当たらない。それで花が少し遅れるようだ。しかし、今年は、何しろ寒くて、たぶんまだまだ、ほころぶこともない。
  焦点を手動で固定して撮る。合焦したものがキリっと写るはずだけど、その数も少ない。  

快晴の朝

2008-01-28 07:13:55 | 散策
  朝のお天気、快晴に近い晴れ。一部に薄い雲があって、これが朝日に照らされて、なぜか少し紅い。南からの風が吹いている。寒い。アメダスの最新気温、マイナス2.5℃、積雪は0cm、湿度68%。室温2.5℃、今は4℃。2℃台の数字は、ことし初めて。
  やけに寒いと思ったら、2℃台で、より寒いところは、ヒータのモニタは、1℃だった。1℃より低いとどうなるかは、わからない。布団から出る時も、眼鏡が曇った。それで、外を見ると、

  金星が明るく光っていた。これは、もしかしたら、お天気は晴れ、そのとおりで、しかし気温がマイナス2.5度だと、さほどひどい放射冷却でもない。ひどいとマイナス5℃まではゆく。金星が、明るく輝くのを見ていると、冷え冷えとしてくるが、さらに、星ぼしを探す。あそこにも、あっちにもあって。さらによく見ると、金星の下側に、かなり明るいと言っていい、星があってしばらくはわからなかった。

  水星は、今は太陽の東側にある。夕方しか見えない。それで、しばらくその少し明るく輝く星を見ていてさらに体が冷えてきたが、土星にしても明るすぎて、最後に、それはたぶん木星、木星しかないと確信した。木星が、太陽の西側に移動してきた。太陽は、1年で天球を一周する。木星は、約12年の公転周期をもつから、その移動角は、太陽より小さく、それまで、太陽の東にいた木星は、宵の空からやがて見えなくなった。それは去年の秋も遅いころ、やがて、太陽に追い越されて、太陽の西側に行き、今度は、明け方の東の空に見えてくる。こうして、ひさしぶりに、木星の姿を見るが、金星が全天では、太陽と月に、続いて3番目に明るいから、惑星の王者である木星も、ちょっとショボク見えるのは仕方がない。しかし、金星はどんどん太陽に接近して、やがて、太陽の東側に移動する。そのときこそ、明けの空に、王者の風格を備えた木星を見ることができるが、それにしても、寒くてやってられない。

  もうすぐ、太陽が東に見える山々の稜線から顔を出すようで、かなり明るくなってきた。すでに、ジェット旅客機が飛行機雲を長く残していって、それも、紅く輝いて、今は白に近い黄金色に輝いている。

  寒さに凍りついた感じがあって、もう何も出て来ない。明るいが、実に変化のある景色は人を魅了するが、寒すぎるのであって、最後はやっぱりこの寒さに降参するようである。