光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

寒さも絶好調

2008-01-26 18:53:42 | 散策
  高野山というところがあって、少し懐かしく、地図を見つつ、昔を思い出した。そこに行ったのは、しかし夏で、今ごろの厳冬の高野山ではなかった。
  三日前は、その事についてはここにも書きましたけれど、風が強く、また雪も舞って、気合がないと歩けないような感じがあった。少し、多めに着込んで、ただただ、なにも考えずしかし車には気をつけて、それでどうにか歩いて帰って来たが、やったことが、度を越しているかどうかは、まだ判断が付かなかった。しかし、今考えるとその厳しさは、冬の極自然のもので、これくらいは仕方ない。こうゆう時もあるから、何度かそのような寒い中を歩いて来るのも、当然のことと思った。どうにか、寒さにも慣れて、少し自信のようなものも付いた気がする。

  埼玉のちょうど真ん中辺りに、川越という街があって、昔ここによく行った。もう少し先の寄居とか、それから、梅の名所である越生にも行ったが、それらと同じように、しかし少し寝坊してこの川越の街にいった。
  ふと、七福神のことを思い出した。これを、ネットで調べようとして、福七人と打ち込んだものだから、ほとんど反応がなくおかしいと思い、それが七福神の間違いであることにようやく気付いた。七福神と川越から、ちゃんと、川越の七福神の紹介が出てきた。ここを歩いたことがあるが、人の姿はなかったように思う。
  きのうの天気も、ほとんど0℃か1℃の気温の世界であったけれど、それなりにお日様の出た時もあり。また風が弱かった分、少し楽に思えたが、きのうの寒さの疲れが出そうな感じもあって、気を引き締めた。このままだとズルズル、風邪を引きそうな感じがあって、しかしなかなか緊張感というものも出て来ない。これは七福神とは関係はないが、その少し長めの川越の巡りを歩いた感じに似ているとも思える。
  
  今朝は、びっくり地震で目が覚めたが、もう一度少しうたた寝した。幸い、今のところ、感じる地震もない。ただ、やはり、震源に近いところでは、安心も出来なし、緊迫の時間が続くのは間違いない。まことに、厄介な問題である。
  お昼ころの、ある川の橋の温度というものを、義兄に聞いてみると一つは、1℃、もう一つは2℃で、こうゆう低い気温はなかなかないもの、ということであった。出る言葉も、少なめである。見送って、
  寒そうであるが、長靴を履いて、外に出た。それまで曇りの天気であったが、弱いながら、吹雪になった。ただ、積雪はないと言ってよく、またウィンドブレーカに付いた雪の量は、きのうの方が多かった。きのうは、濃いワインカラの生地の上にピタリと雪がくっ付いて、落ちようとしなかった。今日は、さほど雪は付かないが、寒さは一人前で、これっぽっちも汗はかかなかった。何か、春らしい、早春のものがないか、ちょっと見る余裕もあった。しかし、咲いているのは、凍傷気味のサザンカくらいしかなく、それ以外は、沈黙している。
  付け加えると、いつも会う一人目のワンちゃんは、なぜか外にいた。いかにも寒そうである。もう一人のワンちゃんは、外からは見えなくて、しかし、ちょっと悲しげな鳴き声を出していた。それは、寒いというものではなく、人の、無論、飼い主の方の、気配を感じているが、その人が自分の前になかなか現われなくて、それに対する悲しげな反応に思えた。

  写真も少し昔に戻らないといけない。スイセンの花があった。




  蕾が少し膨らんでいる。これをもう少し接近して撮ったものは、みなぼんやりしたものしかなかった。この蕾は、まだ多分咲いていないと思う。




  去年の花である、フジバカマが、まだその最後の姿を見せている。飛んでゆくタネは、あるものからは落ちて、5つの、がくのようなものだけが残る。しかし、白髭も多い。

  新年になって、2、3日、東方に見える、剱岳、立山などの、北アルプスの高峰が見えていたときがあったが、その右側には、薬師岳がある。

  

  薬師岳は、剱岳、立山辺り、と一緒でよく見えるが、ただ、個人的な場所の問題があって、うまく全貌に近いものが撮れなかった。今回は、うまく写れそうなところがわかって、しかし、横長になるので、ここは、一番高そうな辺りを切り取ってみました。ここは、今も、ものすごく寒いところである。

氷点下の世界と、地震と

2008-01-26 07:23:51 | 散策
  朝のお天気、曇り。雪は降っていない。風は弱く、穏やか。アメダスの最新気温、マイナス0.9℃、積雪2cm、湿度87%。室温3℃、今は4℃になろうとしている。

  朝方、4時半ころ、ガタガタした。すぐに地震とわかる。地震は、小さいものが、1月22日にもあった。このときは、自分が揺れているのか、地面、建物が揺れているのか、どっちがどっちかわからないものだった。調べたら、能登地方で地震があって、これで、揺れたのだろうと思った。
  今日の朝の地震も、震源は能登地方のものだろうと思う。この寒いときの地震か、早く止まれっと思う。ここは念を送る。どうにか止まった。ラジオを付けるがすぐに、NHKでもこの地震についての放送はない。しばらくして、ようやく、この地震に関する情報が流れた。
  輪島市では、震度5弱であったというから、これは比べ物にならないくらい揺れたと思われる。震度4くらいまでだと、何とか平静でいられるようだが。
  PCのキーボードを縦に置いていたが、これが仰向けにひっくり返っていた。

  寒い日というのは、今ごろでは当たり前だが、それにしても、その寒さにあらためて、びっくりする。でも、春になれば忘れてしまうのか。
  きのうのアメダスの気温を見ている。最高が2.4℃、瞬間だろう。ほとんどが、1℃なく、0℃を中心に、多少上がったり下がったりしていると言っていい。風がさほど強くなかったから、厳しい寒さは外に出ていてもなかった。そういえば、ワンちゃんも、外に出ていて、しかし寒そうな顔をして、こちらを見上げたような気がする。寒いのだけど、ご主人様が、わかってくれない、そう訴えているような切ない顔をしていた。2匹ともが。ちょっとかわいそうだった。

  だんだんと、地球の氷の量が減っていて、万年雪も少なくなり、氷河が溶けるなり、移動するなりして、固体の水の量は、やっぱり減っているようである。ただ、これが地球すべてのものを現わしてはいないし、同じ時間のものでもない。なにか、訴える力はしかしあって、これは地球の温暖化は、かなり深刻なことがよくわかるような気がする。しかし、こうゆうものが、毎日報道されるかというと違う。TVの、編成入れ替えの特番であったり、お休みの日の、特別番組で流れたりして、どうも、見世物としか扱われていないような気がする。

  JAXAに、地球観測研究センター(EORC)というところがあって、人工衛星で見た、人工衛星でしかわからない、地球の様子というものが、紹介されていて、これをときどき見る。これらの中には、南極の、北極海の氷の量の変動というものも紹介されていて、また、大陸にある巨大な湖の様子も、人工衛星でこそ、その様子がわかるというもので、これなども、地図ではわからないものが見えてくる。
  ここのページは、TVのように、見世物として、気を引くものとして、視聴率を上げるためのテクニックというものは、特に必要とされないから、かなり冷静に今の地球の様子がどうなっているのか、客観的に判断することの出来る一つの重要な材料になる、と思う。ただ少し、残念なのは、今はどうなのか、あるいは、1年前は、10年前は、どうなのか、南極の氷、北極海の氷、その他地球の状態を判断する貴重なデータが、完全に紹介されているかというと、そうとも言えない所がある。無論、人工衛星もそのためだけに使われているわけではないだろうが、こうゆう貴重なデータの整備、完備というものが、もう少しなされれば、断片的なものとしかいえない、今の地球温暖化の諸問題について、かなり冷静で客観的で、総合的な判断が個人のレベルでも出来ると思われる。