田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

新しい酒を古い革袋に入れる――随筆に猫の話題はつまらないの???

2020-01-26 09:12:37 | ブログ
1月26日

●新しい酒を古い革袋に入れる(あたらしいさけをふるいかわぶくろにいれる)とは。《新約聖書「マタイによる福音書」第9章から》新しい内容を古い形式に盛り込む。内容も形式もともに生きないことにいう。

●わたしは随筆を書くのか好きだ。いままでに、かなりの随筆を発表してきている。
日本作家クラブ発行の『随筆手帳』NO.34に『蛸壺』を発表した。随筆賞に選ばれモンブランの万年筆をいただいた。いまも、愛用している。

●だが、この形式は古すぎるような気かしてならない。

●ところが過日、随筆家のOさんがこんなことを言っていた。彼とは長いつきあいでリスペクトしている。なんでも、気軽に話し合える。

●「猫の話は、あまりにも話題がおおすぎて、ありふれているから、あまり書かないほうがいいと皆で話し合った」

●あれあれ、なんだかおかしな話題になってしまったな。と、そのときは思った。妻も毎日ブログを書いているので、文学の話が出る席にはかならず同伴している。

●いままでの半世紀のあいだに、猫が我が家にいなかった時期はない。猫愛好家をとおりこして、猫フリーク。妻のブログはだって『猫と亭主とわたし』。猫がいかに生活の中心となっているか、おわかりいただけると思う。

●あれあれ、話題がほかにそれてしまった。

●彼の説は――随筆という形式に猫の話題という、人口に膾炙する(ジンコウニカイシャスル)ことを書いてもおもしろくない。ということらしい。

●わたしは、ありふれた話題――素材でであっても、それを生かすのは調理人の腕しだいではないかとおもっている。新鮮な作品をもりつけるにはむしろ随筆という古い形式のありようをかんがえる必要がある。

●まだまだこの問題は考えるべきだ。こんど彼に会ったらそのへんことを話題にしてみたいものだ。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
猫、大好き。 (種吉)
2020-01-27 12:04:15
こんにちは。雪が降るらしく、山あいの空気はいつもよりひんやりしています。からすが群れをなして騒いでいるのが気になります。
わたしも、十代の頃、黒猫を世話したことがあります。
猫ほど魅力的な動物はいないと思います。
劇団四季でも、キャッツがすごい人気ですね。
がんばれ、猫ちゃん。
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Unknown (麻屋)
2020-01-27 17:31:48
ルナはパソコンのうえによくのります。
悪戯盛り。
ともかく、なにをされても、おこれません。
猫猫猫の毎日です。
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