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中国こそ日本に謝罪すべき9つの理由 - 4 ( 中国の属国 ? )

2016-10-17 12:39:01 | 徒然の記

 靖国参拝、教科書問題、日本国憲法、慰安婦問題、南京問題、尖閣問題等々、ありとあらゆることについて、中国が干渉してくる。

 黄氏はこれを差して、「中国による日本への指導・監督」と表現し、「日本はすでに中国の属国」になっていると言う。

 敗戦後の日本が、アメリカの属国になっていることにつき、私はそれを実感し、苦々しく思うが、「中国の属国」という認識はなかった。世界ではそういう見方もされるのかと、情けなく感じつつ氏の本を読み進むうちに、納得せざるを得ない事実を、突きつけられた。

 「中国が、日本の隅々にまで指導・監督を行えるのは、」「日本国内の反日日本人が、中国に注進をしたり、呼応をしているからだ。」「ロシア革命が成功すると、ソ連は、共産主義者の理想の祖国となった。」「第二次世界対戦後の世界は、社会主義か資本主義かで二分されるに至った。」

 「このころ、日本の知識人たちは、八紘一宇の夢を打ち砕かれた喪失感や、」「戦争協力の過去を打ち消すため、戦争に反対したアリバイ作りをするため、」「多くは共産主義に、新たな夢を託し、心酔した。」「かくして、戦後型進歩的文化人が大量発生し、学界、言論界、教育界を占拠したのである。」

 氏の指摘に対し、一言の反論もない。日々の闘いはその彼らとのもので、私は彼らを「獅子身中の虫・駆除すべき害虫」と呼んでいる。

 筆頭が朝日新聞であり、NHKであり、東京大学であり、日本弁護士協会、日教組だ。政党で言えば、共産党、民進党、あるいはもう名前すら覚えられない、反日の弱小野党だ。

 「彼らが求めた進歩と 発展は、たいてい、世界革命や 人類解放だった。」「毛沢東は彼らに対し、社会主義の第一革命は、ロシア革命、第二革命は中国革命、」「第三革命は日本革命であると、定義し、革命を鼓舞した。」

 「日本の進歩的知識人は、それに呼応すべく、ソ連、中国、北朝鮮の指導下に馳せ参じ、」「日本列島で、世界革命、人類解放の嵐を巻き起こした。」「中でもその中心的役割を果たしたのが、労働運動であり、学生運動であり、そしてほとんどのマスメディアだった。」

 「反日日本人は、政治や経済までは、支配できなかったものの、」「市民運動と平和運動で、大きな社会勢力を形成し、」「教育界、言論界、マスコミを牛耳るようになった。」

 「そしてもっぱら、日本叩きを自らの使命とし、中国や韓国、北朝鮮などの反日国家に呼応しながら、」「執拗に蠢動し続けている。」「彼らは中国などから、良識的日本人としてもてはやされ、英雄視もされている。」

 「もちろんそれは、敵の敵は友、の論理からくるもので、実際には、」「外国に投降するような、これらの日本人を、彼らは内心で軽蔑しているのであるが、」「こうした民族主義的意識を理解できない、愚かな日本人たちは、」「そのようなことにも気づかない。」

 ここまで言われると、同じ日本人として恥ずかしくなり、うなだれるしかできない。ここまで遠慮なく言われると、黄氏がたんなる日本礼賛者なく、日本人に媚びている人間でもないことが分かる。自分にとっては胸糞の悪い意見だが、すべてが事実なので納得するしかない。

 「こうした、英雄扱いのおだてに調子づき、彼らは南京虐殺や、慰安婦問題の研究などの反日ネタを、競って中・韓に売り込んでいる。」「日本の教育界、ことに小、中、高の教育は、革命的教員組合である、日教組や高教祖によって牛耳られ、」「伝統的文化破壊、反日反米、反戦平和の洗脳教育が実施された。」

 「戦争体験のない世代に限って、戦争という言葉を聞くだけで、アレルギー反応を起こすのは、このような教育の影響によるところが極めて大きい。」

 「新しい教科書を作り、広めようという今日の動きは、かっての政治教育から、国民を解放しようという、極めて理性的な、教育正常化運動であるが、」「日教組、社民党、共産党、朝日新聞などは、」「軍国主義の復活などと叫んで、がむしゃらに、この教科書に反対する。」

 「こうした彼らの努力と策動によって、愛国心というエゴさえなければ、戦争は起こらないという観念が定着した。」「愛国心や戦争が、言葉としてもタブーとなり、国民の間から喪失していった。」「愛国心の源泉である、正義感、勇気、英雄、伝統というものもタブー視され、消えてしまった。」

  「日教組運動の誤り」と、叔父が書き込みをしていたのは、この文章の所だ。どんな気持ちで書き込みをしたのか、私には通じる。

 「正義感や勇気を排除すれば、人間が卑怯な振る舞いに走るのは、当然だ。」「勇気がなければ、正義を守ることもできず、無気力や無責任が蔓延する。」「戦後の道徳の退廃も、凶悪犯罪の横行も、学校でのいじめも、公共心の欠如も、すべて極端な反戦平和教育が原因だ。」

 これは黄氏の意見というより、私自身の考えであり、強い主張だ。まさか氏が、同じ視線で敗戦後の日本を見ていたとは、一つの発見であり驚きだった。

 反日左翼に心酔する「お花畑の日本人たち」も、氏の意見に耳を傾け、少しは頭を冷やせば良いのだ。(そう言っている私は、氏の叙述を読むほど、頭に血が上り熱くなってくる。)

 「深刻な問題となっている、今日の学校の荒廃が、実際は、自分たちの平和教育の結果であると、」「それを認める日教組の教職員が、どれだけいるだろうか。」「愛国心を否定した日教組教育により、国民教育のシステムと、学校の機能が停止してしまった。」

 「反日日本人の活動を支えているものが、何かと言うと、やはり反日マスコミである。」「これもまた、日教組同様、卑劣で卑怯であることに、変わりはない。」

 「自らは社会の公器として、正義の味方ずらをし、絶大な権力を誇り、」「国民の上に君臨しているのだから、万死に値する罪人である。」「日本が、中国から、属国さながらの内政干渉を受けるのも、このマスコミによる誘導があるからだ。」

 よくぞ言ってくれたと、手を打って喜びたいところなのに、こみ上げてくる悲しみを何としよう。この言葉を、私は黄氏でなく、日本の保守と言われる言論人たちから聞きたかった。

 「ここまで非常識で、恥さらしの姿勢を、朝日新聞が堂々と取れるのは、」「日本のオピニオンリーダーと称される、進歩的文化人が与えた、神格があるからだ。」「これらに、日本と日本人が支配される限り、国民は反日思想からの脱却が難しいし、中国の属国支配から、抜け出すこともできはしない。」

 私を喜ばせ、悲しませる氏の主張が、まだまだ数ページにわたり続く。だが黄氏よ、もうこの位で十分だと、私は本を閉じる。

 そしてこの章の最後に、あの叔父の言葉が記されている。叔父だって、喜んでいなかったことが、わかる。

 「日本人の、売国心理者は、断固糾弾すべし。」・・・・。つまり、この言葉だ。

 亡くなった叔父と、会話しなかったことに関する後悔があるとすれば、次の一点だ。私は叔父に言いたかった。

「叔父さん、売国心理者なんて、そんな優しい言葉ではいけません。」「彼らは、獅子身中の虫なのです。駆除すべき害虫と、そう言うべきなのです。」

 

 ( この章は終わりとするが、他の章があるから、ブログはまだ終わらない。お花畑の日本人たちには、不愉快だろうが、そんなに簡単に終わるものか。私のあだ名は、意地悪爺さんだ。)

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