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やはり始まった女性宮家前哨戦 - 2 ( 国連の実態 )

2021-03-12 17:35:10 | 徒然の記

  黒崎記者が記事で紹介している次の言葉は、中満氏の強い主張だそうです。

 「日本の現状が正常でないということに、気づいてほしい。」

 「男女平等の実現は、日本社会全体にとって必要なこと。」

 「日本の活力にも、直結する。」

 そして、記者の説明が次のように続きます。

「東京五輪・パラリンピック組織委員会の、森前会長による女性蔑視発言を受け、」「中満氏ら各界のリーダー42人は、2月、」「差別のない社会を目指す行動宣言を、共同で発表。」

 国連で日本攻撃の活動を始めるのは、いつもなら反日NPO団体である日本弁護士会などですが、今回は中満氏が率先し行動していました。共同通信社の記事がなければ、知り得ないことでしたが、国連日本人職位の最高位、事務次長の中満泉・軍縮担当上級代表が、このような行動をしていたと知るのは、むしろ嘆かわしい話です。

 ところが日本では、氏の行動に対し、経済界や教育界など多様な分野から、迅速に賛同の声が上がったそうで、喜んだ氏のコメントが、紹介されています。

 「社会を変える必要があるとの問題意識を持った方が、増えており、」「心強く感じた。」

 続いて、氏が説明したという国連内部の動きです。

  1. 国連は2028(令和10)年までに、全職員を男女同数にする目標。

  2. 幹部職員レベルでは、既に達成。

  3. 目標が部署ごとに設定され、進捗状況が常時見られている。

  4. 進捗は、人事評価の判断基準にもなっている。

  5. グテレス事務総長の強い決意と、詳細な実施計画がある。

 ついでに、日本に関する氏の所見も、記事から抜粋し項目にしました。

  1. 日本では男女の役割について、無意識の「刷り込み」が至る所にある。

  2. 招待されたイベントの登壇者が、男性に偏っている場合は、指摘して変更を促す。

  3. 日本は男女格差報告「ジェンダーギャップ指数」で、世界135国中121位と低迷する。

  4. 日本もゆっくりと変わっているが、変化があまりにも緩やかなので、諸外国に遅れをとっているように見える。

 以上が、中満氏に関する記事ですが、さらに私が注目したのは、同時に掲載されている小さな記事です。今度は、共同通信社のワシントン支局 からのニュースです。署名記事でないため記者の名前はありませんが、情報操作に加担する記事の実例です。

 「男女平等推進署名へ」「米大統領令」・・・これが見出しで、内容は、バイデン政権では政権の主要閣僚も、男女ほぼ半々になっているという記事です。

 私は、共同通信社の一連の記事が、近々始まろうとする女性宮家問題への、前哨戦だと警戒しています。もともと米国の民主党政権には、日本の台頭を危険視する勢力が力を持っています。いわば、敗戦後の日本に「トロイの木馬」を残し、日本国憲法で、日本軍隊を解体させ、再軍備をさせないようにしたのも彼らです。

 それでもわが国の保守勢力は、国内の「トロイの木馬」と戦いながら、何とか自衛隊を世界の標準的な国防組織に育てました。しかし、敵への武力行使があれこれ制約され、実態は無力な自衛隊となっています。敗戦時にもう一つ、米国の反日勢力が狙っていたのは、「皇室の消滅」でした。最高司令官だったマッカーサーは、皇室の消滅を図れば日本は内乱となり、占領統治が不可能になることを察知し、手をつけませんでした。

 従って、米国の反日勢力は今でも「皇室の消滅」を狙い、日本崩壊を画策しています。彼らはそのために国連も活用し、中国や韓国による執拗な日本攻撃を黙認しています。中満氏の今回の言動は、その動きに沿っています。

 息子たちは、国際社会における日本の置かれた立場を、きちんと知らなければなりません。大東亜戦争を押し進めた日本が、再びよみがえることを、米国はもちろん、ロシアも欧州諸国も警戒しています。彼らはある意味では、中国や韓国の日本攻撃を、無言のうちに支えている国々です。

 私の懸念が、根拠のない杞憂でない証拠を、息子たちに紹介しておきます。平成28年3月9日の、産経新聞の報道です。

 「【国連女子差別撤廃委】男系継承を「女性差別と批判」」「最終見解案に皇室典範改正の勧告」「日本の抗議で削除」

 これが当時の新聞の見出しで、記事の要約もあります。

 「国連の女性差別撤廃委員会は、女性差別撤廃条約の実施状況を審査する組織。」「2月16日に、ジュネーブで対日審査会合を開き、」「7日に、日本政府に対する勧告を含む、最終見解を公表した。」

 わずか5年前の話です。自民党政府と、反日左翼野党との間で、皇位継承問題を速やかに検討するという約束が、既に交わされており、政府の有識者会議のメンバーも決まっています。「女性宮家」を誕生させ、「女系天皇」を実現させ、皇室の崩壊を図ろうと、国内の反日勢力が虎視眈々と狙っているのが、現在です。

 だから私の心配は、根拠のない杞憂ではありません。日本の領土を侵す王毅外相との会談時に、尖閣は中国領と言われても、「謝、謝」と笑顔で応対していたのは、茂木外相でした。菅総理も、外国人土地取得法では、公明党に反対されて尻すぼみです。この総理にして、この外相ありですから、日本の危機は高まるばかりです。

 今回で終わるつもりでしたが、ネットで中満氏に関する意外な情報を得ましたので、次回はそれを報告いたします。知るほどに、日本の危機には深刻なものがあり、うかうかしておれなくなります。

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