私を苦悩、あえてこの言葉を使いますが、苦悩させているのは、氏の動画です。タイトルが、「小室真子さんのご結婚の本質」です。氏の意見を、そのまま転記します。
・今回のご結婚の一番の本質は、「一時金を辞退されたこと」「皇室の一員としての一切の儀式をなさらずに、進められたこと」の2点にあります。
・皇室の一員である時に、皇室の一員でないような過程を踏み、ご成婚に至られたこと。つまり真子様はご自分の「自由意志」を、「皇室の定め」よりも優越したということです。
・今回の件につきましては、国民には何の責任もありません。こうしたことを受容した宮内庁と、私たち立法府の国会議員にあります。
・これは、眞子さまの個人的な問題ではありません。今後悠仁親王殿下においても、他の皇族の方々おいても、同じことがありうるということになります。
ここまでの意見は、私と同じ見方です。皇室を護持すべき宮内庁はもちろんのこと、終始口をつぐんでいた国会議員諸氏を、何度かブログで批判しました。しかし驚いたのは、次の意見でした。
・場合によっては、悠仁親王殿下が皇位の継承を望まれないということが、起きる可能性が出て来ました。
・御即位される時の悠仁親王殿下の「ご意思」が、今回の例により、「皇室に定められた先例」より、より上にあるとお考えになられるとしたら、あり得ます。
・悠仁親王殿下のご即位はまだ先のことですが、上皇陛下が、現代におけるご譲位の先例を作られたので、それを基準に考えれば、今上陛下が80代半ばになられる頃だろうと思われます。
・上皇陛下が、「ご自分の自由意志」で、憲法に背いたご譲位をされたことは一切なく、陛下は決して、間違ったことはされません。
・自分が疲れたからという理由では、一切ありません。国民の象徴であるご自分が、長寿社会となったため、介護の姿になる前に、今上陛下に譲位を決断されたのです。
・これは内閣が認めたことでありますから、陛下について「憲法に背かれた」というのは間違いです。
青字の部分は、氏の苦しい言い訳としか、私には受け取れません。自民党の議員の限界かと、私が言ったのはこの説明です。あの時上皇陛下は、政府の頭ごしにNHKを使い、ご自分の気持ちを国民に直接伝えられました。どのように言い繕うとしても、上皇陛下のご行為は憲法違反でした。
「これ以上公務を続ける体力がなくなったので、譲位する。」と陛下は言われ、国民の多くが「お疲れ様でした。」と、感謝しました。なくなった後の葬儀を簡潔にしなくては、家族の負担が大きいとも言われました。代々の天皇のように埋葬せず、簡素にするため火葬にし、御陵も作らないと語られました。
青山氏の説明に反しますが、あの時の上皇陛下のお言葉は、「国民」でなく、残される「ご自分のご家族」の負担の話でした。
「真子様がご自分の「自由意志」を、「皇室の定め」よりも優越した。」というのであれば、それを最初にしたのが上皇陛下であると、率直にいう方が筋の通った意見になります。
話が横道にそれましたので、悠仁親王殿下のご即位の件に戻ります。
・譲位の先例から考えますと、悠仁親王が即位されるのは、40才前半の頃になります。127代天皇は、悠仁親王殿下だと思っていた考えが、揺らいだということは否定できません。
予想もしていない説明ですが、次の意見になりますと、私の考えと多くが一致します。
・これは根の深いことで、日本の敗戦時にあります。あの時の日本は、「アメリカの民主主義は、正しい。」と、全面的に無批判に、受け入れました。
・上皇陛下は、即位されるまでの間で、アメリカの民主主義教育を受けられました。それまであった皇室の帝王学がなくなり、代わりに民主主義教育を受けられたのは、上皇陛下が最初の方でした。
・上皇陛下の「譲位のご決断」は、今後の皇室のためには、素晴らしいものでしたが、しかし、かすかに「自由意志」の気配があります。
・眞子内親王が、今回のご結婚で「ご意思(自由意志)」を貫かれたのは、そこに源流があります。
・また秋篠宮様が、上皇陛下のご意志を継がれた方であるということについて、私は関係する人物から聞いています。何事もご自分の頭で真剣に考えられ、考えられたことは変えないという強い意志の方です。秋篠宮家の家庭教育では、それが貫かれていると思います。
敗戦後の上皇陛下に関する、民主主義教育以降の氏の説明は、かって私がブログで取り上げた説明と基調が同じです。違うところは、青山氏が上皇陛下や他の皇室の方々を称賛しながら、説明しているところです。どのように聞いても氏の説明は、上皇陛下と秋篠宮様への痛烈な批判だと、私には聞こえます。
・だから秋篠宮様は、お子様たちお二人を学習院でなく、国際キリスト教大学へ決められました。イギリスの王家との比較で考えますと、これは、王家の直系の方が「国際仏教大学」あるいは、「国際イスラム教大学」へ行くことと同じ意味になります。とても考えられない話です。
・しかし、おおらかな日本の社会では、何の反対もなされませんでした。真子様は、こうした中で育たれ、ご自分の意志でご結婚の判断をされました。
敗戦時の皇室を変えたのは、ホイットニー准将が率いる「マルキスト」の米人スタッフでした。日本側の協力者は、まず片山総理大臣で、「11宮家の皇籍離脱」を実行しました。次の協力者は芦田総理で、宮内庁を徹底的に変えました。芦田氏は、昭和天皇のご意志を無視し、田島道治氏を宮内庁長官として送り込み、美智子様を皇太子妃とするための工夫をさせました。
何度も取り上げたことなので、これ以上は冗長となりますのでやめますが、青山氏が私と異なるトーンで説明するので、頭が混乱します。同じことを言っていても、オブラートで包まなくてならないのが、国会議員なのでしょうか。
スペースがなくなりましたので、ここで終わりとし、一番肝心の結論部分を、次回といたします。青山氏も苦悩しているのだと思いますが、私も同じです。「苦悩のブログ」に参加し、少し荷物を軽くしてやろうと思われる方は、どうか次回も「ねこ庭」へ足をお運びください。
鋭くご覧になったと思います。
実は私も書いていたのです。
このリンクの後半です。https://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/b7d48ceb1f13d5a45fa774ba20dcbd61
少し違うところもありますが、青山氏はonecat01さまのように、苦悩して仰っているのだろうか、とふと思いました。
イベントのことは詳しいのですが、要するにこれが
自己表現として真ん中に話していらっしゃるのか、と。おかしいのは左右とも政治家はこのことは話していません。(今のところ)
ドイツのマスコミに書かれたような、事実があるのか、と心配もします。
青山氏のお話がどうもど真ん中ではない、と感じます。しかし青山氏がドイツのマスコミが書いたことをご存知だったら、悩むでしょうね。(これは島田洋一氏が本当に危惧すべき内容と書かれていました。)
篠原氏の驚くべき内容のお話、まさか・・・と思いましたが、次回の貴ブログの記事を心待ちにしています。
貴方のコメントにご返事をする前に、自分のブログを書きました。
馬鹿なことをした立憲民主党が、マスコミの応援も虚しく、議席を逆に減らしてしまいました。枝野氏の代表辞任という、おまけまでつきました。
国民は決して愚かではありません。馬鹿なことを言ったりしたりすれば、そういうリーダーたちには、必ずしっぺ返しが来ます。
皇室の方々はリーダーではなく、もっと高い場所に位置する方々であろうと思いますが、国民の「しっぺ返し」には、変わりがありません。
眞子さま問題につきましては、今回でおしまいにしたいと思います。
真摯なコメントに、感謝いたします。有難うございました。