4. マイナンバーカードと保険証の問題 河野デジタル相の責任問題 ( 10件 )
マイナンバーカードの普及を進める上で、問題点の一つとして言及されていたのが、特別永住者 (在日コリアン ) でした。在日問題は、戦後の日本が抱える重いテーマで、これまで何度か「ねこ庭」で取り上げたことがあります。
ウィキぺディアでは、次のように説明しています。
「 特別永住者とは、第二次世界大戦前から引き続き日本に住んでいる在日韓国人、朝鮮人、台湾人、およびその子孫のこと。」
「2018年末時点で、日本には約32万人の特別永住者が住んでおり、国籍別の内訳では韓国人と朝鮮人が98.8%を占めています。」
かって私は、日本国内で反日活動する在日コリアンと、彼らを煽り立てている日本人の反日・左翼勢力を一まとめにして嫌悪していました。日本を憎み、罵倒する彼らを見ていますと、怒りが抑えられなくなりました。
「そんなに嫌な日本なら、韓国でも、北朝鮮でも好きな国へ帰れば良いでないか。もともと密航してきた不法滞在者なんだから、政府は彼らを国外追放すれば良い。」
ずっとそう考えていた私を変えたのは、次の二つでした。
・チャンネル桜の動画・・【 討論 ! 】在日韓国・朝鮮人と日本 ( H27.4. ? )
・櫻井よしこ氏の著書・・『日本の危機 - 解決への助走』( H28.4. 読了)
チャンネル桜の動画は、反日の在日コリアンと保守活動家の討論で、罵り合いをせず、互いが自分の意見を主張する中身の濃い番組でした。昔は水島社長もこのように有意義な動画を作製していたのかと、懐かしく思い出しました。紹介するのは、この中にいた在日コリアンの老人の意見です。
・私たち在日の多くは、日本に同化し、日本人と仲良く暮らしています。騒ぎを起こし、日本人に暴力を振るっているのは、在日の内の一割にも満たない者たちです。
・日本の政府が、彼らを甘やかすから、いい気になるのです。多くの在日は、彼らのために誤解され憎まれたりするのです。日本の政府は、彼らに厳しくし、取り締まってほしい。
在日コリアンの人口がおよそ60万人と聞いていましたから、過激な反日活動をしている者は5~6万人になります。あの老人の訴えを聞いて以来、過激な在日活動家にだけ目を奪われず、日本に同化している在日の人々のことを忘れてはならないと思うようになりました。
櫻井氏の著書については、平成28年4月の「ねこ庭」で取り上げました。この中で氏が、在日韓国青年会が行ったアンケートの結果を紹介していました。
1. 日本で差別を受けたことがあるか。
(1 ) ほとんど無い・全く無い・・ 58.5% ( 2 ) ある・・ 41.5%
2. 日本に愛着を感じるか。
(1 ) 非常に感じる・どちらかといえば感じる・・ 73.2% ( 2 ) 感じない・・ 26.8%
アンケートの数字を読み氏が述べている言葉に、私は一瞬驚きました。日本に難癖ばかりつける中国と韓国に対し、常に手厳しい反論をする氏からこのような意見が出るとは意外でした。
「この数字を見れば、41.5%の人が、差別されたことがあると言い、26.8%の人が、日本に愛着を感じないということである。」「日本人として、こうした数字の持つ重さを、」「心に刻み込まなければならないのは、当然である。」
「一度しかない一生を、彼らが日本で過ごしていることの意味を読み取り、心して差別や偏見をなくしていく努力を、私たちはするべきだ。」
「なぜなら、大半の在日の人々にとっては、とどのつまり永住の地は日本であり、朝鮮半島ではないのだ。」「彼らの本国では、在日の人々は韓国人や朝鮮人であるよりは、日本人とみなされている現実があるからだ。」
こういって氏は、平成11年の11月の、韓国外交通商相・洪淳瑛(ホン・スンヨン)氏の言葉を紹介しました。
「在日韓国人は生活の根拠を日本に持ち、大半は韓国語が使えず、帰化していなくても日本人だ。」
ネットの情報でしたが、亡くなった盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領はもっと冷酷なことを言っていました。
「在日は、祖国が一番苦しい時に、日本でぬくぬくと暮らしていた裏切り者だ。在日は、同胞ではない。」
韓国外国通商相も同じ冷たい反応だったとは、知りませんでした。
「また祖国のためと、北朝鮮に戻って行った多くの在日朝鮮人が、北の祖国で帰胞 ( キボ ) と呼ばれ、冷たく扱われているのを、私たちは知っている。」
「だからこそ私たちは、日本人や日本から差別をされていると感じている在日の人々の心を思い、差別を無くしていく必要がある。」
彼らが母国で冷遇されるのは自業自得だと思い、一片の同情もしていませんでしたから氏の意見を読んだ時、すぐには納得できませんでした。反日・左翼学者や、反日の野党議員が言うのなら、私は耳を傾けなかったと思います。
「在日の彼らには現実を見つめてもらい、国や国籍についてもっと真剣に、考えてもらうことだ。」
「七割を超える、多くの在日の人々が、日本に愛着を感じていると言う事実を、もっと大切に受け止めることだ。」「彼らを、日本国民として受け入れる日本側の努力が必要だ。」
私にしても、好んで在日の人々を嫌悪しているのではありません。国同士が対立したため、親しかった在日の友と争い、疎遠になった経験があります。大学で同じクラスだった朴君や、空手部で頑張った閔君の顔を思い出します。
「国や国籍を軽んじて参政権を与えることは、真の意味で、どこの国にも属さない浮き草のような民、国なき民 ( たみ ) を作り出すことになる。それはまた、日本の崩壊を招くことにつながると、私たち日本人が自覚すべきだ。」
「その滅びの道に、党利党略で日本を誘い込むのだとしたら、公明党は亡国の党である。それを是とする自自公小渕政権は、亡国の政権である。」
氏の意見は、特別永住者 ( 在日コリアン ) 参政権を与えようとする小渕政権と、公明党に対する反対意見でもありました。だから当時の私は、次のように書いて「ねこ庭」のブログを閉じました。
「櫻井氏の意見を、立派で尊いものと感じました。今回は氏に敬意を表し、自戒してブログを終わります。」
河野太郎氏に関するブログで、なぜこんなにも長々と櫻井氏の言葉を紹介したのか。チャンネル桜の討論の動画での、在日の老人の訴えを紹介したのか。理由を説明すると、「ねこ庭」を訪問される方々にも、息子たちにも、私の思いが伝わると考えます。
残念なことにスペースがなくなりましたので、肝心な説明を次回とし、河野氏のシリーズをそこで終わりといたします。予定外で申し訳ありませんが、ご訪問をお待ちしています。