2番目は、テレビ業界 ( 例・NHK ) への工作結果の報告です。
《 2. テレビのお茶の間番組でも、取り上げられるようになった 》
「テレビでも、色々とりあげられています。」「このあいだ、フジテレビが世論調査をやりましたが、」「『君が代』の法制化については、賛成34%、反対38%と、反対意見のほうが多い。」「『日の丸』の法制化は、賛成46%、反対18%で、賛成のほうが多いが、」「それでも、賛成が過半数をしめる、という状況ではありませんでした。」「まだ国民的討論は、これからという段階ですが、その時点でも、こういう結果がでています。」
『君が代』について、賛成34%、反対38%というのなら、「拮抗している」と言うのが普通です。しかし氏は、「反対意見の方が多い」と説明します。
『日の丸』について、賛成46%、反対18%なら、「賛成多数」と言うのが普通です。この場合も氏は、「過半数を占めていない」と説明します。こういう身勝手な解釈をし、醜い強弁をする所は、中国共産党政府や反日韓国政府と似ています。恥を知らない主張を読んでいますと、「類は友を呼ぶ」の言葉を思い出します。
「お茶の間番組でも、この問題について、」「ずいぶん突っ込んだ議論が、やられるようになりました。」
ここから氏の話が、具体的になりますので、そのまま転記いたします。
「NHKの昼すぎに、『スタジオパークからこんにちは』という番組があるのですが、」「3月10日の放送で、『君が代』と日の丸』をとりあげていました。」「NHKの解説委員の人が出てきて、解説をする。」「最初に、学習指導要領で国旗・国歌といっているんだけれども、」「日本には、国旗・国歌を決めた法律や制度というのは、」「なかったんですよね、と言うと、」「レギュラーの、タレントの高見知佳さんが、」「ああ、そうなんですかと、驚いた顔をし、」「司会者も、法律で決められている訳ではない?、と反問するんですね。」
息子たちに教えておきたいのは、民放と異なり、NHKではどんな番組でも、事前のリハーサルを欠かさない、というのが社内ルールです。ぶっつけ本番で、自由に話をさせるのは民放だけで、公共放送局として、高い誇りを持つNHKは、出演者のアドリブを許さず、台本通りの番組を作ります。
ですから、驚いてみせるタレントの高見氏や、反問する司会者も、咄嗟の言葉や仕草ではありません。不破氏が、そのことを知っているのか知らないのか、私は確認できませんが、息子たちには、NHKのルールを知った上で、氏の説明を読んで欲しいと思います。そうすれば、別の何かが見えてきます。
「そこで、話は、なぜ法律で決まっていないものを、」「学校に押しつけてきたのか、というところに進んで、」「とくに文部省の、最近の押しつけ強化が問題になると、」「解説委員の人が、政治的にも社会的にも、特に何かがあったというわけではない。」「文部省の学習指導要領だけが、一人でどんどんどんどん先にいっちゃった、」「という感じなんですね、と説明されます。」
「『君が代』と日の丸』の、誕生のいきさつについても、」「パネルを出して、詳しい解説があって、」「戦前でも、法律では何にも決まっていなかったことが、明らかになります。」
共産党の委員長である不破氏が、ここまで詳細な説明ができる不自然さに、私の推理(邪推)が頭をもたげます。共産党親派の番組責任者がいて、党の指令通りの台本を書いたのではなかろうか・・・。そうでなければ、多忙な不破氏が、ここまで細かな番組の話をし、出演者の言葉の一つ一つまで、覚えているだろうかと、首を傾げます。
「そこで司会者が、政府のこんどの法制化論というのは、」「校長先生の自殺などを受けて、これを鎮静化させようという動きなのか、」「と聞くのですが、それに対する解説委員の答えが、」「なかなか、筋の通った質問です。」「恐らくそうでしょうね、と言い、」「国旗・国歌は、憲法や法律で決めている国が多いのだから、」「日本が、国旗・国歌を法制化しようというのは、」「それはそれで、自然な考え方だと思うんですね、と言いながら、」「話をもっと、深いところに進めるのです。」
ブログのスペースをオーバーしますが、今回は、一区切りの休憩を挟まず、不破氏の話を続けます。以下は、不破氏が紹介する、NHKの解説者の言葉です。
「ただ問題はね、今回のように、こういう問題が起こったから、」「『日の丸・君が代』を国旗・国歌にします、ということで、」「果たしていいのだろうか、ということなんですよ。」「つまりね、国の象徴でしょ。国旗・国歌というのは。」
「やっぱり国民みんなが、愛して、それに尊敬の念を持てるようなものでなきゃいけない。」「となれば、やっぱり国民的なコンセンサスというものが、」「いると思うんですよ。」「ですから、『日の丸・君が代』について、」「国民みんなが、それでいいですよ、と言えば、それはそれで結構、」
「だけど、もしそうでない人がいるとすれば、もうちょっと議論を深めて、」「そして、何がいいんだろうかということを、考える必要があるんじゃないかな。」「今朝の総理大臣も、『日の丸・君が代』を国旗・国歌とおっしゃっている。」
「そう簡単に言っちゃって、いいのかな。」「つまりね、まったく新しいものを、国民がいろいろ議論したなかで、」「作っていくいうことも、選択肢の一つとして考えることもできるだろう。」「あんまり急いで、この問題があったから、さあ大変だということでやっちゃうと、」「またいろいろ抵抗がでたり、問題が起こってくるんじゃないだろうか、」「ということも、考えていただく必要があるんじゃないか」
そんなことを、簡単に言っていいのかと問われるべきは、解説者の方でないのでしょうか。まして、広島の学校長の自殺事件を、別に何かあった訳でないと、簡単に片づける神経は、正常なのでしょうか
解説者の名前を不破氏は伏せていますが、これはもう、そっくりそのまま共産党の意見です。今の私には、見えすいた茶番劇になりますが、「トロイの木馬」を知らなかった平成11年の番組ですから、実際に観ていたら、洗脳されたかも知れません。ここで、不破氏の話に戻ります。
「話は、そこまで進む。」「最後に司会者が、法律にないというのが、最近知ったような気がしているんですけれどもね。」「そういう動きを、今日は解説して頂きました、と言って終わったのですが、」「お茶の間番組で、こういう解説がやられるということは、いまだかってなかったことです。」「日の丸・君が代」問題について、」「新聞やテレビで、こういうオープンな議論ができるというのは、」「まったく、新しい状況だと思います。」
息子たちや、「ねこ庭」を訪問される方々は、どう受け止められるのか。コメントは不要だという気がしますので、次回は3番目の、アジア諸国への工作結果の報告をいたします。