ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

今日からが本番です - 2 ( 「同じことを、たゆまず主張し続ける」 )

2019-07-22 21:20:00 | 徒然の記
 安倍自民党は勝利したのか、反日野党は健闘したのか。マスコミは相変わらず、勝手な主張を述べていますが、日本を大切にする私から見れば、保守自民党は勝利していません。
 
 選挙が終わりましたので、安倍氏の批判も遠慮せずできます。自民党が勝利したのではなく、自民党の中の獅子身中の虫たちが得票した・・というのが、現実です。
 
 反日左翼の野党に入れるくらいなら、まだ自民党が増しと、そんなに票が集まったと分析する評論家がいません。だから私は、「今日からが本番です。」と、息子たちに語りかけます。ご先祖様から譲り受けた日本を守る努力を、本日から再開です。
 
 田渕氏の意見を、紹介します。
 
 「社会に何か問題があると分かっても、すぐには解決できません。」「その問題がどれだけ重要で深刻か、優先して取り組むべきことなのか、多くの人が理解し、納得して初めて、対策が進むのです。」
 
 その通りで、歴史も証明しています。民主主義の国なら一層そうなります。
 
 「多くの人が課題を認識し、問題意識を共有することで、少しずつ世論が形成されていきます。」「そして政治家や政策立案者に、世論が響くようになると、その課題に対する社会のルール、つまり政策や法律ができることになります。」「社会を変えるには、それなりの時間がかかるのです。」
 
 日本でこれを実践しているのが、沖縄の我那覇真子氏でないかと、常々思っています。「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」の代表を務め、「 世直し、自分直し、沖縄庶民の会」をスローガンに、沖縄県内でキャンペーンを展開しています。
 
 世の中を直すには、まず自分から変わらなくてならないと、家族と共に、地域の小集団活動をするという地道な努力を続けています。沖縄の偏向マスコミが敵であると、狙いを定めています。
 
 チャンネル桜が支援していますが、沖縄の自民党や東京の自民党本部は、なぜか手を差し伸べません。中国の尖閣領海侵犯を糾弾し、国防のための辺野古への基地移転に賛成しているのに、協力していません。党内の親中派か親中の公明党へか、どこに遠慮をしているのか、こういうところに安倍政権の不透明さを感じます。
 
 我那覇氏のことはメインでありませんから、田渕氏の意見に戻ります。
 
 「恩師の言葉に倣って、時間がかかっても社会を良くするため、人を大切にする社会を実現できるよう、これから10年と言わず、30年くらいは努力していかなければと、決意を新たにしています。」
 
 締めくくりの言葉ですが、私も寿命さえあれば、30年でも続けたいと思います。しかし最後に来て、氏は左系の人間でないのかと思えてきました。間違っていたら謝らなくてなりませんが、これまでの経験からすると、「人を大切にする社会を実現する」と、主張する人物にロクな人間がいませんでした。
 
 「同じことを、たゆまず主張し続ける」ことの大切さを、田渕氏と恩師から教えられたのは事実です。余計な詮索をやめ。先へ進みます。ここからが、一番のポイントです。
 
 この重要な役目を担っているのが、マスコミです。全国津々浦々に情報を発信し、10年でも100年でも、「同じことをたゆまず主張し続ける」機能を持っているのはマスコミです。
 
 マスコミは、洪水のような情報発信力を武器に、政治家や役人を何人葬り去ったことでしょう。彼らは「第四の権力」と恐れられ、傲慢な議員の鼻面を引き回します。権力者はマスコミを危険視し、支配しようとします。独裁国家の中国や北朝鮮のマスコミが、何の自主性もないことは周知の事実です。
 
 マスコミは「諸刃のやいば」です。正しく働けば社会の木鐸となり、国民に貢献する公器になります。少し間違うと凶器となり、社会に悪病を広めます。2年前の衆議院選挙の時に書いたブログを見つけましたが、今でも通用します。
 
 「反日マスコミと野党に苦しめられた、保守自民党の議員は、選挙後の安定多数内閣で、私の提案を即実行すべきです。」
 
「  1. 国会議員の二重国籍を禁止する法を制定する。
      該当する議員には帰化を促し、応じない者は国外退去とする。 」
 
「  2. 公共放送法を制定し、NHK役員の二重国籍を禁止する。
  該当する役員には帰化を促し、応じない者は退職させる。 」
 
 安倍総理が本物の保守政治家なら、参院選後に取り組むべきものは、変わらず上記2点です。「憲法改正」に反対し、「皇室の安定」に反対し、捏造記事を全国に発信しているのは彼らです。国を大切にする私たちは、総理の行動をしっかりと見ていきましょう。
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今日からが、本番です。 ( 「社会を変える処方箋」 )

2019-07-22 18:51:08 | 徒然の記
 今回の参院選の投票率について産経新聞は、「できれば行く」と答えた人と、「期日前投票を済ませた」人を合わせると、計85.8%になると予想しました。
 
 本日、読売新聞が、総務省による発表として、次の数字を記事にしました。
 
  1.   参院選の投票率(選挙区選)は、48.8%
  2.  前回平成28年参院選の54.7%から、5.9ポイント低下
 
  3.   衆院選を含め、全国規模の国政選として過去最低だった、平成7年の参院選( 44.52% )以来、24年ぶりに50%を割り、同年に次ぐ低投票率
  4.   男性の投票率49.42% ・・  平成28年参院選より、5.71ポイント低下
  5.   女性の投票率48.22% ・・  平成28年参院選より、6.08ポイント低下
 
 保守系の新聞と言われる産経を、反日の朝日と同列に論じる気はありませんが、85.8%と48.8%と大きく違う数字を並べますと、ここにマスコミの捏造報道の「原点」を見る気がします。
 
  1.  総務省の数字には、期日前投票者数が加味されていない。
        2.  産経の予想には、「できれば行く」と答えた不特定多数が、加味されている。
 
 1、2を考慮し、産経の記事を読んでいけば、「大ウソ」と断定できなくなりますが、私の実感は「大ウソ」です。投票率の予想は、社会を混乱させる大問題でないと、忘れられていくと思いますが、読者を誘導するというマスコミの意図は残ります。
 
 反日マスコミの「改憲反対論」や、「女性宮家賛成論」の報道にも、読者誘導の意図が隠されています。指摘されても言い訳ができるように、産経の予測記事同様、巧みな逃げ道が用意されています。右も左も、マスコミのやることは同じです。
 
 これに関連した面白い記事を、偶然思い出しました。7月14日の、千葉日報のシリーズ記事に、「社会を変える処方箋」というのがありました。
 
 執筆者は、大阪国際がんセンター・がん対策センター・疫学統計部副部長という、長い肩書きの人物でした。記事のタイトルが、「社会医学の心得」「繰り返し伝え、変えていく。」でした。氏が本気で、社会医学の道に進むようになったのは、恩師の言葉がきっかけだったと言います。恩師の名前は、田淵貴大という学者でした。
 
 「世の中の理不尽な現実に、怒っていただけの、若かりし頃の私に向けられた、恩師の言葉が胸に突き刺さりました。」「残念ながら、社会は正しくはできていません。悪の組織をやっつける戦隊ヒーローのように、必ず正義が勝つわけでないのが、現実社会です。」
 
 「正義を振りかざしても、ダメだよ。」 ・・  これが恩師の戒めだったそうです。
 
 「恩師は、正義を大義名分のように振りかざすのでなく、現実と折り合いをつけて、とはいえ、しっかりと戦う作戦の立て方を、教えてくれました。」
 
 「田淵くん、10年間言い続けるんだよ。」
 
 「恩師は、1つの問題に、長期間関わり続けることを、教えました。」「社会を変えるため、人々に自分の考えを知ってもらうためには、10年間は同じことを繰り返し繰り返し、主張していかなければならないという教えでした。」
 
 思い返せば大東亜戦争に敗れて以来、日本がアメリカや中国、韓国・北朝鮮からさられてきたのが、これでした。聞き慣れた別の言葉で言いますと、「嘘も100回いえば、本当になる。」という作戦です。
 
 「日本は中国と韓国を侵略した。」「極悪非道な軍隊がアジアの国を踏み荒らした。」「日本こそが、世界の悪の原因だった。」
 
 別名、「自虐史観」とも言います。事実が明らかになるにつれ、今はこの考えが間違いだと気づいていますが、戦後73年間言い続けられたせいで、まだ信じている国民がいます。
 
 共産党や立憲民主党を、熱心に支持する人間がいる事実がこの証明です。安倍総理が保守政権と思えない、日本破壊の政策を実行するため、左翼と区別がつかなくなりました。腹立ち紛れに反日野党に投票した人間が、いるのかもしれません。
 
 10年間主張し続ければ人を変えられると、恩師が教えています。7倍の73年間も、自民党と反日野党が、国民に事実を言わなかったのですから、混乱して当然でしょう。
 
 マキアベリや孫氏や家康を持ち出すまでもなく、古来から政治家たちは、庶民の心を束ねる策を研究しています。レベルが低下したと言っても、政治家と名がつけば、自民党も反日野党も、「たゆまず主張し続ける」ことの重要性を知っています。氏の恩師の言葉に、私がうなづき、参院選の反省材料としたのはこのためです。
 
 田渕氏はひねくれた人物でありませんから、率直な意見を述べています。息子たちに聞かせたい言葉なので、次回も続けます。
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