OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

四つ葉のクローバー その2

2011年05月15日 | 今日このごろ
前回のクローバー、探していただけましたか?クロちゃんコメントありがとうございました。
幸せはここにあります。



一番右のは五つ葉かもしれません。
ちょっと怪しいのもありますが、7本の四つ葉・五つ葉がありました。この画面内に写っていて葉の数が分かるものは、57本ぐらいありますので、なんと一割以上が四つ葉です。
驚くべき率ですね。

九州新幹線の開通

2011年05月10日 | 鉄道
開通した九州新幹線の博多―新八代に乗ってきた(3月中旬)。
当初はついでに鹿児島に足を伸ばし、できたら佐多岬あたりを歩いてこようかと思っていたのだが、自粛して開通部分のみの日帰りとした。


「さくら」車内

小倉から「さくら」に乗車。博多駅から車窓に注目した。博多から博多南はJR西日本の博多南線(営業キロ8.5km)であるが、大部分は九州新幹線と共用している。最後の300メートル程が実際に分離していて、ホームが一面一線の小さな駅である博多南に到着する。九州新幹線下りからはこのホームは防音フェンスで見えない。九州新幹線は鹿児島本線とはかなり離れたところを通過するため、見慣れない景色が連続する。新八代で降車。さすがにこの駅の利用客は少ない。駅前も寂しい。高架下に斜めに交差する鹿児島本線があるが、驚いたことに在来線と新幹線の両駅はつながっておらず、一度改札を出なければならない。


右が新幹線、左が在来線の新八代駅

というのも、博多―新八代間が未開通だったときには、在来線の特急と新幹線は同一ホーム上で乗り換えをしたので、駅構造の配慮をする必要がなかった。
その時に使われていた連絡線は、在来線の上り方向約800mあたりから左(西)側に分離してカーブを描きながら高度を上げ、新幹線駅のすぐ手前の高架上で現在の新幹線と合流していた。なお現在は新幹線との合流付近に高いフェンス扉が設置してある。この連絡線は将来軌間可変車が開発されればその施設として用いられるというが、実際にはここで新幹線・在来線をつなぐ特急などを想定できるかというとそうでもない。それで、連絡線は「鉄道遺産」となってしまった。


手前が在来線。遠くに連絡線とさらに向こうに新幹線が見える。

時間があるので、新八代から熊本までは在来線を使うことにする。在来線改札口は非常に寂しく、改札員さえ不在。小倉までの切符が欲しかったが新幹線駅にもどらないと買えないのでやむを得ず熊本まで購入。


無人の在来線改札。

すぐに上り普通列車があって発車し、前方を見ると、連絡線の分岐部分がよく見える。


在来線から見た連絡線の分岐。

熊本までは30分ほど。ここで昼食の後新幹線で北九州へ。熊本駅の在来線「みどりの窓口」は混雑していて、駅員さんが「新幹線の方は新幹線駅の窓口がすいています。」と案内している。アメリカ人のカップルがこれに戸惑っていたので案内して新幹線駅の窓口へ。在来線の地下を通る通路ができている。こちらの窓口もちょっと混雑している。うまくいっていないようだが、在来線駅を高架化する計画のようなので、それまでは仕方がないのかもしれない。
これで全鉄道乗車完了。博多南線は実際には大部分が九州新幹線と共用されているが、時刻表の地図表記に従って別計上としておく。こんなところは全国にいくつもあって、実態とはかけ離れた距離計算となる。私の計上方法では、なるべくJTB時刻表の地図に合わせるが、成田スカイアクセスと北総鉄道の関係(「時刻表」では別線のように表記されている。)だけは同一線としている。
せっかく全鉄道乗車完了したが、3月27日には名古屋地下鉄が延伸されて、また「残り1線」の状態に戻ってしまった。後日その地下鉄も乗車したが地下部分の乗車はどちらかといえば不毛な作業で、本ブログでは省略。

化石新産地

2011年05月06日 | 化石
モノレールに乗っていたら、西側の山にちょっとした崩壊があるのに気付いた。登山路のある山で、以前魚類化石の出たところに近いはず。そこで友人Kさんの車で出かけた。家から10分ほど。行って見ると、崩壊場所の石は化石を産することの少ない硬質砂岩だったのであきらめて、別のところに向かう。
その場所は散歩中に気付いた農道の横である。さっきのところから車で南へ5分ほど。しばらく見ていると、小さな化石片に気付いた。


シダ類。紙片は1cm。

これはシダの小葉。わずかに葉脈も見える。クラドフレビスかな? 白亜紀前期の関門層群のもの。関門層群は全体として植物化石が乏しいので、期待できるが…..。散歩中の私と同年配の男性が二人ほど「何をしているんですか?」と尋ねて通り過ぎる。このあたりは、通る人たちが挨拶を交わす。さらに探すともう一つ。


シダ類。紙片は1cm。

シダの葉の先端かと思われる化石。ほかにKさんは小葉が4枚付いた化石を見つける。大きな破片はないので、残念ながらお開きにして帰宅。1時間半ほどの短時間の採集だった。


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石ふしぎ大発見展

2011年05月05日 | 化石
4月29日から5月1日まで大阪天満橋で開催された「石ふしぎ大発見展」に行ってきた。東京の二つの大きなショウ(新宿・池袋)にはたびたび行ったが、大阪展は初めてなので期待した。結論から言えば、大阪展は化石の出店が少なくてちょっとがっかりした。外国の業者さんが少なくて、珍しい化石(たとえ買えなくても)が見たい私としては残念だった。原発の影響かな?


恐竜関係では、日本の店にハドロサウルス類の骨があった他は、おなじみのスピノサウルスやカルカロドントサウルスの歯ばかりだった。アンモナイトもほとんどがマダガスカルのもの。しかも磨いてあるのが多かった。



三葉虫はモロッコのが多く、微細な棘を掘り出したレベルの高い(従って価格も高い)ものと、もう少し手の出そうなものが分化してきたような気がする。



瀬戸内海のナウマンゾウの出品もあったが、個人で買うものでもなさそう。
せっかく行ったのだから、少々のお土産の他に何か、と思ったがなかなか無い。やっと「マダガスカルの白亜紀の魚」という標本に気がついた。たぶんウミユリの萼部だと思ったのでその旨お店の人に告げた上で購入。


大阪に宿泊して、翌日少し鉄道に乗って帰る。日帰りでも良かったかもしれない。