温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2016 恩人の逝去No3

2016-11-30 06:42:29 | 日記・エッセイ・コラム
昨夜は通夜。
私の知る限り、こんなに葬儀場を入りきれないほどの参列者で埋め尽くした通夜もない。

また、今まで榛原町長時代にお世話になった職員という職員が、会場のいたるところで別れを惜しんでいた。
それほど、職員から親しまれ、また信頼を得ていた証。

単に有能な首長だけではなく、職員から親しまれる人望の厚いトップであった。
助役時代には、職員と町の駅伝大会に、また町長時代も、職員と得意のソフトボールで大会に出るなど、市政をリードするとともに、公私にわたり職員と一緒に苦楽を共にした。

時には熱く、また時には感傷的に。
こんな首長が今の時代にいるだろうか!?
合理的でありながら泥臭い、時には精神論を口にする首長は、今の時代というよりは一昔前のリーダーといわれるかもしれない。
しかし、こんな殺伐とした社会、経済、自治だからこそ、ウェットな政治感覚が時と場合に必要に感じる。
幸運にも、そんな一面を持っている今のトップに続けて仕えている自分の身に感謝である。

さあ今日は午後告別式。
どうも、逝く間際に自分の葬儀はこうしろとメモを長男に手渡した、セルフプロデュースの告別式のようだ。

病魔と最後まで戦い続けたその最後の最後の意識の中で、自分の引き際も考えていたとは・・・。
やはり尊敬に値する恩人であった。






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2016 山もみじの葉刈り | トップ | 2016 恩人の逝去No4 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事