温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2020 気になる言葉・・・ストレス

2020-09-23 07:08:24 | 気になるニュース
GO TO キャンペーンの後押しとともに、全国一斉にこの4連休でタガが外れたように、人の移動が始まった。
おそらく、キャンペーンを画策した政府としては、まずまず、そして観光地の商店街、宿泊施設などは、何とか胸をなで下す。

昨夜のニュースは、各地の盛況ぶり、帰りの高速道路の大渋滞を映し出して、その功罪を報道していた。
ただ、気になるコメントが、どのニュースを見ても耳に付いた。

今までのストレスがたまっていたので、この機会に出てきた・・・。
子どもたちがストレスをため込んでいるので、解消のためにきた・・。
なんと、その子どもが、外出してストレスが解消されたとのコメント・・・。

ストレス・・・!?
ストレスっていったい何!?
まだ小学生の子どもが大人顔負けに(!?)ストレス解消と言葉に出す。

私は、よく人間ドックで、その事前の問診票でのストレスがあるかの問いに、過去すべて無しの回答をしてきた。
もちろん、ストレス的な、不満、違和感、日ごろの壁を目の前にした閉塞感は常に持つ。

ただ、心の持ちよう、それを乗り越えれば、後はパラダイス・・・。
そんなストレスとのおつきあいを長年してきた。

しかし、この頃では、そのストレスという言葉自体、疎遠になっている。
観念する変わりようもない生活には、もうストレスなどの感覚も薄れる。
さすがに、この還暦をとうに越した歳になれば、目の前の壁など、立ちはだかりようがない。

そんなストレスのない生活から見て、このコロナウイルスでの報道の中で、若い家族、小学生から高校生まで、簡単にストレスを言葉にして、その解消に、思い切ってここまで来たとのコメントは、やはり気になる。

そのストレスは本物なのか・・・!?
単に家の中で、自分、家族と正面に向き合うことが苦しいために、それがストレスとなり、一秒でも早く、外に飛び出したいと、GO TO キャンペーンに背中を押され、のこのこ、遠出をしてきたのではないのか・・・!?

だれもが持つストレス、ストレスを軽々しく見るのは、心理学者から見れば大顰蹙を買うかもしれない。
また、こんな考えは、GO TO キャンペーンの促進を阻害する考えではある。

でも、家の中から出て、観光に浸れば、ストレスは無くなるのか・・・!?
日ごろ感じる家の中でのストレスは、やはりその原因となるものが解決しなければ解消しない。
旅先から帰ってきて家の中に一歩踏み入れば、またそこからストレスが始まる・・・。

GO TO キャンペーンで観光を楽しみたいなら、ストレスなどという言葉は使わず、単に、キャンペーンの恩恵にあずかりたいから、素直に、秋の始まりを感じたいのでと言えばいい。

この名勝、名物を求めてきました、もともと出ることが大好きと素直に言えばいい。

なまじっかストレスという言葉を使うことは、新型コロナウイルス感染拡大防止に反して、心苦しいながらもわざわざ出てきたことへの単なる言い訳、しかも、説得力のない言い訳にしか私は見えない・・・。

親は子どもの前で、ストレスという言葉を簡単に使うことは避けるべきだ。
子どもが成長し、ようやく心のバランスを乱す時期になって、その時の状態を説明するための言葉としてストレスを子どもに伝えればいい。

こういう私は、みなさんのように行楽にいそしむ余裕もなく、日常生活で満足する田舎おやじ。
まあ経済が活性化して、新型コロナウイルスとお付き合いがうまくできる世の中に、一刻でも早くなってほしいと願う者である。

台風は、当初の予報に反し、静岡県の沖合を通るコースとなったようだ、影響も少なさそう・・・。
さあ今日も頑張っていきましょう!

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