for 高次脳機能障害者ミニコンサートＮｏ３１

今日は、沼津で静岡県東部高次脳機能障害者家族ミニコンサート。

来週は、西部の家族ミニコンサート。これで３週にわたって静岡県の東中西部３カ所のコンサートが終了する。

それにしても、今日の演奏は反省ばかり。

始めのオリジナル曲「明日への想い」は、スムーズにスタート。

しかし、次の出だし定番「夢の中へ」が、思うように弾けない。

実は、夢の中へは、この頃あまり弾いていなかった。

本来は、この曲は、我々バンドの導入歌。何はさておきばっちり決めたい曲である。

しかし、今日は、乗りも悪い、わたしは指の押さえを間違える。

そんな出だしであった。

これを冷静に今考えると、もちろん私の練習不足は当然！

しかし、定番を練習する以上に、次から次への新たな曲の挑戦で、定番がおろそかになっている、と言わざるを得ない。

このところ、練習のたびごとに曲目が増える。

みんな歌いたい曲はもちろんある。

しかし、本番間際の練習時に、これをあれをとリクエスト。

結局それに集中するあまり、今までの曲がおろそかになっている。

我々おやじおふくろバンド「茶レンジ」は、専門家がいるわけでなく、素人集団。

リードギター、ベース、フルート、ピアノそれぞれのパートを自前の練習でカバーする。

ただし、そのスピードは、スタジオミュージシャンなんかと違い、数週間は必要。

その場であれは、これはといわれても、それは弾けるかもしれないが、その前後との組み合わせは、なかなかスムーズにいかない。

ましてや、原曲を聞いたことがない曲を演奏するのは困難。

せいぜいＣＤでも配られれば、それを聞きながら何とか原音に近づこうと挑戦するが、ＣＤもなし。

ましてや楽譜だと配られるものは、単なるギターコード譜。

前奏、間奏、エンディングのリード、ベース音、フルートのパート、ピアノのメロディーなどまったくないもの。

どう演奏すればいいのか。

今日の「心の旅」の出だし、リードギターのピーズ氏が、その出だしが思い出されず、うろたえる。

あの冷静かつ精密なピーズ氏のあんな姿は見たくない。

あのピーズ氏でさえ、今の新たな曲に振り回され、つい９月、３ヶ月前につま恋で演奏した無意識のうちに指が動くはずの「心の旅」の出だしを忘れて弾けない。

この次の２０日は、高次脳機能障害者ミニコンサート最終。

これは、何とか今の状態で乗り越えるしかないが、その後は、冷静に考えて、この「茶レンジ」をどうするか考えていく必要がある。

聞くところによると、というか、私も気になっていたが、みんなのコーラスに頼って、あまり声を出さないでいるパートもいるようだ。練習不足でも、間違っても、みんなで声を張り上げ、歌うべきだ。

これからの「茶レンジ」がどうなるのか・・・。

おやじバンドコンテスト「つま恋賞」を受け、またせっかく１月３日の静岡新聞特集号で取り扱っていただけるおやじおふくろバンドがこのままでいいのか、苦渋の境地だが、あえて問題提起をさせていただく。

これも、ひとえに楽しく、これからも長く演奏し続ける「茶レンジ」のため。

ぜひご意見をいただきたい。

２０日は、Ｔ塚氏を除き、ほぼフルメンバー。

一生懸命恥ずかしくない演奏を高次脳機能障害者ご家族に、クリスマスプレゼントとして贈りたい。