昨日は、久しぶりの結婚式。
さすがにこの頃結婚式というものに久しく出たことがなかったので、その演出ぶりに驚かされることばかり。
まずは私自身初めての教会での挙式。
これには参加者全員が式に加わるということを初めて知った。
招待状をよく読んでいなかったのが悪いのだが、神前結婚式のつもりで、式には家族や濃い内輪の親戚のみでやると思っていた。
だから、家族ではない私たちは、挙式の間は式場のどこかで時間を過ごせばいいと思っていた。
ところが、案内係から、みんなはすでにチャペルに入っているとのこと。
今から挙式が始まるので、入ってくださいという。
こちらはそんなつもりではなかったが、参加者の姿が誰一人として見当たらず、もしかすれば本当にみんなチャペルの中に入っているのかと大きな扉を空け中を見ると、神父がちょうど中央に立っていて、すでに賛美歌が流れ、まさに今から新郎新婦の入場の場面であった。
気づかれずこっそり入ってよかったが、下手をすれば、私たち夫婦がそのまま神父の前に行き数十年前の挙式を再現することに・・・!?
それからは、指輪の交換やみんなで賛美歌を歌うなど、映画で見るような挙式を体験。
おごそかな中にもステンドグラスやこだまする賛美歌など、華やかなところもあり、神前(私たちは仏前であったが)挙式にはない独特の雰囲気を味わうことができた。
それにしても、招待状をしっかり見なければ・・・。
もうすでに参加者は受付を済ませ、受付がいなく、みっともなかったが用意してきた祝儀を結局新婦の親、つまりいとこに直接渡す事に・・・。
このチャペルでの挙式が終了したところで、すぐに披露宴が始まるのかと思ったら、外での演出が待って(!?)いた。
新婦は保育士。彼女が受け持つ組の子どもたちがお祝いに来てくれていた。
このサプライズには新婦も感激。
次によく新婦が持つブーケを未婚の女性が集まる中に後ろ向きで投げて、それを拾う場面をよく見かける。
昨日は2階のバルコニーから下ろされた未婚女性の数のリボンの一つに新婦がブーケをくくりつけ、下で待ち受ける女性たちのリボンの一つにスルスル降りて来る仕掛けであった。
そしてそのブーケを手にしたのは、実の妹。
なんと姉妹のつながりの強いこと。
それにしても、昨日は30度をだいぶ超す真夏日。
その午前11時ごろの炎天下の中で、フラワーシャワー、園児たちからの花束贈呈、ブーケ、そして園児たちのためだろう、バルコニーからお菓子投げと、ほぼ30分くらい(実際にはもう少し短いと思うが、それほど傍から見ている者にとっては、長く感じた。)続けられた。
その間の参加者の移動や、リボンの準備、菓子用の袋配りなど、結構準備に時間がかかり、その間みんなは適当な木陰を探し陽を避ける。
もう私たちも礼服で汗ばんでいるが、新郎などはもう汗だくだく。
この時期の外での演出は、手際良く願いたいと思った。
その後ようやく披露宴の式場に入り、汗が引くのを待つ。
それからの式の中身も、大きなスクリーンを使った新郎新婦の歩みや来賓からの映像のメッセージなど、チャペルでの式から披露宴が終了するまでの3時間ほどは、中身の濃い印象的な結婚式であった。
新郎新婦には、今日集まってくれた友人、同僚、親族などの心温まるメッセージなどを胸に、幸せな家族を作っていくであろう。
それにしても暑い日であった。