中国から発出した気球がよりによって、偏西風の勢いにもかかわらず、自在に行く先を操り、いつしかアメリカ本土を縦断飛行し始めた。
しかもそのコースがアメリカの防衛拠点を舐めまわすかのように、的確な位置取りを取っていた。
気球が意志を持つように偏西風の流れに逆らって、アメリカを横断するか・・・!?
さすがにアメリカは穏やかではない、さっそく、国内での被害を回避しながら、気球がアメリカ本土を通過し大西洋上に至ったところで撃墜する。
アメリカは、気球を回収しこれから装置の分析をするだろう。
一方、中国は、気球の出どころは中国と認めたものの、あくまでも中国政府、軍部は関わらず、民間の気象観測用の装置が搭載した迷走気球であり、過剰な反動はしないようにと、釘をさす・・・。
でも、形勢は中国不利。
いまさら相手国の対応に、文句を言える立場か・・・!?
少なくとも、中国政府が認める民間企業の気球とはいえ、では何のために民間企業は気球を飛したのか・・・。
中国政府が、身に覚えのないというなら、中国民間企業が表に出てきて飛ばした理由、観測の意図を公表すべきだ、また中国政府は明確にすべきだ。
民間気球であるなら、そこを統制できない中国政府の落ち度が見えてくる、だから、今回の気球は、防衛情報の収集の中国政府と軍部との結託した作戦だと考えてしまう・・・。
人の領土に飛んできた訳も分からないものを、煮ようが焼こうが中国は文句を言えない立場だろ!。
これから今回の気球の目的がアメリカから公表される、その時の中国報道官の苦み走った顔を見たいものだ・・・。
ただ、この気球は過去日本国内でも注目されたが、この時政府、防衛庁は指をくわえ眺めていただけ・・・。
危機管理において、やはりアメリカと日本とは格段に差がある・・・。