いろんな意見がある、それは薄いor濃い関係、与党or野党の関係、利害の有るor無しの関係、安倍元総理から良い印象を受けるようなことがあった方or悪い印象を受けるようなことがあった方・・・、賛否の根底を考えるときりがない・・・。
こんなに様々な議論が起こる安倍元首相の国葬を早々に決断してしまった岸田首相の判断ミスの色が濃い。
安倍元首相狙撃直後からの弔問の様子は、さも国民すべてが安倍元首相の死を惜しみ悲しんでいるという光景に映った。
それを見た自民党首脳が党葬を格上げして国葬に踏みこんだとしても、その場では正当化する勢いがあった。
しかし、実は安倍元首相の政治責任、実績に疑問を持つ国民がまた一方にいたということを見誤った岸首相、早々に国葬を表明してしまった。
その後、葬儀の費用が発表されると血税を使うことへの反論が湧き出てくる、しかも、発表額プラス警備の人件費を計算すると、政府の発表とはだいぶ額がけた違いになってくるようだ。
ただ、もう国葬は決まっている。
不謹慎かもしれないが、今の政権の強引な判断により、致し方ない、これが政党民主主義のパワーバランス。
自民党の国民の認識の分析過ちはあるかもしれないが、国会の第1党が実行するといった場合は、もう手の施しようがないのではないか。
政権がいつか与野党逆転し、今の野党が政権を取れば、野党のだれが死のうと国葬にすればいい・・・。
ただし、強引にでも行う国葬だが、法に照らし合わせ違法なことはできない、また前例としてはならない。
国葬の前にハードルとなる法の整備は行っておいた方がいいのだが・・・。
こんな物議を交わす国葬だが、唯一岸田首相にとってプラスに転換できる要素がある。
地球温暖化、ウクライナ戦争、習主席の継続などに対する日本の立場をしっかりと世界に向けてアピールする時が今!
安倍元首相の国葬で世界から集まる要人たちと、いかにこれからの世界平和に向け日本が主導権を取るかのまさに絶好のチャンス・・・。
ポジティブな性分なので、どうもヨクナイこともイイように解釈してしまう傾向が私にはあると反省するのだが・・・。