国連の発足の大事な目的は、第2次世界大戦後の戦争のない地球の平和と安全を維持すること・・・。
そしてロシアが残念ながら一員となっている安保理の目的は、
1 紛争当事者に対して、紛争を平和的手段によって解決するよう要請したり適当と認める解決条件を勧告したりすること
2 紛争による事態の悪化を防ぐため必要又は望ましい暫定措置に従うよう当事者に要請すること
3 平和に対する脅威、平和の破壊又は侵略行為の存在を決定し、平和と安全の維持と回復のために勧告を行うこと
4 経済制裁等の非軍事的強制措置及び軍事的強制措置を決定すること
おいおい・・・、常任理事国はこんな崇高な責務があるのか・・・。
そんな常任理事国は、第2次大戦後のどさくさにまぎれ、なんとなく選ばれた(!?)連中ではあるが、国連憲章にのっとり、世界各地の紛争を一刀両断に解決する責任を負う機関ではないのか・・・。
ところが、その構成員の中に、まさに戦争を起こす獅子身中の虫、当事者がいるとは・・・。
そんな組織では、紛争当事者に解決勧告をしようにも、本人が真ん中にいて屁理屈を言って拒否権を発動し、勧告も何もあったものではない。
常任理事国とはいったい何なのか・・・!?、もう常任理事国という機関の機能は失っている。
そして、そんなロシアを常任理事国から排除できない国連組織は、ルールに不備があるということだ。
もし、戦争を続けたいなら、プーチン氏は常任理事国を放棄して大義名分を押し通すべきだ・・・。
常任理事国に胡坐をかき、一方で戦争犯罪を犯すプーチン氏、卑怯この上もない・・・。
もちろんそんなプーチン氏の言い分をまともに聞く国などはいない。
ただ、世界から孤立化し、また戦況も芳しくない窮地に追い込まれるプーチン氏、手負いの獅子は何をするかわからない・・・。
今、ロシア国内では、予備軍と称しての徴兵制をプーチン氏が断行するようだ。
そして、今まで沈黙していたロシア国内から、戦争反対の声が上がり始めた。
鬱積したロシア国民感情がどうプーチン氏の心を揺さぶるか・・・。
あるいはプーチン氏は、鉄の心臓、冷徹な心を露わに、自暴自棄に陥るのか・・・。
おそらくプーチン氏が核の発射スイッチを押す時は、プーチン氏自ら自分の命を捧げる(!?)という美徳の哲学で、さも勝ち誇ったような自己満足の中での一瞬かもしれない、しかしそれは人類にとって、最悪のシナリオ・・・。
その狂気の沙汰に陥るプーチン氏の回りに、スイッチを押す手をはねのけるまともなロシア人がいてほしいのだが・・・。
このままだと、本当にロシアの国民は、何もできない木偶の坊とのレッテルを張られることになる・・・。