写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

やってみようよ

2009年12月23日 | 岩国検定
 周南市で「第1回歴史博士検定」というご当地検定試験が実施されたことを知った。調べてみると、山口県下ではすでに下関・山口・長門市でご当地検定が行われている。
 歴史もあり錦帯橋を擁している観光都市岩国にそんなものはない。そんなことをやってみようという動きも全くない。一個人や学校の教育の一環で検定問題を作ってみたり、読み物として自費出版したものがあることは知っている。
 市民に岩国のことを良く知ってもらい、もっと愛着と誇りを持ってほしい。よく知った上で、史跡や自然や文化を見直せば、違った新しい見方ができるのではないか。
 そんなことを考えながら、気心の知れた仲間に「岩国検定実行委員会」というものを立ち上げてみようじゃないかと数日前から声をかけていた。現在8人の男女が話に乗ってくれた。歴史が趣味だという男も入っている。
 今日の午後、市役所のある課に出向いた。昨日、担当者に電話で主旨は話しておいた。40歳くらいのやる気のありそうなおしゃれな男であった。私の電話の後、インターネットで全国のご当地検定をすでに調査してくれている。前向きな姿勢に期待したくなる。市の支援を顔を合わせて依頼して下がった。
 帰り道、ある新聞社の支局に立ち寄り、来春早々に立ち上げる実行委員会の発足会には取材してもらうようお願いをした。この仕事?は、周りの色々な人の協力なしではうまくいかない。新聞などでの広報活動も大切だと思ったからである。
 はてさて、どんなことになるのか。「出来ることをやるのでは面白くない。出来そうもないことをやるのが面白い」と誰かが言っていた。高杉晋作ではないが「おもしろき こともなき世を おもしろく」か。
  (写真は、広島のご当地検定テキスト「ひろしま通になろう」)