写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

晦 日

2009年12月30日 | 生活・ニュース
 「日ごろの怠慢がたたり、連日体力勝負の年末の大掃除がやっと終わった。私の担当は家の内と外回りの清掃だ。外壁の洗浄、花水木とケヤキの落ち葉の掃除と枝の剪定。2階寝室と書斎の掃除。すべてのガラス窓の拭き掃除。徹底的なトイレ掃除。
 風呂場のタイルの目地の汚れは、昨年導入した高圧洗浄機でやってみると、新品同様の真っ白い目地に変身してくれた。
 奥さんは帰ってくる二人の息子たちのための用意は、尽きることなく今も何やらやっている。『無償の愛』を、また目の前で見せてくれる。
 年末の力仕事が一段落すると、私には大きな別の仕事が待ってくれている。岩国エッセイサロンの会員の、この1年間の活動の集大成である同人誌「花水木」第4号を編集し、年明け早々に印刷屋へ持っていき、製本をする仕事である。
 会員は19名、今年の新聞投稿掲載数は136編。昨年の104編に比べると大きく飛翔したことが分かる。会員の前向きな姿勢にただただ感心するばかり。ページ数も昨年の180ページに対して205ページとなっている。
 一応仕上げたつもりの原稿を、年末年始の騒々しいテレビの音を聞きながら、もう1度最後の校正をやり、新年5日には印刷屋に持ち込むことにしている。
 今年で4回目の年末の作業。昔は思ってもみなかったが、年末の私の充実した時間がこうして過ぎていく。会員の皆さんの喜ぶ顔を想像しながら……」。
 以上は昨年の12月30日のブログを、単に数字だけは今年のものに当てはめ直した文章である。やっている力仕事は例年とまったく同じであることがよく分かった。こうしてまた1年、年を加えていく。今年も暮れる。
  (写真は、最終段階の同人誌「花水木の原稿」)