写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

変革の成否

2005年01月25日 | 生活・ニュース
 官庁であれ会社であれ自治会であれ、各家庭に至るまで、そこにはその組織のトップリーダーたる者が必ずいる。

 今からちょうど12、3年前、バブルが弾けた後、世の中「変革」という言葉の嵐が吹きまくった。トップの誰もが「変革」を口にし始めた。
 
 今もってなお、政治の世界は「変革」を高々と唱え続けているが、どこが誰が何がネックになっているのか、遅々として進展しない現状を毎日目の当たりにしている。

 言うは易く行なうは難きこの「変革」というものは、果してどうすれば本当に実現していくのだろうか。

 私が思う一番肝心なポイントは、なんと言ってもその組織を率いているリーダーの信念の強さ、やる気の度合いではないかと思う。

 リーダーが陣頭に立ち強い信念を持って、やる気になってやることにより「変革」を果たせた例を私はいくつも目撃し、経験もしてきた。

 逆に口先だけで、やる気のないリーダを頂いた組織は「変革」の実現は愚か、やる気満々の部下までがみんな萎えていく。

 その意味で、ことの成否は組織のリーダーの選別で決まることになる。「誰をリーダーに選ぶか」選ぶ人の責任が一番重い。「変革」が進まないのは、リーダーを選ぶ人のレベルが低いだけである。
    (写真は、三角定規の「へん」「かく」)